球界トピックス

1月12日


 槙原、先発再転向へ猛アピール!
契約を保留していた槙原が、この日、都内の球団事務所で2度目の交渉を行った。徹底抗戦も辞さない構えでいた筈の槙原だったが、結局、前回より400万円上乗せの1000万円アップの2億2000万円(推定)の提示に陥落。しかし、名球会入りを諦めてまで臨んだ抑えとしての低評価と、中継ぎに回され(たり、V逸が決まった後、二軍に落とされたり、自分が投げる時に名手・川相を外したりし)なければ、タイトルを取れたかもしれない。職場を(桑田に)奪われて屈辱的だった」と茂雄の嫌がらせ采配に嫌気がさしている事で「決めるのは現場だが、フロントには先発をやりたいと主張した。キャンプでも先発のつもりで調整する。去年も150kmを3度もマーク出来た。カリメロは同じ年だし、メイは(使えるかどうか)よく分からないでしょ。僕にも争う資格がある」と今季の先発再転向を猛アピールした!

 ニックン、川相の影に恐怖! 故障回避へ必死の調整!
昨年、茂雄が名手・川相を幽閉したいが為に、競争する事なくショートのポジションを与えられたニックンだが、依然として、名手・川相の影に怯えている事が明らかになった。昨年も同時期に右ふくらはぎを痛めて、キャンプは二軍スタートとなった事もあり「とにかくケガをしない体を作りたい」と、ハード自主トレを敢行中。ひと度、故障で離脱する様な事があれば、いかに茂雄と言えども、川相を出さない訳にはいかず、川相は試合にさえ出れば、必ず結果を残す男であり、その儘、ポジション奪われるのは間違いない、と言う危機感を抱いている模様だ。

 情報戦勝利へ、柴田猛氏と嘱託契約!
破戒僧・清原はともかくとして、川相をスタメンから外してなお「90勝出来る」とほたえたナベツネだったが、久々にまともな補強を画策していた事が明らかになった。茂雄ヘッポコ采配をフォローすべく、古くは'79,'80年の広島の連続日本一に貢献するなど7球団でコーチやフロントを務めた柴田猛氏と嘱託契約を結ぶ事で合意に達していたのだ! 昨年、ペタジーニ(ヤクルト),ゴメス(中日)と言った同じ打者に続けて被弾する等、スコアラーの情報力を問われていた事で、情報収集、データ解析部門の強化に向け、柴田氏に白羽の矢が立った。現役時代は南海でノムさんの控え捕手を務めつつ、兼任でバッテリーコーチをもこなしていた柴田氏は、セ・リーグでは横浜以外の4球団に所属していた事で生きた情報も豊富。セ・リーグの捕手のくせは殆ど知っている、とまで評される柴田氏を登用する事で、球団側は、名手・川相抜きでも90勝出来ると見ている様だが、それは絶対に無理だろう

 新助っ人、アリアス&プリードを獲得!
オリックスは、この日、前パドレスのジョージ・アリアス内野手(27)と、独立リーグ・ソマーセットに所属していたカルロス・プリード投手(28)と正式に契約を結んだ事を発表した。アリアスは年俸50万ドル(推定)で背番号「5」,プリードが年俸20万ドル(推定)で背番号「91」に決定し、いずれも契約金はなし。メジャーに5年間在籍していたアリアスには正サード、秋季キャンプでの入団テストに合格したプリードは左のワンポイントとしての活躍が期待されている模様。これで昨年からの残留組である下痢ニールとウィリーと合わせて外国人4人体制となったオリックスだが、仰木さんは「投手と野手、もう一人ずつ獲得するつもり」と補強に余念がない様子だ。