東海テイオー(前回1位)
■創立/1995年
■球団事務所/東京都練馬区
■本拠地/府中競馬場
■優勝回数/2回(1999年,2000年)
■通算投手成績/365勝351敗215S 勝率.510 防御率3.73
■通算打撃成績/.270 833本 3652点 635盗 832犠
|
開幕予想オーダー
|
投手スタッフ予想(△は左投手)
|
●昨年からの期待値:総合7位(打撃5位,投手8位)
【野手】 昨年からの期待値/.268 113本 520点 57盗 113犠(+α:カブレラ,緒方)
巧打:★★★/長打:★★★★/機動力:★★☆/犠打:★★★☆
史上初のV3を目指す「東海」だが、その道は安泰とはいきそうもない気配。昨年はぶっちぎり1位の期待値が算出された打撃部門も5位と低迷している。+αとしては、オープン戦でまずまずの打撃を見せているカブレラ(L)にかかる期待が大きい所だ。また、昨年は足の故障で戦線離脱し、満足のいく結果が残せず、復活に燃える緒方(C)は故障の影響から盗塁数の減少こそ免れないものの、パンチのある打撃は健在で、一昨年の様な爆発を期待したい。気になるのは2年連続して本塁打を量産している主砲・ペタジーニ(S)。左膝骨挫傷により、オープン戦も殆ど出場していないなど、調整が遅れており、開幕スタメンも危うい状況。間に合ったとしても、故障の後遺症が出ないとも限らず、心配されている。長打力では成長著しい岩村(S)にも注目。年々、その打棒には確実性が出てきており、今年はいよいよ30発の期待がかかる。チームリーダー・片岡(F)は爆発力こそないものの、底値が高く、相変わらず、四球を選びまくって、ポイントを稼ぐ存在になりそうだ。盗塁,犠打と言った小技面は真中(S),東出(C),小関(L)の小兵トリオがしっかり稼いでくれるだろう。司令塔の西山(C)も犠打のポイントゲッターとしてはそこそこ定評がある。控えに目を移してみると、一昨年「東海」に入団以来、チームを優勝に導き続けているジンクスを持つ堀(M)を3年連続してゲット。今季は出場機会が大きく減りそうな雰囲気はあるが、このジンクスはある意味、心強い。金村弟(L)が左ふくらはぎ肉離れの影響で開幕スタメンが危ぶまれているが、丁度、その金村弟の代役となりそうな村上(L)をしっかり抑えている辺り、抜け目がない。守備力には定評のある前田(Bu)は打撃面での弱さが足を引っ張っており、阿部とのレギュラー争いに勝てるかどうかがポイントになりそうだ。成長株の和田(L),赤田(L)は、まだブレイクの予感はまだ感じさせておらず、何とかひと皮剥けて欲しい所だろう。
【投手】 昨年からの期待値/42勝38敗6S 勝率.525 防御率3.44(+α:具,吉見,帆足,横山)
先発:★★☆/抑え:★☆
打撃陣以上に苦しい布陣なのが投手陣。+α要員が多いとは言え、期待値8位では優勝を目指すにあたっては、不安が大きいか。しかし、低い期待値の割にはインチキ二段モーションが冴え渡り、オープン戦絶好調のハマのチンピラ(YB)を初め、先発陣の顔ぶれはなかなかに蒼々たるもの。その中でも最も上積みが期待されるのは、昨年僅かに3試合にしか投げていない横山(C)だろう。十分な成績を残せる潜在能力を持っているものの右不安定肩でフルシーズン投げきれるかどうかが懸念される。同僚の高橋(C)は昨年は先発,中継ぎ,抑えと起用法がコロコロ変わって振り回されたが、今季は山本新政権とあって、先発に専念出来そうで、白星を積み重ねそうだ。川越(BW)もオープン戦ではまずまずながら、やはり故障上がりとあって安穏とは出来ない状態。左のエース・メイ(G)はキャンプ中に「クレイジーだ!」と称した階段駆け登りをやらされて以来、不機嫌な状態が続いており、更なる茂雄の嫌がらせ政策によりいつ造反劇を起こすか分からない。昨年、4度に渡る完封負けを喫するなど負け運に取り憑かれた豊田(L)は、その不運ぶりが払拭されているかが鍵だろう。新天地での躍進が期待される鶴田(C)は先発もこなせ、ローテの穴埋め的存在として期待される所だ。一方、リリーフ陣は新助っ人の具(BW),ルーキーの吉見(YB),帆足(L)と蓋を開けてみなければ分からない新戦力ばかりだが、果たして、どれ程、化けてくれるか!? 具が絶対的なストッパーとして活躍してくれると、随分と楽な展開となりうるだろう。尚、吉見はオープン戦の不調から開幕は二軍スタートが決定している。