熊本キャッスル(前回不参加)

■創立/1993年
■球団事務所/熊本県玉名郡
■本拠地/熊本県営藤崎台球場
■優勝回数/1回(1993年)
■通算投手成績/429勝438敗138S 勝率.495 防御率3.80
■通算打撃成績/.270 876本 3851点 529盗 868犠

昨順
順位
投手
球団
正選手
昨順
順位
野手
球団
守備
12
▲3
森慎二
▲1
J.マッケンジー
16
▲5
五十嵐亮太
▼9
高木大成
1B
▼7
ゲーリー川村
YB
▲2
阪口大助
2B
−8
春風亭半ケツ
11
19
野村謙二郎
3B
新10
藤田太陽
▲4
宮本慎也
SS
新11
A.ニューマン
▲6
ハイツ田口
BW
OF
×
再15
葛西稔
新12
P。バルデス
OF
▼16
桑田真澄
13
−13
秋山幸二
OF
18
▲17
正田樹
初14
T.ミッチェル
DH
△18
山村宏樹
Bu
 
 
 
 
 
 
控野手
×
初25
相川亮二
YB
20
−20
飯田哲也
OF
21
−21
桧山進次郎
OF
24
▲22
上田佳範
OF
×
初23
大島裕行
1B
×
初24
平下晃司
OF
  
 
 
 
ドラフト外
 
 
 
 
 

開幕予想オーダー  
阪口大助
野村謙二郎
ハイツ田口
T.ミッチェル
J.マッケンジー
P。バルデス
秋山幸二
高木大成
宮本慎也
ゲーリー川村

投手スタッフ予想(△は左投手)  
先発
ゲーリー川村
△春風亭半ケツ
△A.ニューマン
桑田真澄
山村宏樹
藤田太陽
中継
△正田樹
葛西稔
五十嵐亮太
抑え
森慎二

 

●昨年からの期待値:総合10位(打撃11位,投手7位)

【野手】 昨年からの期待値/.271 71本 406点 68盗 101犠(+α:バルデス,ミッチェル,大島)
     巧打:★★★/長打:★☆/機動力:★★★/犠打:★★★☆

2年ぶりの参戦となった古豪「熊本」だが、流石に、保有権なしの上に初挑戦のドラフト間接参加の壁は厚かったか、打撃部門の期待値は最下位に甘んじた。高木大(L),ハイツ田口(BW)と実戦的にはともかく、ポイント的には中途半端な選手が多く、全体的に小粒な印象を受ける。最多本塁打が核弾頭の阪口大助(G)と言う段階で苦しい展開が目に見えると言っていい。これを何とかフォローしたいのが、バルデス(H),ミッチェル(H)の新助っ人コンビ。オープン戦ではクリーンアップとしてはやや物足りない感が否めないが、本番で大化けする事を期待するしかない。ミッチェルはかつての問題児・ケビン・ミッチェルの従兄弟である辺りも不気味で、キャンプ当初の体重オーバーも「ミッチェル一族は太ってるんだ」などとほたえて、サボっていただけにグラウンド外でのトラブルがない事を祈るばかり。昨年、初の3割を打った宮本(S)には小技面のポイントゲッターとしての期待が大きい。苦しい展開の中、精神面で支えて欲しいのがベテランだが、野村(C),秋山(H)といずれも故障の影響から開幕一軍から外れる可能性が高いのは何とも痛い。こうなると、今やリーグを代表する捕手へと成長したJ.マッケンジー(H)には攻守のまとめ役としての負担が大きくなってきそうだ。スタメン勢が苦しい状況とあっては、レギュラー当落線上にいる桧山(T),飯田(S),上田(F)と言った面々には何とか意地を見せて欲しい所。キャンプ時には「F1セブン」の一角として持てはやされた平下(T)は出塁率の低さが課題から、代走守備要員と化しかねないが、ここは開き直って、代走のスペシャリストとして走りまくって貰いたい。相川(BW),大島(L)はまだまだ発展途上の段階で大きな期待をかけるのは酷と言うものだろう。

【投手】 昨年からの期待値/50勝51敗46S 勝率.495 防御率3.90(+α:藤田,ニューマン,正田)
     先発:★★★/抑え:★★★★

間接参加でも互角に戦える事が立証されているのが投手部門で「熊本」もしぶとく期待値7位に食い込んだ。しかも、+αたる選手が多いので、更なるポイントアップが期待される。+αの中で最も期待が大きいのは何と言っても、ルーキー・藤田(T)だが、オープン戦ではいい時と悪い時の差が激しく、やや使いづらい所を見せており、ノムさんの信頼感はイマイチ。開幕ローテからは外れそうな気配で中継ぎ降格か、二軍調整の可能性も出てきている。一方、2年目ながら、パ・リーグ新人王争いに食い込めるか注目されていた正田(F)も適性が中継ぎではなく先発にあった事が裏目に出て、開幕一軍からは外れてしまい、ファームでじっくり仕上げて巻き返しを図りたい。新助っ人のニューマン(S)は198cmの長身から繰り出すチェンジアップが冴え、先発ローテとして活躍の予感を見せている。現有戦力ではこれと言った先発の柱がいないのが苦しい。桑田(G),ゲーリー川村(YB),山村(Bu)は投げてみなければ分からない状態で、昨年は新人ながら9勝をマークした春風亭半ケツ(G)も果たして、2年目のジンクスか、オープン戦では打ち込まれていて不安を残している。一方、リリーフ陣はなかなか充実した布陣。森(L),葛西(T)のダブルストッパーに加えて、150km超の快速球が冴え渡る売り出し中の五十嵐(S)がセットアッパーとして君臨。不安の残る先発陣をこの3枚看板でフォローしていきたい所だろう。