川口ワラビーズ　1999

川口ワラビーズ（前回不出場）

■創立／1995年
■球団事務所／埼玉県川口市
■本拠地／浦和自動車教習所
■優勝回数／０回
■通算投手成績／92勝84敗19Ｓ　勝率.523　防御率4.01
■通算打撃成績／.270　246本　1017点　104盗　149犠
■スローガン／胸がときめくトゥルーロマンス

●過去の上位指名選手

　１位２位３位４位５位

1996年 落合(G) 西崎(F) 河原(G) 仁志(G) ミューレン(M)

1997年 落合(F) 桑田(G) 野村(C) 立浪(D) ゴメス(D)

1998年 不出場

　

●日日スポーツ記者によるドラフト上位指名予想（※は保有権のある選手）

　山井安久水原新城上泉

桑田(G) ◎ ▲ 　 ◎ ◎

松坂(L) 　 ◎ ◎ 　　

モスラ(G) 　 ○ ○ 　 ▲

無冠の帝王(G) ○ 　　　　

ゴメス(D) 　　　 ○ 　

J.マッケンジー(H) 　　　　 ○

斎藤雅(G) ▲ 　　　　

エセネオエセ松井(L) 　　 ▲ 　　

ローズ(YB) 　　　 ▲ 　

二岡(G) × 　　　　

清水(G) 　 × 　　　

石井一(S) 　　 × 　　

ローズ(Bu) 　　　 × 　

星野(BW) 　　　　 ×

　

★指名選手、記者予想

前身球団の「鳴鏡」は、昨年限りで引退した落合博満氏を高く評価し、毎回１位指名していたが、落合氏の去った今、絶対的な本命を挙げる事は難しい。しかし、基本的には、巨人の選手ないしは、セ・リーグの選手と言うのが特徴であり、その線でいくと桑田(G)の指名は大いにありうる。また、昨年、不参加の影響による集客力の低下を補う為、話題沸騰の松坂(L)を指名してくる事も考えられる。巨人のスター選手と言う点では、モスラの線もある。集客力もあり、打率、打点、長打共に、期待出来るので、不足はないだろう。ただ、以前と大きく異なる点は、リーグ史上発の二人マスター制を導入している事。新たに加わったマスターは正反対にオリックスびいきのパ・リーグ派であり、机上の理論では、選手のチェック網に漏れはなくなった事になる。復帰シーズンを堅実に飾るつもりなら、過去に指名しているゴメス(D)や、Ｒ．ローズ(YB)、Ｔ．ローズ(Bu)の指名が普通だが、諸未に走ったり、目新しさに魅かれる様な事があると、大怪我をする可能性もあるだろう。新人選手の指名予想は、参加回数が少ない為、過去の傾向から判断するのは苦しい所だが、両マスターの傾向は、巨人とオリックス。だが、オリックスの１位指名を受けた新垣（沖縄水産－九州共立大）は入団を拒否している事から、巨人のビッグネームである上原、二岡の指名の可能性が高い。加えて、ひとエピソードありそうなタイプに興味を持つ可能性も大きいので、同じく巨人の隠し玉・高野と言った線もあるだろう。名前に特徴のある藤川(T)辺りにピッとくるかもしれないが、出番がない可能性が高いだけに、流石に、その可能性は低いか…。【水原】
　

前年度不参加で保有権がなく、出場回数も「３３億円」に並ぶ最少（３回目）、そして、何より、史上初の二人マスター制の導入と言った理由から、指名の予想に関しても、かなり難航した。一昨年に参加時のマスターは巨人寄り、今季から加わったマスターはオリックス寄りと言われているが、どちらが主導を握るのかで、予想も変わってくるからだ。しかし、オリックスで１，２位クラスとなると、実際の所は、鈴木一朗くらいしかおらず、これは「Sailor」が保有権を行使する事が、必至の為、除外。その鈴木と共に、マリナーズキャンプに参加した星野が過去の実績を踏んで、辛うじて可能性が残ると言った所か。下痢ニールも、それなりだが、心情的に、それ程、強い繋がりがないと見られている。一方、巨人からとなると、候補は目白押しだが、保有権を持っていない為に、全ての選手に競合抽選あるいは、保有権による一方的敗戦の可能性が待っている。比較的、抽選に持っていける可能性が高いと思われる選手を挙げてみると、桑田、無冠の帝王、清水辺りだろうか。斎藤雅、モスラも、可能性がなくはないが、分の悪い賭けである事は間違いないだろう。また、'96年に、ルーキーの仁志を４位指名している実績から、二岡に過度の期待を持って、指名してくる事も考えられなくはないだろう。また、２名の記者が本命に挙げているゴールデン・ルーキー・松坂(L)だが、前述の仁志の様な例もあり、巨人でないにせよ、大物新人については、早めに仕掛けてきかねないと、他球団も警戒しているとか…。一昨年、指名しているゴメス(D)も、獲得出来る可能性の高さを考えると、ここで指名しておくのも、手と言えるかもしれない。何はともあれ、今までの傾向からして、勝利への執念は、あまり感じられない球団であるだけに、活躍の可能性ばかり考えて予想をしていては、裏をかかれかねないのは確かだろう。また、３年前の大会では吉村２０位決戦で「安久」に抽選勝ち、２年前には、ワッチー宮本１５位決戦で「ダビデ」（現・アブリアル）に抽選勝ちと、巨人寄りの球団にとっては、脅威の存在である事は間違いない。「アブリアル」が、リズムが崩れるとガタガタになる傾向があるのに対して、優勝候補の「安久」は下手に趣味を奪うと、勝利至上主義へ方向転換する為、「川口」は、リーグ全体の流れを左右する存在になるやもしれない。最大の鍵を握るのは、やはり、新たに加わったもう一人のマスターの存在だが、果たして、どんなドラフト戦略を見せるのか！？【山井】

	１位	２位	３位	４位	５位
1996年	落合(G)	西崎(F)	河原(G)	仁志(G)	ミューレン(M)
1997年	落合(F)	桑田(G)	野村(C)	立浪(D)	ゴメス(D)
1998年	不出場

	山井	安久	水原	新城	上泉
桑田(G)	◎	▲		◎	◎
松坂(L)		◎	◎
モスラ(G)		○	○		▲
無冠の帝王(G)	○
ゴメス(D)				○
J.マッケンジー(H)					○
斎藤雅(G)	▲
エセネオエセ松井(L)			▲
ローズ(YB)				▲
二岡(G)	×
清水(G)		×
石井一(S)			×
ローズ(Bu)				×
星野(BW)					×