安久ブルヴァール(前回1位)
■創立/1993年
■球団事務所/神奈川県藤沢市
■本拠地/藤沢八部球場
■優勝回数/3回(1994年、1995年、1998年)
■通算投手成績/400勝332敗139S 勝率.546 防御率3.48
■通算打撃成績/.273 988本 3845点 559盗 896犠
■スローガン/Stand and Fight
●過去の上位指名選手
●日日スポーツ記者によるドラフト上位指名予想(※は保有権のある選手)
★指名選手、記者予想
昨年、二冠を獲った今夜の松井さん(G)は、今季から取り組んでいる三本足打法も、オープン戦で結果を残しており、4年連続で保有権を発動してくるのは、ほぼ間違いないだろう。問題は、昨年、奪三振率の年間記録を塗り替えた上に、暴投の記録も塗り替えた男・石井一(S)だ。ここに来て、左足に原因不明の痛みを発しており、開幕も微妙と言う噂が飛び交っているからだ。体調万全である事を前提に石井を本命にしたが、今や、保有権のない桑田(G)を強行指名してくる可能性の方が高いと見ている。「安久」は、伝統的に、ローテーション投手がなかなか確立出来ない傾向がある為、椎間板ヘルニア手術からの復帰を図るジョニー黒木(M)や、オープン戦好調のミンチー姉さん(C)に保有権を発動させてくる可能性もあるだろう。また、「安久」と言えば、名手・川相(G)について触れねばなるまい。11球団中、最も川相を執着を持っている球団として有名だが、一昨年は「33億円」、昨年は「山本」と2年連続して競合した所を執念の抽選勝ちと、薄氷を踏む思いで獲得している。今季から復帰の「川口」も、巨人と友好関係を築いている球団であり、ライバルが更に増えてしまった格好となったが、果たして、今年も、競合してしまうのか、注目される。特に、川相の価値をロクに分かっていないと言われている「33億円」に持っていかれた場合のショックの程は、絶大と思われ、その後の指名に多大な影響を及ぼすのではないかと見られている。だからと言って、今季、茂雄は、二岡(G)の事で頭が一杯で川相を無下に扱う可能性が大で、それを考えると、必要以上に高い順位で指名する事も出来ないが、番記者・山井は、大穴として上位指名を予想している様だ。下位指名にも触れておくと、実力の割には、異様に気に入られている礒(M)を今年も狙ってくる可能性が高そうだ。また、毎年、あまりにも足を引っ張った選手を一名、永久追放処分としている「安久」において0勝7敗、6.04の成績にも拘わらず、将来性を期待されて、生き残った杉本友(BW)にも注目しているのではないかと見ている。新人では、福留(D)を高く評価していると言う噂が飛び交っているが、レギュラーでの獲得には慎重になると見られており、逆に、控えとなると、獲得は困難。別の意味で、注目しているらしいアメリカベースボールアカデミー出身のディーノ(M)に大化けを期待して下位ギリギリで狙ってくる可能性も…。例年の傾向では、ここ4年続けて、即戦力になりそうな投手をやや低めの順位で獲得しており、つまり、入団時から、新人王が取り沙汰される程の注目を浴びていない即戦力投手を狙ってくる可能性も高い。福原(T)、松(H)、立石(F)辺りが、有力だろうか。チーム事情も考えると木村(BW)辺りも面白い。巨人派として知られる「安久」だが、上原(G)はともかく、名手・川相を差し置いて、二岡(G)を指名する事は、ありえないだろう。また、恒例行事となっていた「アブリアル」との吉村20位決戦が、昨年でピリオドを打ち、今年、それに変わる因縁の対決が生まれるのかも、ドラフトを楽しむ上でのポイントの一つと言えるだろう。今季、新しい伝説が産まれる事に期待している。【新城,水原】