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2001/06の歳時記

 

26日

棚からぼた餅(その2)。の巻

現在執筆中。


24日

棚からぼた餅。の巻

現在執筆中。


13日

R32GT-R・6速ミッション搭載(後編)。の巻

夕方、ショップに向かうまで、ガレージの棚を組み立てる。

そのほかにもやらなければいけないこともあり、完成には至らなかったが、ひとまず汗を流して出発の準備をする。

昨日電車で帰ってきた道を、再び電車に乗り、魚住まで向かう。

西明石から、「現在西明石です。」と連絡を入れ、魚住到着時間を計算して貰い、駅まで迎えに来てもらう。

魚住に到着し、駅前で待っていると、どこからともなく聞き慣れた音がしてきた。

駅前の大きな一本道、真っ青な車体にカーボンクロスのボンネットを纏ったマシンが近づいてくる。

それは紛れもなく俺のGTRだった。

やや淡いブルーに彩られたGTRは俺の目の前で停車し、心地よい音色を奏でていた。

「とりあえず、試走を兼ねて店まで。」と磯野チーフを助手席に乗せ、おそるおそるクラッチを繋いでいく。

が、今までのOS技研のトリプルと違い、HKSのツインはメチャメチャ軽かった。

俺的な感覚ではオヤジのカローラよりも軽いのでは?と思えるくらいだった。ただ一つの難点(問題点?)を除いては・・・

プル式とプッシュ式が換わったせいで、半クラが全くと言っていいほど無いのだ。

逆にこれまで以上に気を使う、ナーバスなマシンになってしまったような気がするが、R34オーナーはみんな同じ思いなのだろうか?

しばらく店の中で作業内容を聞いて過ごし、ラッシュタイムを過ぎた頃に帰る準備をする。(←ほぼ閉店間際。)

実際の作業内容は至ってシンプルである。

@32のミッションを降ろす。

Aトランスファーの位置がやや後ろに在るため、干渉する部分のボディを、普段のうっぷんを晴らすかのごとくブッ叩く。

BHKSの専用(?)クラッチを取り付ける。

C34のミッションを乗せ、オイルを入れる。

D専用(?)プロペラシャフトを組み上げる。

ごくごく単純に、この5行程でOKだそうだ。Aの行程で室内に変化が起こりそうだが、影響はない。

これで一区切りにするつもりだったが、ショップに通い始めたことでまたやりたいことが増えてしまった。

今度はF−CONとサージ変更&シングルスロット化でレスポンスアップだな。

そんな未知の期待感をグッと心の奥にしまい込み、阪神高速を家路へと向かう。

料金所や信号でノッキングやエンストを繰り返しながら・・・


12日

R32GT-R・6速ミッション搭載(前編)。の巻

ついに10年目のGTR改造計画のラスト(?)を飾る時が来た。

以前から入りの渋かった4速を修理するついでにR34・GTRの6速ミッションを搭載するのだ!

渋滞を嫌い、早朝からGTショップ・ENDLESSへと向かい、店の駐車場で寝る。

どれくらい寝たのだろう?心地よい、それこそ心に響くエキゾーストサウンドで目が覚める。

ショップにみんなには「よく眠れましたか?」と軽くからかわれる。

よく眠れたかどうかは別として、目覚めがすごく良かったのは紛れもない事実である。

チューンドエンジンとステンレスマフラーが奏でる、最高の目覚ましで目覚めることが出来たのだから。

とは言え、まだ寝起きでぼけた頭をスッキリさせるのに、常人が飲むより甘めのコーヒーを飲み、スイッチを完全にONにする。

以前CPUのリセッティングの際に聞いていた取材が伸びたと言うことで、今日ここに滞在する理由は無くなった。

朝から晩まで一日目一杯かかりつけになれば、出来ない作業ではないが、それを強要することで作業が雑になっても困るし、その為に

ショップの名に傷が付くのも嫌だったので、ゆっくり2日間と言う時間を掛けて、取付を行って貰うことにする。

昼過ぎ、最寄り駅まで送ってもらい、家路へと向かう。

台車を貸してくれると言う話もあったのだが、ガス代に高速代がもったいない(爆)ので、電車で帰ることにする。

そもそも台車を借りたら明日ショップに来るときに思いっきり帰宅ラッシュに引っかかってしまうではないか。(苦笑)

高鳴る胸を押さえつつ、明日出来上がってくる新生R32・GTR−6速バージョンが楽しみである。


10日

「Wesker’s Report・2(?)」の巻

今日は神戸のコミックワールドでバイオハザード合わせ。

俺も久しぶりに電車で神戸へと向かう。(但し大阪まではゼファーで。)

三宮でモモちゃん、みやび嬢、林氏と待ち合わせ、初のサンボーホールへと向かう。

が、距離にして一駅分とは言え、歩くには日差しの強い一日だった・・・

会場に着くと、既に更衣室はバイオハザードの世界に満たされていた。

それはまるでバイオハザードの舞台がある控え室であるかのように。

やがてほとんどの人間が着替え終わり、更衣室を出る。

一瞬にして会場内の空気が変わる。(笑?)

長々と談笑の後、集合写真やシチュエーション写真を撮り、イベント終了前に会場を後にする。

会場で合流したみなみ嬢も交え、三宮へ食事に出る。

そこでは深夜の通販番組ネタなどで盛り上がり、イベント後のクールダウンのつもりがさらにヒートアップしてしまったようだ・・・

やがてそれぞれの帰路に着き、俺は大阪駅から風を全身に感じながらゼファーを駆る。

もうそこまで歩を進めてきている夏の訪れを感じながら・・・


03日

「Wesker’s Report」の巻

My name is Albert-Wesker・・・

<以下日本語訳>

2001年6月3日。私は東京ビッグサイトで行われる「DOLLS・PARTY 5th」(以下ドルパ5)へ参加するために東京に来ている。

まだ6月の掛かりだと言うのに、、恥ずかしげも無く照る付ける太陽が私の肌を焼く。

 

私は今回のドルパ5にてどうしても手に入れなければならない物があった。

それはGウィルス会場限定BIOHAZARDシリーズのクリス、クレア、そして私自身でもあるウェスカーの3体である。

他にも金田のバイクなどの「AKIRA」シリーズが欲しかったのだが、出発前のチャットにて「ボークスHP上にて発売中止の告知有り」

と教えられ、見に行くと「諸般の事情で発売することが出来なくなりました」と書かれてあった。

どうせ版元が版権をギリギリになっておろさなかっただけのことだろう。

話が逸れてしまったので、元に戻すことにしよう。

 

そのBIOシリーズを入手せんがために「ボークス商品購入列」(一般ディーラ商品購入列)に並んでいたのだが、午前7時頃に限定商品

購入のための整理券を配布し始めた。

が、そこでまた新たな問題が発生したのである。

楽しみにしていたBIOシリーズのうち、クリスとウェスカーが(この時点では)発売延期というアナウンスが繰り返されたのである。

「何のために大阪くんだりから来たんじゃい?!」

などと、腹を立てても「発売されない物は発売されない」ので、仕方無しにクレアの整理券だけを入手する。

「発売されない商品に意味はあるのでしょうか?」などと、どこかで聞いたフレーズが頭の中を駆けめぐる。

そんな苛立ちの中、真っ赤な皮のジャンバーに真っ赤な皮パンツ、そしてブラウンのグローブにブーツ。さらには間違いなく見覚えのあ

るカプセル。彼は間違いなく金田のコスプレをしていたのであった。

ビッグサイトをバックに写真を撮らせて貰おうと思いもしたが、こちらのカメラの準備もできておらず、またその彼もディーラー参加口へ

と姿を消していった。

まぁあれだけの格好だ。館内でも容易く見つけられるだろう。

 

やがて時計の針が8時を指し示す頃、さすがにスタッフが暑さに負けたのか、それとも列整理の第一段階の為なのかは解らないが、

まずボークス列を館内に入れ始めた。

見覚えのある、と言うか毎年夏と冬に訪れるこの場所はこんなにも広かったのか?と思わされるくらい静寂に包まれていた。

いや、皆それぞれに話をしていたのだろうが、夏、冬のアレに比べて静かなだけなのだろ。

やがてボークス列の整理が終わると一般列を入場させ、列の整理に取り掛かる。

一通り列の仮入場が終わると、あとは時間の問題だけである。

 

10時になり、拍手と共にシャッターが開き、列が動き出す。

入場が始まると会場内はそれまでの静けさが一変、一気に賑わいだす。

私の今回の任務はまだ始まったばかりである。私の地に墜ちた信用を回復するには、手に入れなければならない物が多すぎる。

カタログとマップを手に、いったんボークスの列から離れる。

このマップにはあらかじめ、どの様に廻れば効率よく、しかも欲しい物を高い確率で手に入れられるかまで書き込まれていたのだ。

あらかじめ外に並んでいたときに整理券を入手していたので、ドルパ会場時間内ならいつでも購入することが出きると言うことを確認

し、一般ディーラーを先に廻ることにする。

 

一般ディーラーではフローラルミント(Pia3)を出品予定のディーラーへ最初に足を運ぶ。

が、しかし其処にはフローラルミントの衣装が見あたらなかった。

聞けば「もう作り始めていたんですが、試作が完成後に腕が入らない状態で・・・」と、設計ミスを悔やんでいた。

しかし他の作品を見る限り、このディーラーは次回から要チェックリストに入れなければならないと思った。

そのあと、前回のドルパ4で買いそびれた「美紗さん」を買いに行くために次のディーラーへ。

 

だがドルパ5は私を試すかのように試練を与え続けた。それともこうなることこそが運命だったのか?

「美紗さん」を発売する予定であったディーラーでは「版権申請の回答が遅かったために、作れませんでした・・・」と、この私以上に悔や

んでいた。

ディーラーを責めることは出来ない。ディーラーは版権の申請が下りなければそれに関する作品を作れないからだ。

それこそ「売れない(売ってはいけない)商品に意味はあるのでしょうか?」の状態であるのだから。

売ってはいけない物を作るよりは、売っても良い物を作るのが売り手側として正しいことだと思う。

これでおそらく、いや確実にあの「美紗さん」を入手するチャンスは2度と無いだろう。

今回のことで「以後、再販するかは決めかねている。おそらくは再販はしない可能性が高いです・・・」と言うことなので・・・・・

だが「美紗さん」が入手できなかったからと言って、応援を辞めるわけではない。

これからも頑張って欲しいディーラーである。

 

「ちぃ」の衣装を出しているサークルへ行き、無事入手する。

ただここも「ナチュラル・ZERO+」の「鞠乃」の衣装を出すはずだったのだが、やはり版権申請の関係で・・・

今回許可を貰っていないので、あえてディーラー名は出さないが、ここのディーラーさんには前回のドルパ4より良くしてもらっている。

ドール初心者の私にとっては心強いディーラーである。

 

その後は無事に入手するべき物は入手した。

しばし休憩していると、館内放送で「クリスとウェスカーの購入予約をお受けします。」と言うので、早々にボークスのブースへと向かう。

これで何とかバイオシリーズは揃ったわけだ。

ただ、今これを書いている今現在、手元には届いては居ないのだが・・・

 

ボークスブースへ戻ったついでに、発売中止になった「金田のバイク」の完成品を、せめて写真にでも収めようと思いもしたが、アンブレ

ボークスの防衛部隊に捕まり、それまでに納めてきた情報(写真)を取り上げられても任務失敗になってしまうので、耐え難きを耐え

るしかなかった。

 

イベント終了時間に近づき、余計な荷物を宅配便で送り、友人達と食事に向かう。

食事と言っても、マクドナルドでの食事なのだが、朝から何も食していなかったので、非常に美味く感じる。

マロンパイは最高に美味である。

食後のんびりと怠惰な時間を過ごし、疲れを抜く。

特に私は完徹に加え、サイズの合わないブーツで会場内を歩き回ったので、疲労度は夏コミ3日目並みである。

仕方なく、もう一泊し、としまえんでのCODE:Veronicaをモチーフにしたアトラクションに行きたかったのだが、さすがに無理である。

 

やがて友人と別れ、東京駅で指定を変更し、新大阪駅へ向かう。

車内ではアッという間に熟睡モードに。

気がつけば新大阪駅まであと5分と言うところだった。

新大阪駅からゼファーに乗り、高速を飛ばして、帰宅する。

 

すぐにシャワーを浴びて汗を流し、布団の上に寝転がる。

そして気がつけば朝日が俺の部屋に射し込んでいた・・・・・

 

今回の任務は必ずしも成功とは言えない。だが失敗でないのも事実である。

次回の任務は夏コミである。

夏コミこそ任務を全うし、我が野望を達成する新世紀最初のコミケなのだから・・・・


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