INGレーベルからインディーズ発売されたカセット『シーモンキーズ』の収録曲についてまとめてみました。下記サイトや著書から引用・参照させていただきました。そちらもご覧ください。 |
![]() 【ホームページ】 ◆「みうらじゅんの俺コン!」 ◆「青森ロック大臣 練馬調査室」 【本】 「小説推理」(平成10年12月号) ※左記画像 「浮世供養 ~さらば、青春の日々~」 (池田貴族・著) |
タイトル | 解 説 |
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微熱が続いた夜 | 曲提供はみうらじゅん氏。高校時代は吉田拓郎とボブ・ディランに影響受けまくりだった氏が、美大時代、ポップス調の曲も作ってみようと思い立ってできたのがこの曲とのこと。作った当時ソプラノボイス、この収録時は少しハスキーな歌声も甘酸っぱい。 タイトルの「微熱」は、松本隆氏の著作『微熱少年』から取ったという。俺コン!でこの曲のMP3データをダウンロードして聴けます(ソプラノボイス!!)。 |
御伽姫 | 和嶋慎治氏作の同名の小説のサウンドトラック?として作られた曲。小説の内容は、家出をした少年が花火屋の因業婆が裏でやってる淫売宿の白痴の少女と恋に落ちるというもの。 また、恋の告白の為に作った曲でもあり、その後「ノブコ」(表記不明)と言う曲を経て、相手が替わるごとに曲を作っていては埒があかないと、「御伽姫」を作ったとのこと。 |
ロンリネス | (曲提供、池田貴族氏による解説) 『中学時代、陸上部の先輩に「ムーミン」とよばれていた、いじめられっこがいた。私の方が年下なのに、「池田先輩」と慕ってくれていた彼。事実、入部は私の方が先だった。/そんな彼を久しぶりに見たのは、卒業後、ブラウン管の中だった。/「車のトランクに死体を隠していたM、逮捕! なお、殺されたのは、M君。19歳。」/目を疑った。が、その被害者は、まぎれもなく、「ムーミン」だった。そして、加害者も、私の先輩だった。/そんなかわいそうな「ムーミン」に捧げるためにつくったのが、この「ロンリネス」である。/短かった彼の人生とは、たぶんこんなものだったのだろう。という想像で書いた』 |
カリフォルニアの青いバカ | カルフォルニアの青い空の下、本来これってこういう曲なのかもと思わされるシーモンキーズバージョン。G→Em→C→D のコード進行で、陽気にハッピーにアハハ~ン♪調。いい感じです。 |
陰獣まがい | 人間椅子のイカ天出場ナンバー『陰獣』の、シーモンキーズ版アンプラグド・バージョン。 |
美・美・美・美・美・美・美・美佐子 | 曲提供の和嶋氏によれば「高校生時代につくった恥ずかしい歌の供養」とのこと。 「君のためならどんなことだってやるさ」という、一途な思いにあふれた歌なのだけれど、相手が実在だとしたら美佐子さんは確かにちょっと恥ずかしいかも。いやうれしいか? |
ひとり芝居 | (曲提供、池田貴族氏による解説) 『酒の味もわからない、高校生ならではの、お酒銘柄攻撃。また、本当の愛とは、一体何なのか? 暗中模索状態がうかがえる。/好きな子には、体裁のいい断り方である、「友達でいましょう。」攻撃をくらいまくって、自信喪失していた当時の自分がかわいそうだ。/ひとり芝居とくれば、必ず登場するのが、「ピエロ」である。お約束を守っているところも、オリジナリティーに欠けるといえよう』 ※ 愛に破れた女のやるせない思いが切々と歌い上げられている。作詞作曲:池田貴(高校時代) |
Never Be!もどき | これも、アハハ~ン調シーモンキーズバージョン。収録時の三人の和気あいあいとした様子がかいま見える。MC、メンバー紹介はこの曲メインボーカルのパフォーマー氏。ちなみにremoteのライブ、歌よりもMCの方が長いこともあったらしい。 元々明るい歌だが、ハーモニカやギターの演奏でいっそうかわいらしい感じに仕上がっているキュートなテイク。 |
名カセットだと思います。ホロリときたり、ハッピーな気持ちになれたりする。バックに雷鳴とどろくBGMが使われたりして、なかなか凝っています。なにしろ参加している三人の顔触れだけでもおいしいし、お三方ほんと楽しそうなんですよね。 (2000.4.6記) |
彼らの足跡 (*準備中!*) |
秘蔵資料 (「宝島」誌より) |
前回の伝説 (バックナンバー) |