VBCGI4Jパフォーマンステスト結果 訂正版(1998.6.11) 次のような環境で試験は行いました。 いずれも自作機ですので結果は参考程度に考えてください。 自作1号機(Name:P6) CPU:Pentium Pro 200MHz(66MHz*3) M/B:ASUStec TP6X6(440FX) 2nd Cash 256KB on CPU SIMM:128MB(32*4 EDO) NIC:PCI 10BASE-T HDD:Quantum bigfoot 6.4(E-IDE) OS:Windows 95 IE 4.01 IIS:IIS 4.0(NT Option pack1) 自作5号機(Name:P2) CPU:Pentium II celeron-266 450MHz(112*4 Vcore=2.2V) M/B:ASUSstec P2B(440BX) 2nd Cash None DIMM:128MB(PC-100 SD-RAM cas=3) NIC:Intel Ethernet PRO100 HDD:Quantum fireboll SE 8.4(U-ATA) OS:Windows NT 4.0 Workstation IE 4.01 IIS:IIS 4.0(NT Option pack1) 両者をクロスケーブル(C5)でつないで双方をサーバー・クライアントに交互に設定して行いました。 使用ソフト:自作 vbcgbnch V9.0(http://www.sf.airnet.ne.jp/koguchi/)  対象のCGIソフト cgi4cntr.exe counter.exe Dbcal.exe chat.exe weed.exe etc.  記録はWindowsに付属のパフォーマンスモニターやシステムモニターを使用しました。 結果および考察(詳細の数字は省略し,個人の感想を示しました。)  1.律速となったのはIISの同時接続10ユーザーの制限でした。   カウンター等ではCPU使用率や転送バイト数が少ないにもかかわらず制限がかかってしまいました。    →今のカウンターは桁数分のアクセスが必要なので画像を合成するCGIを用いるようにする。   アクセス数の多くなるような絵や写真などを参照しないようにする。   当然アクセス制限のないWindows NT Serverで実施する。(本CGIの動作は確認も保証もしてません。)  2.ソフトの実行時間はそれほど律速にはなりませんでした。   カウンター等ではCPU利用率で30-50%(マシンP2)といったところでした。   ファイルアクセス方の方が利用率や速度がやや速めでした。(キャッシュにヒットしているためか)   DBアクセスは結構負荷が高いようです。100%近くまでいきました。(3-10回/分)  その他気になった点としてNIC(ネットワークアダプタ)の問題もあるようです。   一般的に言われているように安いカードではCPU利用率が高くなるようです。  →しかし一秒間に10アクセスといったら一日50万アクセス以上にに相当するのでぜんぜん余裕でOKである。   アクセス数が多い場合は専用のサーバーを用意した方が良いものと思われた。   これからはもっとコンピューターは速くなると思われるのでどんなプログラムでも問題ないと思われる。    (このソフトは小規模なLANを想定しているので一日千アクセス程度が上限であろう。)   値段に左右されることなくNICは性能の高いものを使用した方が良い。(特にサーバー) 3.LANは律速段階とはなりませんでした。(ごめんなさい。計算を間違えました。10base=10Mbit)   転送速度は最大でも200KB/Sec程度以下で10Baseの規格よりかなり低めでした。  →しかし、ホームページはテキスト中心に簡素にして絵や写真はできるだけ転送しないようにする。   生成するCGIコードもできるだけ無駄を省くようにする。  4.CGI4VBJの安定性について   各ソフトを10万回ずつ実行(マシンP2)してみましたが,エラーやメモリー消費の増大はほとんどみられませんでした。   当然のことながら1週間の連続テスト運転でも全くエラーは発生してません。  →あくまでも簡単なテストの結果であるが,このソフトを実行しての問題は少ないのではないかと思われる。  その他詳しいスペックは示しませんが,   自作3号機(K6-225MHz(75*3) 128MB-DIMM Windows NT WS SP3 IIS 3.0 IE3.01)   自作4号機(K6-300MHz(75*4) 64MB-DIMM Windows 95 PWS 2.0 IE4.01 )  でも動作確認し無事に動作しました。  ただしWindows NT WS SP3 IIS 3.0 IE3.00では「正しいヘッダーを返してません」とのエラーがでました。  [総合考察]:  LANの速度は10Baseで十分である。  CGIの生成するコードは画像等に比較すると少ないので影響は少ない。  CGIプログラムの負荷(CPU,Memory)は小さい。  このCGIソフト(VB4CGIJ)は10万回の連続アクセスでもエラーは発生しなかった。  この結果はあくまでも条件を限定した結果であります。  また考察も個人的な感想であり事実と異なることがあります。  実験・解析・報告者 古口正巳 1998.06.10 (koguchi@sf.airnet.ne.jp http://wwww.sf.airnet.ne.jp/koguchi/)