英語


英会話

 英会話は馴れだ。その意味では私はほとんど馴れていない。そこで、出発前に簡単な旅行用英会話ブックを仕入れておいた。この効果はてき面で、空港や飛行機の中など典型パターンには十分に通用する。
 ところが、当然なのだが、予期していない問いかけにはまったく対処できない。行きのトランジットで立ち寄ったシカゴのおヘア・・・もとい、O'HARE空港でTシャツを買おうとした時、レジの黒人のお姉さんが、
 "*#@?"
と聞いてきた。
 "Pardon?"
 "*#@?"
明らかに3音節なのだが、どのひとつの音も聞き取れない。お姉さんはあきらめてレジを打ちはじめ、おつりをくれた。あれはいまだにわからない。大体聞かないで済むものを聞いてくるなよな!

 英会話も2日目には慣れてくる。ただし、英語自体に慣れるのではなく、「英語が通じない」ことに慣れてくる。とにかく焦らないで堂々と開き直れるようになる。でも、いわばこれが大切なんだよな。
 

日本人

 仕事で行った先には別の日本人もいて、彼らも当然英語をしゃべるのだが、明らかに日本人は英語がヘタクソ。
フランス、ドイツはもちろん、台湾やインド出身の人もいたが、まったくレベルが違う。日本人だけが極端に基本的な語学能力に欠けるとも思えない。やっぱり日本の語学教育に問題があるんじゃないの? 集まった人たちは筆者も含め、世でいう教育レベルや学歴に関して高い水準のはずなのだが・・・。六本木をたむろするガングロギャル達の方がよっぽど英語うまいぞ。
 でも日本人にとっては、日本人のヘタクソな英語が一番わかりやすい。これじゃダメだ。