空港
手続き
飛行場にはどんな手続きがあるものか、実は細かいことはよく知らない。15年ほど前のツアーの経験しかないので、主体的に飛行機に乗るのは初めてだ。まあとにかく、正しい手順以外では先に進めないのはわかっているのだが、ひとつの手順を終えた後になにをすべきかが良くわからない。
空港に着く→航空会社のカウンターで手続き→出国審査→搭乗口付近での手続き→搭乗直前のもぎり(?)
という感じで今回は進んだのだが、これは事後だからわかったもの。とにかく「ここかな?」という所に片っ端からチケットを見せて指示を仰いだ。次にどこへ行くのか教えてくれてもいいのに。
搭乗口付近でいったん待ち、時間が来たら乗り込む。乗り込んで下さいというようなアナウンスが入るのだが、やっぱり英語は難しい。「20列から30列までの人どうぞ」という感じだった。しまった、俺は10番台じゃん。聞き逃したらしい、と思って列に並んだ。ら、もぎりのお姉ちゃんに「ちがうちがう」という感じで拒否された。えー、何がマズイのー?
チケットになにか手違いでも? 飛行機に乗れないのかー? とメチャ不安になったが、どうやら若い番号が後だったらしい。それくらいカンベンしてくれよー。
入国審査
目的地はカナダだったのだが、直通便が満席でシカゴ経由を余儀なくされた。この乗り換えのための2時間くらいが私にとっての初めてのアメリカである。
アメリカンはとかくフランクというイメージがあると思う。何につけてもオーバーアクションで、陽気でおかしなひとたち・・・(ついでに言うとジョークがつまんない)
しかし、なぜだろう? そのアメリカの入り口、入国審査における審査官はアメリカを代表しているとはとても言えない。
審査の列に並ぶ。自分の番が来たので"Hello."と言って書類を出す。・・・無言だ。書類しか見ない。書類をさばいた後、かるい質問。
"Where are you from?"
パスポートに「JAPAN」って書いてあるじゃんか。
"Why are you coming to United States?"
いや、アメリカには用ないんだって。乗り換え。トロント行きのチケットみせたでしょ。
?それとも英語力のテストでもしているのだろうか?
とにかく適当に答える。審査官は最後に「行っていい」という感じで手で示し、すぐにそっぽを向く。
小役人とは洋の東西を問わないものなんだなあと実感。