2004サハリンツーリング3


7月21日 ユジノサハリンスク→ポロナイスク 天気:晴れ

朝9時くらいより市内散策とルーブルへの両替に出かける。
女性二人は、ピロシキを食べたがっていたので、ピロシキで朝食にする。

朝食はピロシキ

ピロシキを食べながら市内を軽く散策、ルィノク(自由市場)をぶらぶらする。食料品はすでに開いていいたが、衣料品などはまだまだ準備中だった。
途中で地図を見つけて購入。のりちゃんたちは、街角のチャイ売りのおばちゃんからチャイやコーヒーを買って飲んでいる。暖かい飲み物を街角で売っているなんて以前はほとんど見なかったのに、今年はあちらこちらにいた。

街角でチャイやコーヒーを買って飲む


アエロフロートの建物でルーブルに両替する。正規の両替の他に闇両替がいたが、闇の方がレートが良いので闇両替する。
1万円で約2400pになる。 その後、スタヤンカにバイクを取りにいく。

駐車場にバイクを取りに行く

例に漏れず、この駐車場にも番犬がいるのだが、子犬を生んだらしく、めんこい子犬がわらわら出てくる(笑)

子犬たち。まるくてめんこい。

モネロンまでバイクを移動して出発準備をする。

モネロンで出発準備


ユジノを出発するがのりちゃんのガソリンが少ないので給油。実はのりちゃんが稚内でガソリンを入れると言っていたのをサハリンはガソリン安いからと無理やり入れてこなかったからなんだけど(笑)

のりちゃんガソリン初給油 。ちょっと心配そう。
お姉さんが入れてくれた。


無事に給油して、一路北を目指す。ドーリンスク(旧落合)の郊外で旧王子製紙落合工場が見えるところで小休止。


ドーリンスク
旧王子製紙落合工場


王子製紙の反対側にスタンドがあったのでおいらとみさきさんはガソリンを給油する。


ドーリンスク郊外

ドーリンスクを超え、スタロドゥプスコエ(旧栄浜)を過ぎ、オホーツク海沿いに出る。しばらく走ると旧白鳥湖などが連なる湿原地帯にでる。
あいにくの天気だけど、このあたりは景色が良いので停まって写真を撮ったりする。


スタロドゥプスコエ付近


バイク3台。奥はオホーツク海。


このあたりは川や湖が点在し、花もたくさん咲いて景色の良いところ。

その後、ひたすら北上してブズモーリエ(旧白浦 )の集落へ。駅前にバイクを停めて休憩。蟹売りのおばちゃんは今年もいなかった。多分取締りが厳しくなったのだろう。
何人も並んでいるピロシキ売りのおばちゃんやお姉ちゃんの中から各自適当にピロシキやチャイを買って昼食にする。


ヴズモーリエで休憩。 やっぱりピロシキにチャイ

ブズモーリエを過ぎると、いよいよロングダートの始まりだ。アルセンチェフカ(旧真縫)の分岐だけアスファルト舗装だが今年もアスファルト区間は延びていないようだ。しばらく走ってみるが、ダートに入ったとたんのりちゃんのペースがいきなり落ちる。しばらく走って停まってみる。

そしてダートの始まり


この程度のダートでこのスピードだと、明日からはもっと朝早く出ないといけないなぁなどと考えつつ、「道はダートだけど固いからアスファルトと同じペースで走れるよ」とのりちゃんにアドバイス。まあいやでもダートの道しかないのだし、そのうちなれるだろうと再出発する。

この区間は、道路工事が結構多く、昨年までののフラットダートに比べると赤土区間が結構多かった。なんとか誰もこけずに、ボストーチニィ(旧元泊)でオホーツク海沿いにでる。


ボストーチニィ付近

海沿いで小休止。沖合いの岩場にアザラシがいそうだったけどよく見えなかった。海岸には小さな毛蟹がたくさん死んでいた。


アザラシいるかな?


天気も青空がでて良くなってきた。


ボストーチニィ付近



海を見てのんびり

しばらく休憩したあと北上再開。ポレチエ(北遠古丹)で日本の橋を渡る。

ポレチエ(北遠古丹)の日本の橋


橋を渡ったところで写真を撮ろうと停まるが、ガキがわらわら沸いてくる。仕方なくガキの写真を取ったりする。
そのうち大人たちも集まってくるがあまり話しかけられなかった。


ポレチエ(北遠古丹)


ポレチエ(北遠古丹)


橋の写真撮ろうとしたらわざわざ写りにいくガキ。


マスを釣ろうとしてるガキ共。

ポレチエの街の北はずれにスタンドがあったのでみさきさんが給油する。

ガソリン購入中。
みさきさんヘルメットかぶったままだけど。


みさきさん給油中。


ポレチエ、マカロフと抜けて道はまたダートへ。そして上りの頂上に大き目のギャップ。ギャップを超えて後続がきちんと来るかミラーを見ると、

のりちゃん無事クリア。

みさきさん・・・・・


飛んだ!!みさきさんが!!!


急いでUターンして戻るとなんとか無事なようだ。バイクを起こして路肩に寄せて被害を見る。


みさきさん転倒!! 後方の路面の黒い所がジャンプ台!


とりあえず、無事なようだが脛あたりが切れて出血してるらしい。応急処置をして、しばらく休憩してから出発する。


石炭発電所。
シムシティ(ゲーム)ではコストは安いけど大気汚染大な発電所

ポロナイスクに到着
右はトーチカ


ポロナイスクの街
(写真提供:のりちゃん)

ポロナイスクに到着してホテルを探す。昨年、ポロナイスクでおっちゃんが最初に教えてくれた場所がそうだろうと見当をつけて、市役所前の広場へいく。のりちゃんたちがロシア人に場所を聞いて、やはり、昨年の場所がホテルだとわかり、ホテルセーベルへ。とりあえずチェックインして荷物を部屋に入れる。豪華な設備にびっくりする。昨年の半分廃墟のホテルとは大違い。


ホテルの部屋 。豪華でびっくり

バイクを駐車場に置きに行こうとすると、ホテルの兄ちゃんが連れて行ってくれることになった。昨年来てるから場所はわかるんだけど、ついて行くことにする。案の定、昨年と同じ駐車場だった。バイクを駐車場に置くと、兄ちゃんが車でホテルまで送ってくれるそうだ。
車に乗って行くと、ホテルと違う方向へ街中をぐるっと大回りして、一瞬どこか連れて行かれるのかとびっくりしたが、無事にホテルまで送ってくれた。道の悪いところを迂回するのと、市内をぐるっと見せたかったらしい。でも非常に道の悪いポロナイスク市街を100km/h近いスピードで走るので命が縮む思いだった。

ホテルセーベルには一回にレストランとバーがあったので夕食はレストランで食べることにする。
レストランに入ると、コリアン系のロシア人がおいらに来いと言って厨房まで連れて行かれる。そしていろいろ見せて、「これ食うか?」といちいち聞いてきてメニューを決めさせられた(汗)。そしてメニューはことごとくコリアン風。日本人だからだろうけど、ライスに箸まで付いてきたから笑うしかないね。ビールが欲しいといったらスーパードライがあるといわれたけど、バルチカにしておく。

晩飯
カニサラダ 。唯一ロシア風?



各種前菜 。ナムルやキムチ。


レストランで乾杯。
(写真提供:のりちゃん)

お客は少なかったけど、結局生演奏が始まり、ロシア人が踊り始めてディスコになる。
食事が終わったらさっさと退散することにする。
レストランを出ると先ほどのコリアン系のロシア人がバーで飲もうと声を掛けてくるが、断って部屋に戻ることにする。


レストランはやっぱり夜はディスコ

食事のあとは暖かいシャワー!!!昨年と同じタイプの電気給湯器だけど、きちんと暖かいお湯が出た。
そして立派なベッドで就寝。

走行距離:295.4km

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