仮眠中の英博と榊原
あと少しとか言ってるうちに,あっという間に朝になり出発することになった.
朝日の中の愛車たち.しかし4台そろって写っているのはこれが最後,理由は後述.
あとはひたすら東北道を北へ爆走!!天気も良くガンガン走る.でもなんで岩手県はこんなに長いんだろう.
青森インターで東北道を降りフェリーターミナルを目指す.ちなみに青森インターで千葉からの走行距離は777kmでした. フェリーターミナルで乗船手続きをして,いざ北海道へ.フェリーの中で期待に胸を弾ませながらごろごろする.
フェリー内の様子
函館港に着いたものの外は真っ暗,行く当ても無いのでフェリーターミナルで一夜を明かす. 函館フェリーターミナルは24時間空いているので結構フェリーターミナル泊も多いみたいだ.
数km追いかけた所でようやく止まってくれて道を間違えていることを話していると,後ろから来た車の人が「バイクが1台ひっくり返っている」と教えてくれる!!!! 後ろには榊原しかいない!ヤバイと思って急いで引き返すとコーナーの立ち上がりの場所に榊原が大の字になって寝ている. バイクは反対車線の路肩近くに転がっていた. 死んだか!?と思ったが自分で歩けるぐらいの怪我のようだ.バイクの方は見た目は大丈夫そうだったが, アンダーフレームが曲がってハンドル周りが終わってていた. 大騒ぎになって近所の民家に電話借りに行ったり,バイクをどかしたりした.しばらくすると救急車が到着.警察はまだこない. 救急車に榊原を乗せて病院までバイクでついていくことにした.途中でパトカーとすれちがったが,救急車とはぐれると榊原の行方が判らなくなってしまうので止まらずについていく.病院は今金町にあった.榊原の怪我は打撲と裂傷で,少し縫うだけですんだ. 榊原がこんな状態なのでこの今金町に泊まることになった.泊まるといっても有名な観光スポットがあるわけでもなく, 函館から近いためキャンプ場も無い.場所を探した結果,後志利別川の橋の下でキャンプをすることになった.
橋の下の榊原.
夕方になって夕立来襲.橋の下は滝のようになり,テントの下は川となる. コリャいかんと近くの店でダンボールを貰ってきてテントの中に敷いてなんとか難を逃れる. 夜になったら今金町の駐在さんが差し入れで赤飯ととうきび,トマトを持ってきてくれた. 地元の人の親切さに感謝しながら就寝.