個人誌『劇伴倶楽部』


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 『劇伴倶楽部』は、主にコミックマーケット(コミケ)で販売している、腹巻猫の個人誌です(同人誌と言っても間違いではないですが、執筆者は1名なので個人誌と呼んでいます)。
 内容は、作曲家インタビュー、作品研究、音盤紹介など。あまり堅苦しく考えず、「映像音楽の魅力・楽しさを紹介する」というスタンスで編集・執筆しています。

 腹巻猫のファンジン(=ファンマガジン:同人誌・個人誌と同意)歴は長く、中学生時代から30年以上になります。メディアは、手書き回覧、ガリ版、青焼きコピー、紙焼きコピー、オフセット印刷と、ひととおり経験してきました。取材・執筆活動の原点と言えるのがファンジンです。
 テーマ(題材)も文字数も縛られず、関心のあることに特化できるのがファンジンの利点です。その特徴を生かして、商業誌ではなかなかできないことをやろうと思ったのが、コミケ参加の始まりでした。
 いつも時間に追われての制作になるため、誤字・脱字・誤記等行き届かない点が多々ありますが、この個人誌がきっかけになって、映像音楽に関心を持っていただけたら、あるいは「サントラ買おうかな」と思っていただけたら、これにまさるよろこびはありません。

 買って/読んでいただいたみなさま、ありがとうございます。
 ⇒正誤表をご覧ください。


個人誌『劇伴倶楽部』発行リスト

(最新のものから順に表示)

2010.12.29発行(コミックマーケット79)
『劇伴倶楽部 Vol.8 作曲家 高梨康治の世界』

・高梨康治インタビュー
・ディスコグラフィ
・作品リスト

 『ハートキャッチプリキュア!』『フレッシュプリキュア!』『地獄少女』『NARUTO-ナルト- 疾風伝』『地球へ…』『超星神グランセイザー』などの音楽で知られる作曲家・高梨康治にロングインタビュー。
 貴重な証言とCD紹介、作品リスト等で高梨サウンドの創作の秘密と仕事の全貌に迫る作曲家研究本。作曲家として活動する以前のバンド時代についても話をうかがった。

正誤表

※在庫あり

2010.11.23発行(資料性博覧会03)
『THE MUSIC OF IDEON 〜伝説巨神イデオンの音楽世界〜 劇伴倶楽部 2010.11増刊』

・藤田純二インタビュー/ミュージシャン紹介(*1)/流用曲解説(*2)
・DISCOGRAPHY/BGMリスト/音楽メニュー/すぎやまこういちコメント再録

※ゲスト執筆者:不破了三(*1)、奉力萬(*2)

 『伝説巨神イデオン』の音楽について、徹底研究した一冊。
 当時の音楽制作ディレクター藤田純二氏が語る音楽制作秘話をはじめ、参加ミュージシャンのプロフィール、謎に包まれていた流用曲の正体、蔵出し資料など、これまでにない視点で構成した日本で一番『イデオン』の音楽について詳しい本。

正誤表

※完売

2010.08.13発行(コミックマーケット78)
『劇伴倶楽部 Vol.7 渡辺宙明 Early Days' Works 初期劇場映画の世界』

・渡辺宙明インタビュー/DISCガイド

 渡辺宙明の劇場映画作品についてインタビュー。新東宝時代の作品から、東映、大映作品など、これまでにない内容の宙明作品研究。
 ほかに『天装戦隊ゴセイジャー』の挿入歌について、ドラマ『五番目の刑事』について。

正誤表

※完売

2009.12.29発行(コミックマーケット77)
『劇伴倶楽部 Vol.6 渡辺宙明 80s Robot Anime World』

・渡辺宙明インタビュー/DISCガイド

 渡辺宙明の80年代ロボットアニメ(『最強ロボ ダイオージャ』『光速電神アルベガス』『ビデオ戦士レザリオン』)にフォーカスしたインタビュー本。
 『ダイオージャ』サントラ復刻熱望の思いを込めた1冊。主題歌・挿入歌はタイミングよく、『サンライズ・ロボットアニメ大全』で復刻された。

正誤表

※完売

『アニメソング講義 劇伴倶楽部 2009.12増刊』

・第1章 なぜ私たちはアニメソングが好きなのか?
・第2章 アニメソングの誕生と手塚アニメの主題歌
・第3章 アニメソングの歴史と進化
・補講 没後20年 渡辺岳夫
 ほか

 2009年に都内で開催した講座、トークイベントの内容をもとに構成したアニメソング概論。

正誤表

※完売

2009.08.14発行(コミックマーケット76)
『劇伴倶楽部 Vol.5 渡辺宙明 Around 1990 Works』

・渡辺宙明インタビュー/DISCガイド

 80年代から90年代前半にわたるOVA作品(『戦え!! イクサー1』『学園特捜ヒカルオン』『破邪大星ダンガイオー』『ゲッターロボ號』『学園特警デュカリオン』『流星機ガクセイバー』など)を中心に取り上げたインタビュー本。
 音源自体が入手困難な作品も多いため、語られる機会の少ないOVA作品をメインに取材した。スーパーロボットや戦隊シリーズ・宇宙刑事シリーズの話ではもはや満足できない宙明ファンをターゲットにしたマニアックな1冊。

正誤表

※完売

「プリキュア・サウンドトラック大全 劇伴倶楽部 2009.08増刊」

・プリキュア・シリーズ全作品サウンドトラック解説/全作品BGMリスト

 2005〜2009年春までに発売された「プリキュア」シリーズのサウンドトラック・アルバム全15枚について、収録曲、構成コンセプトなどをまとめた研究本。
 全作品の完全BGMリスト掲載。
 2006年から「プリキュア」シリーズのサントラ制作にかかわっている腹巻猫が、構成者しか語れないサントラづくりの工夫、苦心をまとめた、業界初(?)のサントラ構成秘伝本。
 佐藤直紀が担当した5年間のプリキュア音楽を集大成した音楽データ本でもある。

正誤表

※完売

2008.12.28発行(コミックマーケット75)
『劇伴倶楽部 Vol.4 渡辺宙明 1977-78 Works』

・渡辺宙明インタビュー/DISCガイド

 渡辺宙明の1977-78年作品(『合身戦隊メカンダーロボ』『大鉄人17』『ジャッカー電撃隊』『透明ドリちゃん』など)を中心に取り上げたインタビュー本。
 音盤化に恵まれない『メカンダーロボ』や『透明ドリちゃん』の話は貴重。

正誤表

※完売

2008.08.15発行(コミックマーケット74)
『劇伴倶楽部 Vol.3 池 頼広の世界』

・池頼広インタビュー/主要作品&サントラガイド/作品リスト

 『COBRA The Animation』『ケータイ捜査官7』『かみちゅ!』『REIDEEN』などを中心に、生い立ちから音楽づくりの裏話まで、ロング・インタビューで池 頼広のすべてに迫る研究本。
 『相棒』『女王の教室』などの一般ドラマ・映画作品についても取材した、ドラマ音楽ファンも必読の内容。
 『相棒』の正規サントラ盤が発売される前の刊行で、本文中にも「正規盤リリースを待つ」旨の記述がある。本誌発行2ヵ月後に正規盤が発売された。

※完売

2005.08.13発行(コミックマーケット68)
『劇伴倶楽部 Vol.2 佐藤直紀読本』

・佐藤直紀インタビュー/主要作品&サントラガイド/作品リスト

 ロング・インタビューによる佐藤直紀研究本。『プリキュア』シリーズをはじめ、映画・ドラマ・アニメ作品のコメントと、生い立ちから音楽観までを幅広く取材した。
 発行当時は『ALWAYS 三丁目の夕日』公開前で、佐藤直紀の名はまだ一部の熱心なサントラファンにのみ注目されている状況だった。おそらく、本邦初の佐藤直紀ロング・インタビュー。今となっては貴重な証言が多数記録された1冊。

※完売

2003.12.29発行(コミックマーケット65)
『劇伴倶楽部 Vol.1 渡辺宙明インタビュー』

・渡辺宙明インタビュー/やさしい作曲家入門/マジンガーZの音楽

 『野球狂の詩』と『神魂合体ゴーダンナー』を中心とした渡辺宙明インタビューと、『アニメ・ソング・ヒット全集 第3集』(1979:徳間書店)に掲載された渡辺宙明の筆による「やさしい作曲家入門」の再録、腹巻猫が『マジンガーZ』DVD-BOX用に執筆したものの諸事情により没になった原稿「マジンガーZの音楽」を1冊にした渡辺宙明研究本。
 「やさしい作曲家入門」は渡辺宙明の作曲技法の一端を知ることができる貴重な記事。

※完売

※復刻!「ゆず猫通信」
 「ゆず猫通信」はコミケ65にいっしょに(合体)参加したゆずのきB佳さんと腹巻猫が共同で出したペーパーです。
 ゆず猫通信


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