7strings Guitars (Ibanez Universe)

私のメインギターは、Ibanez社のUniverseシリーズ
奇才Steve Vaiが開発に関わった、7弦のギターです
現在は、UV77-MCUV7P-WHUV777P-BKの3本を所有しています
最近は国内外、プロ・アマ問わず使用者も増えてきているようですね

UV77-MC UV7P-WH UV777P-BK

もともとIbanez社のギター(特にRGシリーズの流れ)は
テクニカルなアプローチに適した薄くて幅広のネックなのですが
さらに一弦分の幅が加わった、曲者のネックが文字どおり「ネック」となって
慣れないとなかなか弾きづらい、弾きこなしにくいギターであります
(ちなみにネック幅はナット部分で48mm、12フレットで60mm
厚さはナットで20.0mm、12フレットで21.5mm)

しかし、一本弦が増えただけで、そのサウンドの可能性は何倍にも増えます
低音弦が増えることによる、より低くて太いリフへのアプローチや
高音弦から低音弦へのかけ降りのフレーズのレンジの拡大
クリーントーンによるコードにも、厚みと複雑さを与えてくれます
タッピングで「右手で高音のコード+左手でベースライン」ってなことも可

音質的には、同じくIbanez社のRGシリーズやJEMシリーズと同様に
バランスが平均的な(悪くいえば平べったい)、クセのない音でしょうか
その分、アンプでのサウンドメイクやエフェクトの乗りは良いと思います
P.U.はDiMarzio社のBlaze-II(もちろん7弦専用)をH-S-Hでマウント
フロントはいたってウォーム、リアは意外とすっきりしたレンジの広い音
センターのシングルコイルはタイトで、フロントとのハーフトーンが最高
やはり、このようなロックギターは、気持ち良く歪ませたいものです

コントロールは1ボリューム、1トーン、5ポイントのセレクタとシンプル
ただし、ボリュームにかましてあるコンデンサ(ハイパスフィルタ)のおかげで
ボリュームを下げたときでも、高音のヌケが損なわれません
アンプを強めに歪ませておいて、ギター側のボリュームをぎりぎりまで絞ると
絶妙にかすれたクランチサウンドが出て、ハーフトーンなんか最高ですよ!

ブリッジは、フロイドローズ・ライセンスのLO-PRO EDGE7
(初期型は、最後端にロックスクリューがあるタイプのEDGE7)
低めのセッティングと、ボディのキャビティーのザクりにより
スムースなアームダウン、過激なアームアップが可能です

ちなみに、推奨されるストリング・ゲージは、1弦から順に
009-011-016-024W-036W-046W-052W
Ibanez社から7弦専用のパック(ISL-77 \1300)が出ています
しかし、このセットは残念なことになかなか入手が難しいのが現状
僕は、D'AddarioのXL Nickel WoundのJazz Lightゲージセット「J21」に
同じくD'AddarioのPL009(バラ・1弦)を足して組んでいます
要するに、太めのJazzゲージを、2〜7弦に張るわけですね
009-012-016-024W-036W-046W-052W
と、2弦が太いのはご愛敬(笑)


ということで、この大きな可能性を秘めたギターに、
今後もどんどん挑戦して行こうと思っています。



使用ミュージシャン・リスト

Steve Vai
John Petrucci (Dream Theater)
James "MUNKY" Shaffer (KORN)
Brian "HEAD" Welch (KORN)
Rob Johnson (Magnitude 9)
Dino Cazares (Fear Factory)
Toshi Iseda




Ibanez 7-Strings Model Offficial Web

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