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去勢・避妊手術のススメ
まだ生れてから間もない、あどけないしぐさの仔猫たちも、 身体の成長に伴いやがて性の成熟が訪れます。

性の成熟は自然なものです。そして同時に発情・生殖行動といった性行動も、当然みられるようになります。

しかし、飼い主であるあなた自身が仔猫は育てる意志がない、あるいは住宅や家庭、その他の事情などで

育てられないのであれば、その〔自然な性行動〕も飼い主がコントロールする必要があります。

あなたが仔猫を望んでいないのであれば、去勢・避妊について考えてみて下さい。

「去勢・避妊手術はかわいそう」、「自然のままが一番」といった意見があるのも事実です。

しかし、偶発的な妊娠を避けるため、完全に異性との接触を遮断することができたとしても、

その自然な本能である発情や生殖、雌を追う雄の習性まで抑えることはできません。

そのため、むやみにストレスを与えることにもなります。

また、去勢・避妊手術は望まぬ仔猫を増やさない目的以外に、

健康面や行動・性格面でプラスとなる効果もあります。(下表参照)

望まれずに生れてくる仔猫たちは捨てられたり、「安楽死」という名のガスによる殺処分に

させられたりと悲しい結果にしかなりません。

仔猫も個々によって若干の違いはありますが、早いものでは、生後5〜6ヶ月を

過ぎると性の成熟が見られますので、方法や時期など動物病院で獣医師と十分に相談し、

去勢・避妊手術について考えて下さい。


雄猫の場合(去勢)
雌猫の場合(避妊)
健康面での効果 前立腺の病気や
精巣・肛門周辺の腫瘍の予防
望まない妊娠を防ぐ
子宮蓄膿症、卵巣腫瘍、乳腺腫瘍などの予防
行動・性格面での効果 攻撃性の低下。
性格が穏やかになり、ケンカが少なくなる。
尿のマーキングが減る。
(部屋のあちこちに、壁などの垂直なものに尿を
吹き付ける行為をスプレーと呼ぶが、80〜90%の雄猫に
対して防止することができる。)
発情の煩わしさが解消される。
(発情時の異常な泣き声が無くなる等)
仔猫の時期の幼い性格が維持される

ドクターズアドバイス PEPPY1998春夏号Vol.9より


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