ダイオキシン類母乳、血液、毛髪調査結果
所沢のダイオキシン汚染がマスコミなどで騒がれ、全国の注目が集まる中、国、県、市による健康影響調査が行われている。中間報告が順次発表されているが、行政は母乳等の平均値を取り上げ、”特に所沢で顕著に高いことはなかった”との見解を述べている。しかし、検体数も限られ、埼玉県調査などでは、授乳期間経過後にかえって母乳中濃度が上がるなど、その信頼性には疑問符がつきまとう。
第一、日本全体が高く、母乳を飲む赤ちゃんは厚生省の定めた一日耐用摂取量(10pg/kg/day)の6〜7倍もの量のダイオキシンを摂取してしまう危険があるという。みんなが高いのだから心配ない、とでもいうのだろうか。
また、毛髪はかなり高かった。ゴミ焼却施設の職員平均値よりも高い一般の平均値、というのは大気がかなり汚染されていることを示している。