石坂産業滑g張計画反対署名1253名分を提出!

 くぬぎ山の産廃業者「石坂産業梶vが従前の施設を拡張、新たに総計1000t/日を超える産廃処理施設を設置する計画を申請しています。

 この施設設置計画は、「くぬぎ山自然再生事業」計画地内にあります。事業の主旨である「廃棄物処理施設により荒廃させられたくぬぎ山をかつての武蔵野の緑豊かな平地林の姿に蘇らせること」、「産廃施設の移転誘導を図る」ことに真っ向から逆行しています。

 私たちは、この計画に対し、1)くぬぎ山自然再生事業に逆行する、2)周辺は優良農地であり、これまでも産廃施設による被害を被ってきたこと、3)周辺住民に対する説明が不十分である点、4)アスベストや重金属等様々な有害化学物質飛散の危険、5)当該事業者について許可の取消を求める裁判が続行中である点、等を理由とする、周辺住民の反対署名1253名分を、埼玉県、県の都市計画審議会、所沢市、三芳町に提出しました。署名にご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました。

 この計画は大規模ごみ処理施設設置の計画であるため、産業廃棄物の許可の他に、建築基準法51条但し書き許可も必要とされます。このため、県の「都市計画審議会」において、都市計画上の支障がないかどうかについての審議に付されることになっています。この審議会は720日に予定されており、私たちは、本件は都市計画上支障がないとは、到底言えない、と審議会に対し、意見を提出しました。

  所沢市は、この計画に対して、「環境に影響を及ぼすおそれがある」と指摘し、狭山市は、「くぬぎ山再生事業計画地内における廃棄物処理施設増設は好ましくない」と指摘しています。

 この件は6月県議会でも当麻好子議員の質問で取り上げられ、上田知事は、これに対する答弁で、これらの指摘には全く触れず、「改善であるからいいのだ」と答えるのみでした。しかし、知事本人が現地を確認することもなく、申請添付書類からも、業者の称する「改善」が大幅な拡張であることは明白である事実を無視した、大変不誠実な答弁だったと感じています。

大変厳しい状況の中、720日には、この件を審議する都市計画審議会が開催される予定です。直近の農家の方々も反対し、様々な要望活動を行っています。くぬぎ山自然再生協議会の会長・副会長からも、この計画はくぬぎ山自然再生事業に逆行する、という指摘がされています。私たちも、このような計画が許可されてしまうことのないよう、最後まで働きかけを続けていきたいと考えています。