(株)銭高組 回答

回答日1999.9.8

所沢周辺処理施設へ委託する産業廃棄物排出事業者に対する公開質問状への回答

1、当地域に持ち込まれる貴社の排出廃棄物種類、量、それらの焼却量(年間)を把握し、その量をお教え下さい。
<回答>
別紙の通り

2、 当地域の大きな問題は、畑や宅地のすぐそばにたくさんの焼却炉が立地している、ということです。そのような環境の中で貴社の廃棄物が燃やされていることについて、どのようにお考えですか。
<回答>
 当社は、建設工事から発生する廃棄物の埋め立て、焼却による大気汚染・土壌汚染・水質汚染などの環境負荷を低減するため、廃棄物の削減と廃棄物の再利用、再生利用率を高める現場分別の取り組みを推進しています。
 このような取り組みを進めても、最終的に最終処分場での埋め立てや焼却に頼らざるを得ない混合廃棄物が発生してしまいます。東明興業の焼却施設はこのような廃棄物を埋め立てに頼らずに処分できる施設として数多い処理業者の中から選定しております。しかし、選定当時と環境問題は変化し、現行の法的規制値をクリヤーしていてもダイオキシンは発生しており、今後、焼却に代わる方法を求めていきたいと考えております。

3、焼却施設設置者に対し、どのような環境汚染対策を講じているかのチェックを実施していますか? 把握している項目に○を付けて下さい。

<回答>
ア 焼却種類、イ 焼却量、○ウ ばい煙測定結果○エダイオキシン類濃度排煙、灰、飛灰、灰固化物)オ灰の管理状況、カ温度記録 キ周辺地域の環境汚染状況 クその他
 

4、周辺住民約4000人が当該地域周辺焼却施設47社とそれらを許可してきた県を被申請人として公害調停を申請しています。求めている事項は、焼却施設の停止、実態調査、情報公開、原状回復措置などです。これに対し、排出企業として、協力できることはありますか?

<回答>
ア 焼却停止に協力  イ 実態調査に協力  ○ウ情報開示に協力 エ 原状回復措置に協力

協力の具体的な内容

5、集計の結果、周辺焼却施設で処理される廃棄物のうち、所沢市内で発生したものはわずか、5%でした。その他は、全て他地域からの廃棄物でした。私たちの地域で、他地域で発生するゴミをこれほど大量に受け入れることを許容することはできません。これらの廃棄物の処理によって、私たちの地域の生活と農業と環境は大きな被害を受けています。

 このことについて、どのようにお考えですか?

<回答>
皆様方の地域の環境が大きな被害を受けていることはよく認識しております。多量排出事業者として廃棄物の排出削減に今後も努力を続けるとともに、ひとつの地域に偏らず極力自区内で処理できるような優良処理業者に委託するなどの努力も行っていく所存です。

6、今後、所沢周辺現地見学、周辺住民との意見交換会などに参加される意思はありますか?

<回答>はい

7、今回の結果をインターネットで公開されることについてどのようにお考えですか

<回答>異存はありません。
 

 企業名( 株式会社 銭高組  )

 所属部署( 東京支社安全環境部環境管理課 )

 業種( 総合建設業  

御協力ありがとうございました