東急建設(株) 回答

回答日1999.8.27

所沢周辺処理施設へ委託する産業廃棄物排出事業者に対する公開質問状への回答

1、当地域に持ち込まれる貴社の排出廃棄物種類、量、それらの焼却量(年間)を把握し、その量をお教え下さい。
<回答>
4市1町の処理・処分業者に平成10年度搬入した当社建設廃棄物は下表の通りです。(コンクリート塊、アスコン塊は除く)
                          (単位:t)
汚泥 ガラス陶磁器くず 金属くず 廃プラスチック 木くず 混合廃棄物 紙くず 総計

8

8

10

3

25

2,595

1

2,650


当社廃棄物の焼却数量については中間処理施設において他社の廃棄物と共に選別されリサイクルされるもの、焼却に回るもの、埋立処分されるものに分かれるため当社廃棄物の焼却数量だけを厳密には把握できません。
・当社が搬入している処理施設のリサイクル率などを考慮し、それをもとに想定しますと焼却可能可燃物は430t程度であると思われます。

2、 当地域の大きな問題は、畑や宅地のすぐそばにたくさんの焼却炉が立地している、ということです。そのような環境の中で貴社の廃棄物が燃やされていることについて、どのようにお考えですか。
<回答>
・排出事業者として法律の数値を満足しているからよいということではないと思っています。作業所での分別を進め、リサイクル量を増やし最終処分量(焼却、埋立)を減少させるよう努力しています。

3、焼却施設設置者に対し、どのような環境汚染対策を講じているかのチェックを実施していますか? 把握している項目に○を付けて下さい。

<回答>
ア 焼却種類、イ 焼却量、○ウ ばい煙測定結果○エダイオキシン類濃度(排煙、灰、飛灰、灰固化物)オ灰の管理状況、カ温度記録 キ周辺地域の環境汚染状況 クその他
 

4、周辺住民約4000人が当該地域周辺焼却施設47社とそれらを許可してきた県を被申請人として公害調停を申請しています。求めている事項は、焼却施設の停止、実態調査、情報公開、原状回復措置などです。これに対し、排出企業として、協力できることはありますか?

<回答>
ア 焼却停止に協力  イ 実態調査に協力  ○ウ情報開示に協力 エ 原状回復措置に協力

協力の具体的な内容
・可燃物搬入制限に協力・・・
 当社の搬入している処理業者の焼却炉で平成14年時規制値に対する対策がなされていない業者には、可燃物の搬入を制限するよう努力しています。
・情報開示に協力・・・
 当社の搬入している廃棄物の種類、量及び処理状況、当社の把握している処理施設の能力など

5、集計の結果、周辺焼却施設で処理される廃棄物のうち、所沢市内で発生したものはわずか、5%でした。その他は、全て他地域からの廃棄物でした。私たちの地域で、他地域で発生するゴミをこれほど大量に受け入れることを許容することはできません。これらの廃棄物の処理によって、私たちの地域の生活と農業と環境は大きな被害を受けています。

 このことについて、どのようにお考えですか?

<回答>
・限られた地域に焼却施設が密集していることは好ましいことではないと思っています。
 焼却炉の性能が平成14年時の規制値を満足できない処理業者には、搬入を制限し減らしていく予定です。

6、今後、所沢周辺現地見学、周辺住民との意見交換会などに参加される意思はありますか?

<回答>条件が整えば参加します。
 処理施設の業者・団体、建設業者・団体など関連する立場の者の参加があること。

7、今回の結果をインターネットで公開されることについてどのようにお考えですか

<回答>公開については特に問題はありません。
 

 企業名( 東急建設(株)    )

 所属部署( 経営管理室広報担当 )

 業種(   

御協力ありがとうございました