(株)竹中工務店 回答

回答日1999.8.31

所沢周辺処理施設へ委託する産業廃棄物排出事業者に対する公開質問状への回答

1、当地域に持ち込まれる貴社の排出廃棄物種類、量、それらの焼却量(年間)を把握し、その量をお教え下さい。
<回答>
 単位t(1997/4〜1998/3)
コンクリートガラ 金属くず 紙くず 木くず 石膏ボード 廃プラスチック ガラス陶磁器くず 混合廃棄物
所沢市 7,278 1,018

236

653

426

801

3,264 2,151 15,827
三芳町

0

1

1

0

0

1

3

24

30

7,278 1,019

237

653

426

802

3,267 2,175 15,857

(注)公表の数字と違っているのはm3からtに換算する係数の違いと思われる。
 以上のように当社は現場分別を行い品目毎に排出することにより、リサイクルを推進しています。
 コンクリート殻、金属くず、紙くず、木くず、石膏ボード、廃プラスチックは全てリサイクルしています。ガラス陶磁器くず、混合廃棄物は安定型廃棄物として処分しており焼却はしておりません。

2、 当地域の大きな問題は、畑や宅地のすぐそばにたくさんの焼却炉が立地している、ということです。そのような環境の中で貴社の廃棄物が燃やされていることについて、どのようにお考えですか。
<回答>
 1で示しましたように当社の建設副産物はリサイクルを主にした委託をしており、焼却はさせておりません。
 

3、焼却施設設置者に対し、どのような環境汚染対策を講じているかのチェックを実施していますか? 把握している項目に○を付けて下さい。

<回答>
ア 焼却種類、イ 焼却量、ウ ばい煙測定結果、エダイオキシン類濃度(排煙、灰、飛灰、灰固化物)オ灰の管理状況、カ温度記録 キ周辺地域の環境汚染状況 クその他
 焼却させてはおりませんので、チェックはしておりません。

4、周辺住民約4000人が当該地域周辺焼却施設47社とそれらを許可してきた県を被申請人として公害調停を申請しています。求めている事項は、焼却施設の停止、実態調査、情報公開、原状回復措置などです。これに対し、排出企業として、協力できることはありますか?

<回答>
ア 焼却停止に協力  イ 実態調査に協力  ウ情報開示に協力 エ 原状回復措置に協力

協力の具体的な内容
 当社の廃棄物については焼却させておりませんが、廃棄物処理業者には焼却の全面停止を促しています。

5、集計の結果、周辺焼却施設で処理される廃棄物のうち、所沢市内で発生したものはわずか、5%でした。その他は、全て他地域からの廃棄物でした。私たちの地域で、他地域で発生するゴミをこれほど大量に受け入れることを許容することはできません。これらの廃棄物の処理によって、私たちの地域の生活と農業と環境は大きな被害を受けています。

 このことについて、どのようにお考えですか?

<回答>
 法律に基づいた適正処理を推進していますが、環境被害を起こさないためにも、前記の通り今後とも発生抑制、リサイクル推進を行い焼却は行わない所存です。

6、今後、所沢周辺現地見学、周辺住民との意見交換会などに参加される意思はありますか?

 <回答>焼却に関する意見交換会への参加は考えておりません。  

7、今回の結果をインターネットで公開されることについてどのようにお考えですか

<回答>異存ありません。

 企業名((株)竹中工務店                  )

 所属部署( 総本店広報グループリーダー       )

 業種( 建築業     )

御協力ありがとうございました