清水建設(株) 回答

回答日1999.9.3

所沢周辺処理施設へ委託する産業廃棄物排出事業者に対する公開質問状への回答

1、当地域に持ち込まれる貴社の排出廃棄物種類、量、それらの焼却量(年間)を把握し、その量をお教え下さい。
<回答>
所沢市及び三芳町所在処理施設の委託状況(H10年度)    (単位:t)
合計 東明興業(株) (株)ユーワ (株)クマクラ (有)大空土木 石坂産業(株)
種類 年間委託量 内焼却量 年間委託量 内焼却量 年間委託量 内焼却量 年間委託量 内焼却量 年間委託量 内焼却量 年間委託量 内焼却量
がれき類

3,457

0

1,134

0

670

0

215

0

1,026

0

412

0

ガラス陶磁器屑

6,756

0

3,761

0

1,936

0

810

0

36

0

33

0

金属屑

2,288

0

706

0

1,363

0

190

0

22

0

7

0

廃プラスチック

964

0

661

0

159

0

125

0

14

0

5

0

ゴム屑

0

0

木くず

2,843

508

1,646

247

718

0

250

250

229

11

紙くず

769

94

369

92

362

0

38

2

繊維くず

3

0

3

0

混合廃棄物

185

2

11

0

174

2

合計

17,085

604

8,288

339

5,211

0

1,590

250

1,539

15

457

0


2、 当地域の大きな問題は、畑や宅地のすぐそばにたくさんの焼却炉が立地している、ということです。そのような環境の中で貴社の廃棄物が燃やされていることについて、どのようにお考えですか。
<回答>
・弊社は、廃棄物の減量化・リサイクルを積極的に推進し、環境不可の低減に努めております。
・排出される廃棄物については法・条例の基準を満たしている施設を選定して委託処理しております。
・しかし、周辺環境を考慮し、今後貴地域の処理施設に対して弊社が委託する廃棄物は焼却しないよう要請していきます。

3、焼却施設設置者に対し、どのような環境汚染対策を講じているかのチェックを実施していますか? 把握している項目に○を付けて下さい。

<回答>
ア 焼却種類イ 焼却量、○ウ ばい煙測定結果エダイオキシン類濃度(排煙、灰、飛灰、灰固化物)オ灰の管理状況、カ温度記録 キ周辺地域の環境汚染状況 クその他

4、周辺住民約4000人が当該地域周辺焼却施設47社とそれらを許可してきた県を被申請人として公害調停を申請しています。求めている事項は、焼却施設の停止、実態調査、情報公開、原状回復措置などです。これに対し、排出企業として、協力できることはありますか?

<回答>
ア 焼却停止に協力  イ 実態調査に協力  ウ情報開示に協力 エ 原状回復措置に協力

協力の具体的な内容
 公害調停の状況により、協力できるものはご協力いたします。

5、集計の結果、周辺焼却施設で処理される廃棄物のうち、所沢市内で発生したものはわずか、5%でした。その他は、全て他地域からの廃棄物でした。私たちの地域で、他地域で発生するゴミをこれほど大量に受け入れることを許容することはできません。これらの廃棄物の処理によって、私たちの地域の生活と農業と環境は大きな被害を受けています。

 このことについて、どのようにお考えですか?

<回答>
・建設廃棄物ゼロ化はなかなか難しいのが現実であり、長期的な視野に立って、弊社は工業化、工場加工、新工法の採用、分別、リサイクルの徹底などにより廃棄物の減量化を推進しております。
・現状、発生してしまう廃棄物は、処理会社に委託処理してますが、業者選定にあたっては優良施設の選定とともに、施設の基準や周辺環境にも十分配慮している会社と判定し委託しております。
・しかし、今後は、貴地域の環境への影響度を考慮し、貴地域の処理施設に対して、弊社が委託する廃棄物については焼却によらず、出来る限りリサイクル品に循環するように要請していきます。

6、今後、所沢周辺現地見学、周辺住民との意見交換会などに参加される意思はありますか?

 <回答> はい
 
  

7、今回の結果をインターネットで公開されることについてどのようにお考えですか

<回答>
 とくにありません。

 企業名(清水建設株式会社    )

 所属部署( 広報部  )

 業種( 建設業  )

御協力ありがとうございました