三井ホーム株式会社 回答
回答日1999.9.10
所沢周辺処理施設へ委託する産業廃棄物排出事業者に対する公開質問状への回答
1、当地域に持ち込まれる貴社の排出廃棄物種類、量、それらの焼却量(年間)を把握し、その量をお教え下さい。
<回答>
貴地域施設への搬入量(平成10年度実績)
木くず 619.8t
紙くず 9.2t
廃プラスチック 216.5t
計 845.5t
処理方法については木くずは破砕・リサイクル、廃プラスチックは破砕埋立が中心となっております。
2、 当地域の大きな問題は、畑や宅地のすぐそばにたくさんの焼却炉が立地している、ということです。そのような環境の中で貴社の廃棄物が燃やされていることについて、どのようにお考えですか。
<回答>
貴地域に焼却処理施設が集中し、有害物質であるダイオキシンが多量に排出されていることは、当然ながら大きな問題であると考えております。
弊社としては従来より現場分別排出を推進し、混合廃棄物を減量化しリサイクルに努めております。また発生した廃棄物は弊社が優良であると認めた適正処理業者に委託しております。今後さらなる分別排出の推進による焼却量の低減や、ダイオキシン原因物質使用量の削減に積極的に取り組みたいと考えております。
3、焼却施設設置者に対し、どのような環境汚染対策を講じているかのチェックを実施していますか? 把握している項目に○を付けて下さい。
<回答>
○ア 焼却種類、○イ 焼却量、ウ ばい煙測定結果、○エダイオキシン類濃度(排煙、灰、飛灰、灰固化物)オ灰の管理状況、○カ温度記録 キ周辺地域の環境汚染状況 クその他
4、周辺住民約4000人が当該地域周辺焼却施設47社とそれらを許可してきた県を被申請人として公害調停を申請しています。求めている事項は、焼却施設の停止、実態調査、情報公開、原状回復措置などです。これに対し、排出企業として、協力できることはありますか?
<回答>
ア 焼却停止に協力 ○イ 実態調査に協力 ウ情報開示に協力 エ 原状回復措置に協力
協力の具体的な内容
できうる範囲で協力いたします。
5、集計の結果、周辺焼却施設で処理される廃棄物のうち、所沢市内で発生したものはわずか、5%でした。その他は、全て他地域からの廃棄物でした。私たちの地域で、他地域で発生するゴミをこれほど大量に受け入れることを許容することはできません。これらの廃棄物の処理によって、私たちの地域の生活と農業と環境は大きな被害を受けています。
このことについて、どのようにお考えですか?
<回答>
貴地域への処理施設に弊社が搬入いたしておりますのも、多くが都内で発生したものでありまして、優良な施設が都内に不足していることによります。
弊社としても貴地域の方々の負担に思いを致し、廃棄物の削減、リサイクル化に努める所存です。
6、今後、所沢周辺現地見学、周辺住民との意見交換会などに参加される意思はありますか?
<回答>いいえ
7、今回の結果をインターネットで公開されることについてどのようにお考えですか
<回答>
公開に異存はありません
企業名(三井ホーム株式会社 )
所属部署( 広報室 )
業種( 建設業)
御協力ありがとうございました