(株)高陽土木 回答

回答日1999.8.31

所沢周辺処理施設へ委託する産業廃棄物排出事業者に対する公開質問状への回答

1、当地域に持ち込まれる貴社の排出廃棄物種類、量、それらの焼却量(年間)を把握し、その量をお教え下さい。
<回答>
当社は土木工事のため、産業廃棄物は99%がガレキ類です。
 ガレキ類   130m3(建設材料に再利用)
 廃プラスチック  1m3(破砕)
 木くず     10m3
 紙くず      3m3

2、 当地域の大きな問題は、畑や宅地のすぐそばにたくさんの焼却炉が立地している、ということです。そのような環境の中で貴社の廃棄物が燃やされていることについて、どのようにお考えですか。
<回答>
 最近報道機関で取り上げている環境問題を見聞きする度に大変申し訳なく思います。
 ただ、当社で発生する焼却可能な産廃は少ないのですが、今後もできる限り少なくする方向で努めていきたいと思います。

3、焼却施設設置者に対し、どのような環境汚染対策を講じているかのチェックを実施していますか? 把握している項目に○を付けて下さい。

<回答>
ア 焼却種類、イ 焼却量、ウ ばい煙測定結果、エダイオキシン類濃度(排煙、灰、飛灰、灰固化物)オ灰の管理状況、カ温度記録 キ周辺地域の環境汚染状況 クその他
 焼却産廃の発生量が少ないため、未チェックでした。

4、周辺住民約4000人が当該地域周辺焼却施設47社とそれらを許可してきた県を被申請人として公害調停を申請しています。求めている事項は、焼却施設の停止、実態調査、情報公開、原状回復措置などです。これに対し、排出企業として、協力できることはありますか?

<回答>
ア 焼却停止に協力  イ 実態調査に協力  ○ウ情報開示に協力 エ 原状回復措置に協力

協力の具体的な内容
 求められた場合、全面的に協力いたします。

5、集計の結果、周辺焼却施設で処理される廃棄物のうち、所沢市内で発生したものはわずか、5%でした。その他は、全て他地域からの廃棄物でした。私たちの地域で、他地域で発生するゴミをこれほど大量に受け入れることを許容することはできません。これらの廃棄物の処理によって、私たちの地域の生活と農業と環境は大きな被害を受けています。

 このことについて、どのようにお考えですか?

<回答>
 数字を拝見し改めて県外からの搬入の多さに驚いていると同時に住民の皆様の深刻な問題であることを実感として知ることができました。
 我々に何かできるかといったらなるべく持ち込まないよう努力することだと思います。

6、今後、所沢周辺現地見学、周辺住民との意見交換会などに参加される意思はありますか?

 <回答>はい 機会があれば 

7、今回の結果をインターネットで公開されることについてどのようにお考えですか

<回答>
 環境問題を国民に広く知ってもらうことによりゴミの減量化につながるのではと思います。

 企業名(株式会社高陽土木             )

 所属部署(  取締役社長 )

 業種( 土木建設業        )

御協力ありがとうございました