株式会社 長谷工コーポレーション 回答

回答日1999.9.13

所沢周辺処理施設へ委託する産業廃棄物排出事業者に対する公開質問状への回答

1、当地域に持ち込まれる貴社の排出廃棄物種類、量、それらの焼却量(年間)を把握し、その量をお教え下さい。
<回答>
 当社が委託する中間処理業者で対象地域にある業者は、クマクラ、東明興業、大空土木でありその委託量は、平成10年度(平成10年4月〜平成11年3月)の実績は以下の通り。
業者名 ガラス及び陶磁器屑、金属くずなどを含む不燃物 紙くず、木くず、繊維くず、廃プラ等の可燃物 小計
クマクラ

3,827t

1,709t

5,536t

東明興業

199t

117t

316t

大空土木

128t

39t

167t

総計

4,154t

1,865t

6,019t


2、 当地域の大きな問題は、畑や宅地のすぐそばにたくさんの焼却炉が立地している、ということです。そのような環境の中で貴社の廃棄物が燃やされていることについて、どのようにお考えですか。
<回答>
 建設廃棄物の処理(埋立、焼却)が周辺の畑や宅地の環境保全に大きな影響を及ぼしていることについては、関与する事業会社のみならず国民全体が認識すべき重要な事柄であります。
 当社では、建設現場から排出される廃棄物については減量化やリサイクルに努め、環境への影響をできるだけ少なくするよう各現場に徹底させております。また混合廃棄物については優良な中間処理会社に委託するのはもとより、今後、分別リサイクルの徹底化を更に推し進め、焼却処理量の削減を図ってゆきます。

3、焼却施設設置者に対し、どのような環境汚染対策を講じているかのチェックを実施していますか? 把握している項目に○を付けて下さい。

<回答>
ア 焼却種類○イ 焼却量、ウ ばい煙測定結果、エダイオキシン類濃度(排煙、灰、飛灰、灰固化物)オ灰の管理状況、カ温度記録 キ周辺地域の環境汚染状況 クその他

4、周辺住民約4000人が当該地域周辺焼却施設47社とそれらを許可してきた県を被申請人として公害調停を申請しています。求めている事項は、焼却施設の停止、実態調査、情報公開、原状回復措置などです。これに対し、排出企業として、協力できることはありますか?

<回答>
ア 焼却停止に協力  イ 実態調査に協力  ○ウ情報開示に協力 エ 原状回復措置に協力

協力の具体的な内容
その他の事項についても、調停の動向などに応じて協力を検討していきます。

5、集計の結果、周辺焼却施設で処理される廃棄物のうち、所沢市内で発生したものはわずか、5%でした。その他は、全て他地域からの廃棄物でした。私たちの地域で、他地域で発生するゴミをこれほど大量に受け入れることを許容することはできません。これらの廃棄物の処理によって、私たちの地域の生活と農業と環境は大きな被害を受けています。

 このことについて、どのようにお考えですか?

<回答>
 廃棄物の処理にあたっては優良施設の選定・優良業者の選定はもとより、貴地域への環境の影響度を少なくするようさらなる要請をしてゆきます。
 廃棄物の問題は国民全体の問題として捉える必要があり、排出企業としては排出量を減らすためゴミの分別及び減量化・リサイクル活用への対応、メーカーに対しては廃棄物になるようなもの(例えば梱包材など)を省略することや、余材・廃材のリサイクルシステムの確立を急がせる動きが重要と考えます。

6、今後、所沢周辺現地見学、周辺住民との意見交換会などに参加される意思はありますか?

 <回答>はい 

7、今回の結果をインターネットで公開されることについてどのようにお考えですか

<回答>
 特にありません

 企業名(株式会社 長谷工コーポレーション          )

 所属部署( 広報部 )

 業種( 建設業 

御協力ありがとうございました