フドウ建研株式会社 回答

回答着日1999.9.2.
所沢周辺処理施設へ委託する産業廃棄物排出事業者に対する公開質問状への回答

1、当地域に持ち込まれる貴社の排出廃棄物種類、量、それらの焼却量(年間)を把握し、その量をお教え下さい。
<回答>
 弊社にて把握している処理委託実績は(平成9年1月1日〜平成9年12月31日)は以下の通りであります。   (単位:m3)
廃プラスチック類 金属くず ガラス・陶磁器屑 木くず 紙屑  廃油
燃えがら
繊維くず 石膏ボード コンクリート破片等 合計
合計 156.6 85 223 174.4 148.5 0 0 25.5 147.5 960.5

2、 当地域の大きな問題は、畑や宅地のすぐそばにたくさんの焼却炉が立地している、ということです。そのような環境の中で貴社の廃棄物が燃やされていることについて、どのようにお考えですか。
<回答>
 弊社は社会の一員として、建設廃棄物の処理による環境への影響を可能な限り少なくするため、建設廃棄物の削減及びリサイクルの推進並びに法令に基づいた適正処理を行うべく優良処理業者への処理委託を行っており、これらは排出業者として重要な責務と認識しています。
 しかしながら、現場でいかに分別しリサイクルをはかっても、混合廃棄物の発生をさけることは困難であり、そこで、混合廃棄物については優良処理業者への処理委託により、さらに選別の上、リサイクル、適正処理をはかることが必要となります。
 この点、弊社は、東明興業を混合廃棄物の選別・リサイクル・適正処理に対する対応において優良な処理業者と判断の上、その処理を同社に委託いたしているものです。
 なお、東明興業における焼却施設につきましては、現行の法規制値はクリアーしているものの、ダイオキシンの発生を抑制する観点から、自主的に焼却施設の停止を予定していると聞いています。
 弊社といたしましては、このような動きを、環境保全に照らし好ましいことであると思料いたしますとともに、それらの動きを支えるためにも、排出業者の責務として建設廃棄物の削減をはかるべく一層の分別・リサイクルの推進を徹底していきたいと考えています。

3、焼却施設設置者に対し、どのような環境汚染対策を講じているかのチェックを実施していますか? 把握している項目に○を付けて下さい。

<回答>
ア 焼却種類、イ 焼却量、○ウ ばい煙測定結果、○エダイオキシン類濃度(排煙、灰、飛灰、灰固化物)オ灰の管理状況、カ温度記録 キ周辺地域の環境汚染状況 クその他

4、周辺住民約4000人が当該地域周辺焼却施設47社とそれらを許可してきた県を被申請人として公害調停を申請しています。求めている事項は、焼却施設の停止、実態調査、情報公開、原状回復措置などです。これに対し、排出企業として、協力できることはありますか?

<回答>
ア 焼却停止に協力  イ 実態調査に協力  ○ウ情報開示に協力 エ 原状回復措置に協力

協力の具体的な内容
 弊社の廃棄物処理実績に関するデータにつきましては、可能な限り提供いたします。

5、集計の結果、周辺焼却施設で処理される廃棄物のうち、所沢市内で発生したものはわずか、5%でした。その他は、全て他地域からの廃棄物でした。私たちの地域で、他地域で発生するゴミをこれほど大量に受け入れることを許容することはできません。これらの廃棄物の処理によって、私たちの地域の生活と農業と環境は大きな被害を受けています。

 このことについて、どのようにお考えですか?
<回答>
 排出業者としては、自ら排出する廃棄物を削減するとともに現場での分別を一層徹底させリサイクルを推進することにより、廃棄物の埋め立て・焼却量の削減に努めることが最も重要であると考えております。
 どうしても発生する混合廃棄物については、いくつかの優良な処理業者に処理委託することにより、廃棄物の過度な集中を避け、周辺住民の方々への影響を極力少なくするよう努める所存です。

6、今後、所沢周辺現地見学、周辺住民との意見交換会などに参加される意思はありますか?

 <回答>現在のところ、意見交換会などへの参加は考えておりません。

7、今回の結果をインターネットで公開されることについてどのようにお考えですか

<回答>
特に異存はありません。

 企業名(フドウ建研株式会社    )

 所属部署( 工務・安全環境部 )

 業種(   )

御協力ありがとうございました