(株)浅沼組 回答
回答日1999.9.6
所沢周辺処理施設へ委託する産業廃棄物排出事業者に対する公開質問状への回答
1、当地域に持ち込まれる貴社の排出廃棄物種類、量、それらの焼却量(年間)を把握し、その量をお教え下さい。
<回答>
平成9年度実績
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合計(t) | ||||||||||
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ダンボール | 木くず | 小計 | ガラス陶磁器屑 | 金属くず | コンクリートがら等 | 小計 | |||||
産業廃棄物の種類 | 紙・木くず | 廃プラスチック類 | 残さ | 小計 | ||||||||
処理方法 | 焼却 | 焼/破 | 埋立 | リサイクル | 破砕 | 破砕 | 破砕 | 破砕 | ||||
東明興業 | 49 | 166 | 139 | 354 | 36 | 120 | 156 | 366 | 130 | 75 | 571 | 1081 |
クマクラ | 90 | 309 | 259 | 658 | 66 | 223 | 289 | 680 | 241 | 138 | 1059 | 2006 |
合計 | 139 | 475 | 398 | 1012 | 102 | 343 | 445 | 1046 | 371 | 213 | 1630 | 3087 |
2、 当地域の大きな問題は、畑や宅地のすぐそばにたくさんの焼却炉が立地している、ということです。そのような環境の中で貴社の廃棄物が燃やされていることについて、どのようにお考えですか。
<回答>
貴地域に焼却施設が密集していることは、以前から認識していました。当社では関東一円で工事をしておりますが、貴地域への委託の他、東京都・千葉県・神奈川県に分散して処理を委託しております。
当社が参加しております建設団体でも、人体に有害なダイオキシンに対して大きな問題であるとして、その削減について検討しております。当社では、従来より分別排出を作業所に対して指導していますが、今後は、発生の抑制と発生した廃棄物を可能な限り再資源化し、焼却処分及び埋立処分される廃棄物の量を極力減らすよう、さらに徹底する所存です。
3、焼却施設設置者に対し、どのような環境汚染対策を講じているかのチェックを実施していますか? 把握している項目に○を付けて下さい。
<回答>
○ア 焼却種類、イ 焼却量、○ウ ばい煙測定結果、○エダイオキシン類濃度(排煙、灰、飛灰、灰固化物)○オ灰の管理状況、カ温度記録 キ周辺地域の環境汚染状況 クその他
4、周辺住民約4000人が当該地域周辺焼却施設47社とそれらを許可してきた県を被申請人として公害調停を申請しています。求めている事項は、焼却施設の停止、実態調査、情報公開、原状回復措置などです。これに対し、排出企業として、協力できることはありますか?
<回答>
○ア 焼却停止に協力 イ 実態調査に協力 ウ情報開示に協力 エ 原状回復措置に協力
協力の具体的な内容
1)早期焼却停止へ業者へ働きかけ
2)分別の徹底による焼却可能な混合廃棄物の廃棄物の排出を削減
5、集計の結果、周辺焼却施設で処理される廃棄物のうち、所沢市内で発生したものはわずか、5%でした。その他は、全て他地域からの廃棄物でした。私たちの地域で、他地域で発生するゴミをこれほど大量に受け入れることを許容することはできません。これらの廃棄物の処理によって、私たちの地域の生活と農業と環境は大きな被害を受けています。
このことについて、どのようにお考えですか?
<回答>
貴地域に焼却施設が集中していることに認識しております。以前より当社といたしましては、先にも述べましたとおり処理委託業者を分散しております。
しかしながら、委託量に差はあれ各社の廃棄物が集積し、焼却されているのは事実であります。それによって周辺の環境に大きな影響を及ぼしていることは認識しております。
以上のことから、当社と致しましては貴地域への搬入を削減していく方向でおります。また、建設省が以前から押し進めております、廃棄物の発生の抑制、再資源化の推進、適正処理を以前にもまして実施していく所存です。
6、今後、所沢周辺現地見学、周辺住民との意見交換会などに参加される意思はありますか?
<回答>はい
7、今回の結果をインターネットで公開されることについてどのようにお考えですか
<回答>異存はございません。
企業名( 株式会社 浅沼組 )
所属部署( 本社環境保全室 )
業種( 総合建設業 )
御協力ありがとうございました