安藤建設株式会社 回答

回答日1999.8.28

所沢周辺処理施設へ委託する産業廃棄物排出事業者に対する公開質問状への回答

1、当地域に持ち込まれる貴社の排出廃棄物種類、量、それらの焼却量(年間)を把握し、その量をお教え下さい。
<回答>
別紙建設副産物委託実績表を添付します。

2、 当地域の大きな問題は、畑や宅地のすぐそばにたくさんの焼却炉が立地している、ということです。そのような環境の中で貴社の廃棄物が燃やされていることについて、どのようにお考えですか。
<回答>
 マスメディアで連日報道されたこともあり、貴地域に焼却炉が密集し、有害なダイオキシン類が飛散していることは認識しております。
 弊社では、廃棄物の処理量をできるだけ少なくするために、作業所には余剰材の搬入を規制したり、廃棄物は分別をし再生利用するよう指導しておりますが、どうしても混合状態で(特に狭隘地の小規模作業所などにおいては)排出せざるを得ない場合があります。
 その場合は、直接焼却・埋立処分する処分会社ではなく、弊社担当部で指定した、廃棄物の再資源化に取り組んでいる優良な中間処理会社に委託して廃棄物の処理をしています。
 今後とも分別などの徹底により焼却処分の削減を図っていく所存です。

3、焼却施設設置者に対し、どのような環境汚染対策を講じているかのチェックを実施していますか? 把握している項目に○を付けて下さい。

<回答>
ア 焼却種類、イ 焼却量、○ウ ばい煙測定結果○エダイオキシン類濃度○排煙○灰、飛灰、灰固化物)オ灰の管理状況、○カ温度記録 キ周辺地域の環境汚染状況 クその他

4、周辺住民約4000人が当該地域周辺焼却施設47社とそれらを許可してきた県を被申請人として公害調停を申請しています。求めている事項は、焼却施設の停止、実態調査、情報公開、原状回復措置などです。これに対し、排出企業として、協力できることはありますか?

<回答>
ア 焼却停止に協力  イ 実態調査に協力  ○ウ情報開示に協力 エ 原状回復措置に協力

協力の具体的な内容
*「焼却停止に協力」について
 作業所に対して、焼却処分の可能性が高い混合廃棄物は、分別の徹底を図り排出量を削減するよう指導しており、今後は焼却処分ゼロに向けて努力します。
 また、ダイオキシン類濃度など、行政で定めた焼却炉性能が排出基準に達しない処理会社とは処理委託契約を結びません。
*「情報開示に協力」について
 弊社の建設副産物処理に関するデータは、可能な限り開示します。

5、集計の結果、周辺焼却施設で処理される廃棄物のうち、所沢市内で発生したものはわずか、5%でした。その他は、全て他地域からの廃棄物でした。私たちの地域で、他地域で発生するゴミをこれほど大量に受け入れることを許容することはできません。これらの廃棄物の処理によって、私たちの地域の生活と農業と環境は大きな被害を受けています。

 このことについて、どのようにお考えですか?

<回答>
 貴地域に搬入している弊社の建設副産物は、主に東京都の城北部及び県西部から発生したものです。発生地域に設備の整った処理施設がないために、遺憾ながら貴地域の処理会社と処理委託契約を結んでおります。
 建設副産物は処理方法などによっては、環境に影響を与えることが十分考えられますので、弊社は排出事業者として、作業所での余剰材持ち込み制限や分別・再生利用など川上から川下までの管理を一層進めると共に、質問2でお答えしましたように、優良な中間処理会社に委託して焼却処分を削減することで、貴地域環境への影響をできるだけ少なくするよう努力します。

6、今後、所沢周辺現地見学、周辺住民との意見交換会などに参加される意思はありますか?

 <回答>はい 

7、今回の結果をインターネットで公開されることについてどのようにお考えですか

<回答>
 公開されることに異存ありません

 企業名(安藤建設株式会社          )

 所属部署( 社長室経営企画部広報課 )

 業種( 建設業

御協力ありがとうございました