くぬぎ山周辺やインター周辺に集中していた焼却炉群。焼却の停止を求めての公害調停申請時には64炉ありましたが、8炉と大幅に減ります。林の中の大小の煙突から黒や白の煙を見ることもめっきり減りました。では、問題は全て解決されたのでしょうか?
●焼却から破砕、圧縮減容・・・
過去に焼却を行っていた事業者が、焼却をやめた後、どうしているかといえば、破砕や圧縮などの業の許可を新たに得て操業をしているところが殆どです。以前よりも多量の廃棄物を扱う許可を得るところも。これらについて、周辺環境への影響について全く考慮されることなく、許可が多発されています。まるで、焼却をやめたご褒美のよう。。。
埼玉県は、破砕や圧縮施設を用いる廃棄物処分業の許可を次から次へと与えています。所沢周辺に立地する破砕・圧縮などを含む産業廃棄物処理施設はざっと調べても34社85施設に及んでいます。その日量の処理量は合計7000t以上!!その大半がインター周辺とくぬぎ山周辺に極端に集中しています。(地図参照)ゴミ保管施設を加えれば、ゴミ関連施設は延べ200近くになるようです。なぜ、そんなにたくさんの施設が集中してこの地に立地しなければならないのでしょう。ごみ山もたくさん!