祝 ときめきメモリアルドラマシリーズ 第2弾 〜彩のラブソング〜

            片桐彩子 主演女優記念(嘘)

 

             改め

 

      祝 ネクストキング SS版発売記念

 

  PSソフト「ネクストキング〜千年王国〜」リプレイ

 

      王子たちの鎮魂歌

 

   SG研ネクストキング班

    田中 誠   山口 健一郎   古家 昌典   佐内 孝祐

 

 

 

 K県I市。O山のふもとにあるこの町は大学が周辺にあることもあって学生が結構住んでいる。そんなある家に数人の学生が集まりこの物語は始まった。

 

プレーヤーたち

 

プレーヤー1・・・この家の主。あらゆる18禁ゲーを制覇していくことから「鬼畜王」と称されている。

 

プレーヤー2・・・一見普通の人。だがSG研で1、2を争う危ない人だったりする。唐突にアブナイ発言をする。SG研の核弾頭。

 

プレーヤー3・・・「ブルーブレーカー」と「センチメンタルグラフティ」を愛するFXなひと。酒が少し入っての参戦。

 

プレーヤー4・・・このリプレイを始める前に酒を飲んできた「片桐彩子命」なメモラー。別名「人づマニア(”ひとづまにあ”と読む)」

 

 第1章 「王子達の誕生ですぅ♪」

 

プレーヤー1:というわけで始まりましたネクストキングリプレイ。

プレーヤー2:まだ何も始まってないんだが・・・。

プレーヤー1:そういうツッコミはいれないの!

プレーヤー3:まあ、ここは押さえて(笑)。後で存分に戦うが良い。

プレーヤー4:とりあえず名前を入れよう。「魂の名前」を!

プレーヤー1:1番!名前は「ザボ=・・・

プレーヤー4:なんでSWやねん!!

プレーヤー1:(以降セニア)気を取り直して・・・1番!セニアット王子でーす!!

プレーヤー4:魂の名前はどうした!!

プレーヤー3:まあ、押さえて、押さえて。

プレーヤー2:(以降エモン)とりあえず次、いくね。俺は・・・マサノエモン王子だぁー???

プレーヤー2以外:(爆笑)

   エモン:笑うなー!

プレーヤー3:(以降ヤマケ)じゃあ俺の番だな・・・ヤマケマーン王子か。

セニア:考えようによってはやな名前だな。

プレーヤー4:(以降アヤカ)しんがりの俺は・・・アヤカーラ王子か。これからは「灰色の魔王子」と呼んでくれ。

アヤカ以外:誰が呼ぶかい!!

 

ということでここに4人の王子たちが誕生した。これからはみな敵同士となる。果たして勝者は誰になるだろうか?

 

 インターミッション−1−

 

ここで「ネクストキング」を知らない人のために簡単にこのゲームの説明をしよう。このゲームでは、プレーヤーはある国の王子になり、(ほんとはね)『王様になること』が目的である。しかし、しかし、しかし、しかし!!そんなことはこのゲームでは些細なことだ。ドモンよ!!(ビシッ)。すなわち、真の目的は『オトコになること(漢の字ね)=女の子をGETすること』である。そのためにはいかに他のプレーヤーを蹴落とすかが大きなポイントになるのである。というところでそろそろ話を戻そう。

 

 第2章 「王子たちの冷戦開始ですぅ♪」

 

第1週目の冒険(基本的に週単位で進む)は「人魚の女王に友好のあかしを届けること」である。前半の月−水は比較的様子見?なスタートに見えたが・・・

 

エモン:当然コリアンダーの所にいくよ。

エモン以外:(予想していたかのようにそれぞれ)「フーン。」「そっかー。」「まあねー。」

エモン:な、なんだよ。

セニア:だあって、いつものことじゃん。

アヤカ:じゃあ、今回は俺もコーリーにいこう!このゲームのコンセプトは「愛は惜しみなく奪い合うもの」だし。

エモン:ふっ、無駄、無駄。

ヤマケ:いや、結構いけるのではないか、プレゼント攻撃(アイテムを女の子にあげまくること)をすれば。

アヤカ:(プレゼント攻撃後)「コーリー、お願い!」・・・よっし、OK!

エモン:なにーっ!?

アヤカ:ふっ、愛の力だ。

 

この後、マサノエモンはコーリーを取り返そうとするが失敗。結局、それ以外は大きな動きはなく後半(木ー日)に突入した。

 

エモン:まだまだ前哨戦さ。

アヤカ:おろかな、俺たちの愛は不滅なのだ。

                   

そして、後半なったがそれぞれアイテム集め&モンスター退治に忙しく、比較的平和に終わる。そして、結果発表!!結果は陰に隠れて宝箱を開けまくったセニアットが1位になった。以下、アヤカーラ、マサノエモン、実は冒険に誘った女の子にふられたヤマケマーンの順に決まった。まだ勝負は始まったばかりで静かな戦いだが、これからいったいどうなることやら・・・。

 

 インターミッション−2−

 

ここでは流れを説明しよう。まず、王子たちは王様から使命を毎週受ける。それを果たすために月ー水曜日はパートナーとなるべき12人の女の子に誘いをかける。その後、木ー日曜日で冒険をして目的を果たすわけだが、なぜ足手まといになる(そうでないのも何人かいるが)女の子を連れていこうとするか?それはこの国では王は選挙で選ばれる(選挙で選ばれる王か、うーん。)からである。そして、選ぶのはその12人の女の子なのである。つまり、パートナーに誘う=選挙活動をするということである。いかに多くの女の子に支持を受けるかがポイントの一つである。それでは、次回までさらばっ!

 

 第3章 「王子たちの第三次世界大戦勃発ですぅ♪」

 

さて、第2週目になり、冒険の舞台は「妖精の森」に移ったがまだまだ全員が装備を調えることに重点を置いているのか、なかなか平和に進んでいる。が、冒険に移り3日目の土曜日・・・

 

エモン:結構ダメージがあるな。(=>金曜日にモンスターと戦った )

セニア:・・・・・(にやり)

ヤマケ:おおっと!

アヤカ:ついに第三次世界大戦・勃・発!!(どかーん)

ヤマケ:なるほど王子殺しか。悲劇が始まってしまったな。(すでに傍観モードに移行)

セニア:「キャラウェイ、いけーっ!!(コロコロ)」

ヤマケ・アヤカ:ああっ、6ゾロ!

セニア:私がでる必要もないということか。はっはっはっはっ!

ヤマケ:とりあえず、マサノエモン王子、「恨みも何もない」なんていっていた時代が懐かしいね。

セニア:まずは装甲からはがしていこうか(にやり パート2)

 

 このゲームでは冒険時には王子同志でも戦いを仕掛けることができる。戦いの勝者は相手から好きなアイテムを1つ奪える(上の例ではセニアットがマサノエモンの持っていた鎧を奪ったのである)。そして(これが結構大きい)同行している女の子の好感度がふつうにモンスターを倒すのと比べて4・5倍大きいのである。(もちろん返り討ちにあえばアイテムは奪われるし、同行している女の子の好感度も下がるけど・・・)このゲームではタイミングをうまく計りいかに相手を殴れるかによって勝敗が分かれると言っても過言ではない。後々になってこのリプレイでも明暗が分かれてくるのである(そう、あのとき調子に乗っていなければなあ〔泣〕)。さて話を戻そう。

 

セニア:さて、ひきつづき好感度のサイコロを・・・っと(コロコロ)って??

アヤカ:1・2ばっかだねえ(笑)。で合計は・・・

全員:(そろって)35ぉぉお!?

エモン:18個ふって35。これも邪悪な行いの報いだ!

セニア:平均値が2以下なんて〜!!(泣)

 

この戦いを期に王子たちの血みどろな戦いが始まる。まず、先ほど戦いを仕掛けたセニアットにヤマケマーンが襲いかかる。

 

ヤマケ:追撃〜!

セニア:来なくて良いわ!!

ヤマケ:だって、俺はアメ○カといっしょだもん。滅ぼされた小国の仕返しをしているだけだ。

 

この勝負ヤマケマーンが勝つ。負けたセニアットは遠くにとばされた。そこにアヤカーラが追撃をかける。

 

アヤカ:さて、さらに追撃!!

セニア:・・・・(もうあきらめ状態)

アヤカ:ダイスは何個使おうかな・・・。

エモン:前回はダイスを惜しんで返り討ちにあったんだよね〜。

アヤカ:・・・4ダイスにしておきます。はい。(コロコロ)あっぶねー(冷や冷や)

ヤマケ:かろうじて勝った感じだけど・・・この戦いメリットはないよ。鎧とったし・・・。

アヤカ:ハッ。しまったー!無駄なダイスを使ってしまった。

アヤカ以外:チャーンス(にやり)

アヤカ:何なんだその微笑みは!!

 

これは完全なミス。これをマサノエモンがたたき、結局この週は1位ヤマケマーン、2位アヤカーラ、3位マサノエモン、4位セニアット、という順になった。

だがまだまだ前半、これからどうなるか分からない。次回、機動戦艦ナデ(Pー)をみんなで・・・、編集「何で○デシコやねん!!」(ドカッ、バキッ、ゲシッ、その後暴行はまだつづく・・・) 作「こ、殺される〜」

 

 インターミッション−3−

 

 はあはあ、危なくカミーユ状態になるところだった。ふう。(切り替えて)今回のインターミッションは冒険予定地でのイベントについて説明しよう。毎週毎週変わる冒険地だが、それぞれにいろいろなイベントが用意されている。例えば、

この章での冒険地「妖精の森」ではチコリ( 盗賊娘 (とれじゃーはんたー))の母親が永遠の眠りについていることが発覚するし、少し先の週では盗まれた王家の紋章を取り戻しに海賊船に乗り込むなどなど多種多様なイベントが用意されている。また、同行している女の子に関係するイベントを解決すると、その分好感度もあがるのである。

イベントをうまく使うことも勝利への鍵となるのである。

 

 第4章 「アヤカーラ十字砲火のピンチですぅ♪」

 

 ここまで進み、4人の順位はほぼ横一線である。それぞれをつぶしあっているので当然であるが・・・。この硬直状態が2週間続く(ちなみに3週目の順位はエモン、ヤマケ、セニア、アヤカ、4週目はアヤカ、セニア、エモン、ヤマケの順である)。ここまでで大きな動きといえば、セニアットが4回連続で「社交性」の特訓を失敗したぐらいである。(セニア「よけいなおせわだ!!」エモン「まーまー落ち着いて(笑)」)だがこの回の5週目からだんだん明暗が分かれて来つつあった・・・。

 

アヤカ:なんか1位取っちゃっているなあ〜。しかも超堅い鎧(ドラゴンガード)も持っているし。

ヤマケ:殺す!絶対に殺す!! (←前の週でかなりひどい目に遭っている)

エモン:まっ、こういう奴はすぐ自滅するさ。

セニア:このダイス大魔人となった私に倒されるが良い!(←この週で一気にダイスを増やした。)

アヤカ:み、みんな怖い顔してどうしたの・・・?(ひやーっ)

アヤカ以外:いや、別に〜。(笑いながらこめかみをピクピク)

アヤカ:なっ、なんか今回はおなかが痛いので冒険は棄権していい?(愛想笑い)

ヤマケ:あれっ、おっかしいな〜、こんな所にアヤカーラの肩が・・・(ガシッ)。

アヤカ:えっ?

エモン:おかしいよね〜、僕も偶然アヤカーラの腕を見つけちゃって〜(ガシッ)。

アヤカ:ええっ?

セニア:あっ、みんなも〜、実は俺も彼(アヤカーラ)の足を見つけてさ〜(ガシッ)。

アヤカ:えええっ〜??

アヤカ以外:さっ、いこうか(みんな目が座っている)

アヤカ:プリーズ ヘルプ ミー !!誰か、誰か助けて〜(ズルズル)、助けて〜(ズルズル)助けて〜(ズルズル)

 

かくして、アヤカーラにとっての苦難の週が始まるのである。

 

〈木曜日〉

アヤカ:こうなったら逃げてやる〜、逃げ切ってやる〜。(必死)

ヤマケ:ほんとに逃げ切れると思うのか?(冷笑)

アヤカ:逃げ切ってみせる!

エモン:はいはい、分かったからダイスをふるように。

セニア:そうそう、どうせ無駄なんだから。

アヤカ:よし、こうなったら一気にダイスを2つ振って逃げ切ってやる!とうっ(コロコロ)よっし、23!!

セニア:ふっ、せいぜい逃げるが良い。(鼻で笑っている)

エモン:ところでヤマケマーン、君はどっちのルートを進む?

ヤマケ:俺は直線ルートを使うけど・・・何で?

エモン:いや、もし同じルートを進んだらうまく追いつめられないじゃないか〜(にやり)。

ヤマケ:そうか、それもそうだな〜(にやり)。

セニア:その案、俺も乗った!!

アヤカ:みんないじめる〜(泣)

セニア:ふっ、所詮貴様はABCD包囲陣に囲まれた日本軍のようなものなのだ!分かったか、ドモン!!(『ドドーン』と自分で効果音を入れ、東方不敗モードに入る)

アヤカ:(エモン、ヤマケに向かって)・・・あの人、誰?

エモン、ヤマケ:(揃って)さあ〜?

 

 しかし、ダイスを2つ使っての逃げはさすがに大きく、このターンは誰も追いつけない。だが、じわじわと追いつめられていく日本軍のようであることは確かなようである。

 

 〈金曜日〉

アヤカ:ガンガン逃げる!(コロコロ)

セニア:いい加減あきらめろよ、なっ。(コロコロ)ほらもう少しだ。

アヤカ:冗談!!

ヤマケ:(コロコロ)そうら、だんだん逃げるところが少なくなっているぞ。

アヤカ:(シャア風に)まだだ!まだ墜ちんよ!!

 

ここまでは前のターンと変わらず協力していた連合国側だったが・・・

 

エモン:(コロコロ)おや、この位置は・・・で・・・だから・・・ふむ、今回はこういうことをしよう!(といいつつセニアに近寄る)

セニア:なっ!

エモン:仲間を裏切るのは本っ当につらいだよ、いやほんとに。(さわやかな笑顔の後)でもアイアンソードが僕はほしいので・・・じゃ、そういうことで!

エモン:ああ、そうかい!

 

どうやら、仲間割れを起こしたようだ(笑)で、どうなったかというと・・・

 

エモン:アイアンソードありがとう!!(さわやか)

セニア:さわやかに言うな!!

アヤカ:ちょ、ちょっと待てこの位置にセニアが来たってことは・・・完全に囲まれている??

エモン:(ちょっと冷や汗)そ、そうこれも予想通りさ!

エモン以外:絶対違うだろっ!!

 

こんな感じでしっかり追いつめられているアヤカーラであった。

 

〈土曜日〉

特にアヤカーラが追いつめられた以外は無し。ということで省略。

 

〈日曜日〉

ヤマケ:いやあ、最終日だねえ(にやにや)。

エモン:そうだね(にやにや)。

セニア:そうだね(にやにや)。

アヤカ:もう少しだ、もう少しで逃げ切りだ!俺はメジロパーマーになってみせる。

セニア:おまえはいつもツインターボだろーが!!逃げ切ろうとしていつも大敗する!

アヤカ:(聞こえない振りして)ま、まあ何とか逃げ切る!やってやるぜ!!ヤリパンサー!!(コロコロ)なんて中途半端な!

エモン:君のプレーそのもののようだね。

セニア:よしこれならいける!とうっ(コロコロ)ああっ、目が1つ足らない!

アヤカ:これぞ神のご加護だ。

セニア:でも宝だけは取ってやる!ブルーストーンだけは!

アヤカ:光り輝くGストーン〜♪

セニア:なんで3G(スリージーと読む)やねん!とにかくすす・・ここでゴブリンキングの不意打ち?!

エモン:どうやら運がないようだな。僕はもともと届く距離じゃないから宝を戴くよっと(コロコロ)、さて進もう1・2・・何?!こっちもゴブリンキング?!しかも殺されたし(泣)

 

なんか二人とも自滅している(笑)。これはひょっとして・・・

 

ヤマケ:なんだ後は俺だけか(コロコロ)目は足りている。敵も・・・出ない!ふっふっふっふ、さあ、ゲームの始まりだ!(にやり)

アヤカ:ぎゃあああー!!

 

やっぱり、そんなにうまく世の中出来ていないらしい。どうやらこの勝負がアヤカーラの命運を分けたみたいでこの後ヤマケマーンに倒されたアヤカーラはこの後(今後の残りの週も)どん底に陥るのである。(アヤカ「はあ、俺は所詮ツインターボなのか?誰か教えてくれ!」アヤカ以外『その通りだ!!』アヤカ「ごふっ」)今後いったいどうなるのか、王子達はほんとに王位を争っているのか、こんな決め方で王様を選んでいいのか、それは次回を待て。

 

 −インターミッション4−

さて、リプレイの方も大分体勢が決まってきたようである。それはそれとしてひとまず置き、今回のインターミッションは冒険に一緒にいくパートナーの女の子たちに焦点を当ててみよう。1回の冒険のパートナーとしてつれていけるのは12人の中から1人だけ。なので、どうしても自分が好きな(堕としたい)女の子ばかりに偏ってしまう人が多い。だが、それでは前述したように他の女の子の好感度が上がらず、王様にはなれない。『女の子をとるか、それとも、王位をとるか』このゲームはどちらもGETするということはまず不可能であるので、プレーヤーは大いに悩むはず(まあ、たいていは女の子の方に集中するだろうが)である(いや、今回のリプレーではほとんどそんなものを気にせず殴り合いばっかだったけどね・・・)また、各女の子はそれぞれ個性があり、プレーヤーの好みに誰か一人は引っかかる(はずである)のでとにかく1度このゲームをやってみてほしい。(ただし、対戦モードで3ヶ月やると時間にして6時間〜7時間ぐらいかかるので徹夜覚悟でやるように!)さてまたしても時は飛んで王様を選出する選挙日直前の週になる。最後の選挙活動がどれくらい差を詰められるか、そして王様は誰か、また、女の子をプレーヤーたちはGETできるのか、ここからは結果までノンストップで進めていきたいと思う。というわけでインターミッションはここまで。次回、機動武闘伝G○ンダム最終回(ここで作者の周囲にいた編集たちが作者の周りを囲み始めるが作者は全く気づいていない)、「愛のラブラブ石波天承拳」にREADY(各編集、戦闘準備、ここで作者も気がつく(作者「はっ、殺気!!」)が、指が止まらない)・GO!!ごはっ、げひっ、ぐおっ(各編集、怒りの一撃、作者、TKO。編集一同「くだらない事してないでさっさと原稿を書け!!」)と、というわけで次にい、いこ・・う。(ドタッ)

 

 最終章「ついに決着!王子達のしばしの別れですぅ♪」

 

 ついに最後の1週間となった。ここまで熱い(暑い?)漢達のドラマがあった。ここまでの抗争でまず2ヶ月目以降勢いがなくなったアヤカーラは王位争奪戦から脱落、セニアットも前々週で集中攻撃に遭い、各女の子の好感度が軒並みダウンした。これにより王位争奪戦は、ヤマケマーンとマサノエモンの2人にしぼられた・・・。

 

アヤカ:ふう、やっとここまで来ましたなセニアット婆さんや。「ずずーっ」(←お茶をすすっている音らしい。すでに観戦モードのようだ)

セニア:そうですなアヤカーラ爺さんや「ずずーっ」(←同じく観戦モードの図)

ヤマケ:なに二人でやってんのや!!(ゲシッ、ドカッ)

二人:「なにすんねんな!」「痛いやんけ!」

エモン:なにみんなで関西弁使っているんや、って俺まで移ったじゃないか!(笑)

アヤカ:だって、もう体勢は決まっているからここらで遊びの一つでもと思いまして〜(笑)

セニア:右に同じ。あと、もう疲労のピークなんで、かなりハイになっているのもある。というよりそれがほぼ原因の90%(当社比、決して戸愚呂ではない)だけどね。(この時点でプレイ時間が6時間を回っている、プレーヤー達はもうほとんど死にかけな状態である。)外もなんか明るくなってきたし。

ヤマケ:た、確かに。(ちょっと納得)

エモン:納得しないの!とにかく、この週が終わればエンディングなんだからガッツでがんばれ!もうすぐ「CLAMP学園探偵団」も始まるし。

エモン以外:・・・それは土曜日だろうが!!(みんな疲れているらしく、ツッコミが遅れる)

ヤマケ:なあ、とりあえず進めないか、ゲームを。

アヤカ:(古式ゆかり風に)そ う で す ね 。 そ う し ま し ょ う 。

ヤマケ:はいはい。

アヤカ:だめ?それじゃ、OK!いいわよ!

エモン:(冷静に)・・・誰かこいつ燃やしてきて。

 

 とフレンドリー(?)なトークをしているうちに週の前半は終わった。今回の組み合わせは、前週1位のセニアットはキャラウェイと、2位のヤマケマーンはチコリと、3位のアヤカーラはマレインと、最下位だったマサノエモンはコリアンダーと組んだ。この1ヶ月はほぼ、どのプレーヤーもこの組み合わせであった。会話では遊んでいても、ゲームの方ではみんなもう狙いを絞っていたようである。さてこの結果がどうでるだろうか・・・。

 

〈木曜日〉

 

 とりあえず、大きな動きはないので略。

 

〈金曜日〉

 

セニア:よし、とりあえずマジョラムに会おう。(コロコロ)ダイス目は足りているからGO!・・途中の宝の中身は・・・「超堅い鎧(ドラゴンガード)」!! 遅い、遅いよ!!(泣)

アヤカ:泣くな友よ、俺達には明日があるじゃないか!さあ、あの夕日に向かってダッシュだ!!(←熱血青春ドラマしてる人)

セニア:よしわかったよ!俺はもう泣かない!あの夕日に誓うよ!!(それにノリノリでつきあう人)

エモン:あのー、盛り上がっているところを悪いんだが〜。

アヤカ、セニア:『なんだい、マサノエモン君』 〔キラキラ〕(目がまぶしいくらいに輝いている)

エモン:(ひきっ)・・・えっとね、もう外は朝なんだけど・・・。

アヤカ:(目がイッテいる)何をいっているんだい!君には見えないのかあの「青春」と書いてある夕日が!!

エモン:・・もういいです(あきらめ)

ヤマケ:(置いてかれている)あのー、次、俺の番なんだけど、いってもいいかな?いいよね(コロコロ)ああっ、背後にバーサクナイトが!(注:バーサクナイトとはこのゲームで一番の攻撃力と最低のHPを持つモンスターである。倒すととんでもなく強力な武器、防具を必ず落とす〔これが一番やっかいである。これを倒したものは必ず強くなるため、倒したプレーヤー以外はとんでもない驚異となる〕)

アヤカ:(元に戻って)さてと次は俺の番だよねえ(ニヤリ)いくよ(コロコロ)死ねーバーサクナイト!!(コロコロ)よし、瞬殺お宝は・・・アイアンソードかーこれで攻撃力が三倍に上がった(ニヤッ)これで俺は「ザクとは違うのだよ、ザクとは」状態だ!

アヤカ以外:でももう手遅れだけどね。

アヤカ:(ズルッ)

 

この後、土曜日、日曜日と王子同士の殴り合いが行われた。そしてついに選挙当日が訪れた・・・。

 

王様:「ではこれより王様選挙を行う!」

セニア:やっとここまで来たなー。

アヤカ:ああ、長かったな。

王様:「有権者の女の子達は一人づつわしの前に来なさい」

ヤマケ:さてどうなるか。

エモン:とりあえずあの子さえ入ったらいいさ。

王様:「そして王様にふさわしいと思う王子の名を告げるのじゃ!」

 

さてここまで来たところで、各プレーヤーが誰を本命にしているかみてみよう。

アヤカーラははじめコリアンダーだったが、途中からマレインに変更。セニアットはゲームが進むうちにキャラウェイを本命に定めた。また、マサノエモンははじめからコリアンダーで決めている。(これはいつものことだが・・・)そして、ヤマケマーンはマレインと、チコリの間で揺れていたが最後はチコリになったようだ。さて結果はどうなるだろうか?

まず最初はマレイン。男勝りな女武道家は誰を選ぶのか・・・。一番モーションをかけたのはアヤカーラだが・・・(アヤカ:マレインはもちろん俺を選ぶに決まっているさ。)

 

マレイン:「(前略)オレ、この人ならついていきます!その方の名は・・・アヤカーラ王子様!!」

アヤカ:(一安心)まっ、当然だよな。

ヤマケ:君はマレインだけしか票は入らんだろうが!!

アヤカ:うっ!(図星)

エモン:さっ、次いこうか。

セニア:前座、ご苦労だったね。

アヤカ:くそー、ラブアタックチャンスの時を覚えてろよ!

 

実際この後アヤカーラには票は入らなかった(トホホ)次はキャラウェイ。

 

キャラウェイ:「(前略)私の考えを変えてくださったのは・・・セニアット王子様!!」

セニア:ふっ、愛の勝利だ!!

セニア以外:どこが!!

 

次はアニス嬢。

 

アニス:「(前略)この国の未来を託せる王様にふさわしいのは・・・セニアット王子様!!」

セニア:2人連続かー、これも俺の精進のたまものだな!

ヤマケ:・・・・(ふっ)

アヤカ:・・・さあ、次いこうか!

セニア:なんかみんなさめてるなー、ひょっとして、嫉妬?

ヤマケ:そんなわけあるかい!

エモン:君ももう票はないだろう?

セニア:そんなことないよー。アヤカーラと同じにするなんて許せないなー。

 

でも、結局票は入らなかったりする(笑)ということで、次はコリアンダー。

これはマサノエモンがひたすら愛をそそぎ込んでいたが・・・

 

コリアンダー:「(前略)マサノエモン王子を次の王様に推薦いたします。 コリアンダー・ウォータークレス」(注:コリアンダーは失語症になっているため紙にしたためてある。)

エモン:よしっ、これでコーリーは俺のものだ!!(自己の世界の浸っている)

ヤマケ:まだ決まってないのにおめでたいねー。

 

ヤマケマーンが『まだ決まってないのに・・・』といっているのはこの王様選挙の後にある「ラブアタックちゃーんす」で女の子をGETできるかということが決まってないということで王様選挙での1票は入っているのである。それはともかく、ここまでの結果はほぼプレーヤーにも予想どおりだったのだが・・・ここからは少しとばしていこう

 

ジンジャー・・・保留

サフラン・・・・ヤマケマーン

クミン・・・・・保留

フェンネル・・・ヤマケマーン

ディル・・・・・ヤマケマーン

ローズマリー・・ヤマケマーン

カモミール・・・ヤマケマーン

 

なんと、後の7人の内ヤマケマーンに入れたのは5名、残りは保留という結果になった。カモミール、ディルはともかく(この二人はヤマケマーンが多少冒険に連れていったので)サフランは誰も相手にしておらず、手つかず状態で、誰もが保留すると思っていた。また、フェンネル、ローズマリーはセニアットが結構プレゼントなどをしていたので、そっちに行くと思われていたのである。そして、最後の投票者となった。ヤマケマーンの本命、チコリ嬢である。

 

チコリ:「ふつうの日は、太陽の下で汗をかいて、悲しい日は、ワンワン泣いて、嬉しい日は大口開けて笑って・・・、そんな当たり前のことを、ずっと僕たちと一緒にやってくださる、人間くさい王様になってください。僕の1票をしっかり受け取ってね!・・・ヤマケマーン王子様!」

ヤマケ:(余裕たっぷり)さて、これで全員投票が終わったね。

アヤカ:ハイハイ、おめでとー、王様!

セニア:ロ、ローズマリーがあっちに行くなんてー!!

エモン:まあ、俺は次に賭けるからいいさ。

 

ということで結果は

アヤカーラ・・・1票

マサノエモン・・1票

セニアット・・・2票

ヤマケマーン・・6票

保留・・・・・・2票

 

となった。結果、王様はヤマケマーン王子に決定した!とりあえずおめでとう、ヤマケマーン王子!!さて、問題はこれからである。この後に前述した「ラブアタックちゃんーす」が行われる。要するに告白タイムである。このゲームの真の目的を果たせる人はいるのだろうか?まずはアヤカーラから。

 

アヤカ:マレイン、お願いだからOKしてくれー!!ポチっとな(ポチ)

マレイン:「・・・・ごめんなさい。」

アヤカ:・・・バタン、キュー。(倒れたまま号泣)

セニア:所詮愛が足らんのだよ、愛がね!!

 

次はマサノエモン、もちろんコリアンダーに突撃し・・・

 

コリアンダー:(ハープを弾いて返事をした)ナレーターの解説「全く相手にしてなかったようだ」

エモン:ドカーン!!

 

見事に玉砕したようだ(笑)そして先ほど偉そうなことをいっていたセニアットはというと・・・

 

セニア:キャラウェイ、カモーン!!

セニア以外:おっちろ!おっちろ!おっちろ!おっちろ!

セニア:なっ、こいつらわー(怒)黙ってみてろよ!キャラウェイ、お願いします!!

キャラウェイ:「・・・・」

セニア:(ごくっ)

キャラウェイ:「お友達から始めましょう。」

セニア:(勝ち誇って)はっはっはっは、どうだね、諸君。これが愛の力だよ!!

セニア以外:ブー、ブー、ブー

セニア:まあ、せいぜいねたみたまえ!!

 

というわけでセニアはうまくいった(うまくいってしまった?)そして最後にヤマケマーン。もちろん選ぶのは・・・ヤマケ:「当然、チコリだよ!!」 だそうである。どうなることやら・・・

 

ヤマケ:最後は俺か。可能性としては一番成功率は低いんだよなー。

エモン:言い訳はふられた後で聞くからとっととこっちにおいで。

アヤカ:そうそう、こっちはいいぞ。

ヤマケ:誰がいくかいそんな世界!!チコリ、俺に応えてくれ!

チコリ:「・・・・」

ヤマケ:どうだ?

チコリ:「身分が違いすぎますよ!ごめんなさい」

ヤマケ:なにー?!

アヤカ:ようこそ、こっちの世界へ(笑)

エモン:予想通りだったな(笑)

 

というわけで女の子をGETできたのはセニアットのみであった。結果的にプレーヤーの予想とは違う結末となったがこれはこれOKであろう。とりあえずここで4人の王子達の物語は終わりとしよう。次の物語はあなた達で作っていってもらいたい。それではSEE YOU NEXT!! 

 

P.S

ここで少し場を借りて、リプレーの素となるゲームと行う場所を提供してくれたS氏、リプレー用の機材を提供してくれたF氏、Y氏、また、編集の方々、そしてこれを読んでくれた人々に対して感謝の意を申し上げたい。本当にありがとうございました。

 

  1997年9月某日

 

 田中”最近、アドバンスド WW −千年帝国の興亡−で眠れないよー”誠