PSソフト 「センチメンタルジャーニー」 発売記念(嘘)

 

メックウォリアーRPGリプレイ

ストラット小隊戦闘記録より

「漆黒の聖騎士」

 

   田中誠 平澤圭 佐内孝佑 山口健一郎 古家昌典 高橋勝徳 沼田賢一

 

 『ストラット中尉。ストラット中尉。中隊長室までお越しください。』

 

 館内アナウンスが心地よく響きわたる。実に透き通ったよい声をしていると思う。

人を不愉快にさせることのないその声を聞きながら、しかし私は少々不愉快(と少々の悪寒)を抱きつつ中隊長室に向かった。たいてい、中隊長からの呼び出しは実に困難な任務であるということがその原因である。根底にある原因が、

 

「アナウンスの女の子の声がファン(うちの中隊の航空部隊メンバー。ナイフ投げならぬ手術用メス投げを得意とする看護兵でもある。)で、昨日彼女に賭で負けたから」

などという理由ではけっしてない。

 

「まあ、とりあえずいってみるか。」

私は中隊長室に向かって歩き出した。その矢先、

『あ〜!し、失礼しました。ケンイチ軍曹も中隊長室にお越しください。』

「は・・・、ははは。」

私はいかにもファンらしいミスを力無く笑いながら、中隊長室に向かった。

途中で、ケンイチと会い、一緒に中隊長室まで向かう。

「隊長〜。」

ケンイチが何気なく話しかけてきた。

「んん?何?」

とりあえず聞き返す。

「何か、いやな予感しません?」

「私もそう感じていたところ。」

このようなケンイチの予感はたいてい当たる。

「・・・」

「・・・」

しばし、黙って歩き・・・、

「まあ、いつものことだから何とかなるでしょ、何とか。」

といつもの如く軽く流そうとする私。

「ふぅ〜。(ため息)苦労するのは私たちなんですからね。しっかりしてくださいよ!」

これまたいつもの如くため息をつくケンイチ。

そんな会話をしているうちに中隊長室前まで来てしまっていた。

心の中では

「今回はどんな任務になるのだろう」

と多少の好奇心がわき上がってきたが、(もちろん恐怖心もあるが)

この時点で、まさかあんな状況に陥るとは夢にも思っていなかった・・・。

・・・全く考えが甘いな、私も。

(以上 ストラット中尉著「いかに何も悪いことをしていないのに

               致命的命中を2カ所喰らうか」−日記パート− より)

 

前回までのあらすじ

 

とある惑星に駐屯しているヤングマン中隊の偵察部隊であるPCの小隊であるストラット偵察小隊(通称”メッククラッシャー小隊”)はいつものようにのんべんだらりと任務をこなしていた。

が、ある日小隊の偵察兵であるケンイチ・ヤマグチの親友である「マコート・タナカ」

という科学者を護衛する任務が与えられてから状況が一変する。

マコートはドラコ(敵国)からの亡命者であり、常に暗殺者(黒幕はカーチー・S・リーフというクリタの科学者。小隊メンバーの宿敵)に狙われているというとんでもない人物だったのである。何度か暗殺者の攻撃を撃退してきたが、この状況を打開すべく、メック戦闘中にマコートを「偽装爆死」させ、暗殺者の目を欺くという作戦を発動した。小隊はこの作戦を成功させ、ドラコからの暗殺者よりマコートを守るという任務には成功した。そしてマコートは別人として生まれ変わるべく、整形手術をうけてここに残ることになった。そして・・・。

 

GM(H澤):というわけで、ストラットとケンイチは中隊長室の前にいる。

ストラット(T中担当、以降スト):じゃあ、ドアをノックします。

GM:ウィ〜ン(笑)(自動ドアが開く効果音らしい)

ケンイチ(Y口担当、以降ケン):たいちょ〜・・・。

スト:しまったぁ〜!!(笑)

クレウス(F家担当、以降クレ):隊長、ノックする前に「○○、入ります」

               と言わないと。

セリス(S内担当):その前に自動ドアにノックしてる方に突っ込めって!

GM:まあともかく、扉はこのように開く。(としゃべりながら扉が斜め方向に

   割れるように開くジェスチャーをする。)

スト:ここはエンタープライズ号か?とりあえずはいって、中隊長に挨拶します。

GM(中隊長):「まあ、そこのソファーにでもかけたまえ。」

スト:中隊長今度は何ですか?クリタ残党の狩りだし?

   もしくは敵勢力への強行偵察ですかぁ〜(ヘラヘラ)

ケン:「アレス条約破りの拷問のこと(あれのこと)」がばれたのかと少し警戒しておく。(笑)

 

今回までのセッションでプレーヤー達は毎回ボロボロになっているので、

ストラットは今回もどうせそんな危険な任務なんだろうとあきらめが入っているようだ。

また、ケンイチは捕虜の拷問をしたためこのような発言が飛んでいる。

(この時代の法律とでも言うべき「アレス条約」では捕虜の拷問は禁止れている)

ちなみに、どんな拷問をしたかというと・・・と、とてもここではお話しできない。

(ブルブル)

 

中隊長:「今回は任務の話ではないんだ。実は紹介したい人物がいてね・・・」

GM:といったところで、中隊長が後ろのドアを開けて、ある人物を招き入れる。

   中隊長は「初対面ではないがな。」と一言付け加える。

謎の人物:「やあ、はじめまして。」

スト:ああ、何だ、マコートさ・・・。

 

(室内にいる全員の殺気がストラットの発言を抑制する)

10分後

スト:あれ?俺は何しようとしてたんだっけ?

   なんかこの11分ぐらいの記憶がないな〜。(笑)中隊長、その人誰ですかぁ?

 

「なぜストラットが記憶をなくしたか?」はあらすじ参照のこと。

つまりマコートは別人に生まれ変わったのであり、そのことをまだストラットは知らないことになっているのである。

(もちろん整形手術したことは知っているがどのような人物になったかまでは知らない)

 

ケン:私は知ってていいのかな?

GM:いいよ、『親友』だから。で、中隊長は「こちらはサトーシ・M・グリーンさんだ。

   前回の任務で君たちが持ち帰ったロボットを解析した結果、この惑星に惑星連盟時

   代の工場が存在していることが判明したため、調査研究員として派遣された(ここ

   から小声で)ということになっている。

ケン:ということで固い握手をしておこう。「ないす・とぅーみぃーちゅー♪」

スト:じゃあ、私も。

GM(サトーシ):どうも、初めまして。

中隊長:ここは防音防電磁波なので話すが、君たちは知っているだろう。彼はマコート・

    タナーカだった人だ。

スト:(白々しく)あ!やっぱりぃ〜☆ 何か、どっかで会った感じがするな〜と思って

   たんですよ。

一同:(ジト〜)

スト:なんだか部屋の人数より多い視線が刺さっているような気が・・・。(笑)

中隊長:というわけで、これからは調査研究員のサトーシとして接してくれ。くれぐれも

    発言には気をつけてな。せっかく苦労してクリタの目をごまかしたんだから。

    高いサンダーボルトまでつぶしたんだし。

クレ:(ボソッ)あの〜、アレってマスターのダイス目が悪かっただけじゃないんですか?

GM:うるさいっ!

 

前回のメック戦闘で、GMはNPC(タナーカ)の乗ったバトルメック「サンダーボルト」(65トンの重装甲メック。とても高価な機体)をあっさりと破壊させてしまいました。(しかもダイス目がとても低かったらしい<F家氏談>)

 

中隊長:ちなみに小隊のメンバーには話してもかまわんが、くれぐれもほかには他言無用

    だ。もし彼に何かあれば、うちの中隊は間違いなく終わりだからな。

スト:ま、せいぜい気をつけましょう。(ヘラヘラ)

中隊長:(ちょっと不安になってきた)くれぐれも頼むぞ。今回はとりあえずそれだけだ。

スト:・・・へ?ホントにそれだけですか?今回は?

中隊長:そうだよ。今回は(・・・)。

スト:何だ、てっきりこの人を護衛しろとか、一緒に危険な工場を調査してこいとかいわ

   れるのかと思っちゃった。(一安心)

中隊長:・・・あれ〜?なんでわかったのぉ〜?

    次の呼び出しの時にいおうと思ってたのにぃ〜(ニヤリ)

スト・ケン:やっぱりぃ〜!!

中隊長:じゃあこの際だからいっちゃおう。彼の任務はさっきもいったように工場探索だ。

    それの手伝いをしてほしい。

ケン:つまり、工場に仕掛けられている、罠とかロボットとかを非除しつつ、遺跡を調査

   しろと言うことですね。

GM:そういうこと。で今現在、君らのメックは修理中ということなので使えないから。

スト:え〜っ、ケチ。

ケン:じゃあ、トラックとかで行くしかないか。

中隊長:あとの指示はサトーシさんに従ってくれ。あとは・・・そうだ、君たちの隊に補

    充兵が入るんだ。名前はジュットという。偵察兵の卵だ。

スト:新兵か。どんなやつだろう?まだ目が澄んでるんだろうなぁ〜。

   私にもそんな時代があったんだがなぁ〜。・・・(魚の目)。

中隊長:というわけで、ジュット君を鍛えながら、さっきの件よろしく頼むよ。ちなみに

    新兵ときみの小隊のメンバーはブリーフィングルームに呼んでおくから。

スト:はあ、わかりました。では、私たちはこれで。(敬礼する)

中隊長:うむ。気をつけてな。

スト:(ブリーフィングルームまで歩きながら)さて、鍛えるといっても・・・。

   やはり、偵察兵は偵察兵に任せた方がいいかもしれんな。おい、ケン。

ケン:なんですか?

スト:ジュット君の教育はきみとクレウスに任せるよ。戦闘面と尋問はケン、その他は

   クレウスが担当ということで頼むよ。わからないことがあったら私に聞くようにい   っといてくれ。

ケン:じゃあ、ライフルによる拷問の仕方を・・・。

スト:おひ。

ケン:なんですか、隊長。

スト:私は尋問の仕方を教えろといったんだ。拷問の仕方を教えてどうするっ!!

サトーシ:そのくらいにしてブリーフィングルームに行きましょうよ!

 

というわけで、ブリーフィングルームに向かい、今後の方針を考えることにした。

 

GM:じゃあ、ブリーフィングルームのドアが開いて3人が入ると、セリスとクレウス、   そして端っこの方で緊張しながら座っているジュットの姿がある。

スト:カランコロンカラン、カランコロンカラン(<どうやらドアを開けたときに

   なるベルの音らしい。)

GM:いらっしゃいませ!!Pia☆キャ○ットへようこそ〜!!

スト以外の一同:(突っ伏す)

セリス:はっ!

    どこかから悪名高き「GO GO ウェイトレス」が流れてきたような・・・(笑)

スト:とりあえず「スペシャルミルクパフェ」を1つ。(笑)

GM:ごかくにんしま〜す。

   「かおるちゃん」(<スペシャルミルクパフェのことらしい)が1つですね。

スト以外の一同:(再び突っ伏す)

スト:さて・・・一通り緊張がほぐれたところで・・・。

クレ:どこがじゃ〜!!

セリス:って言うか、今のはどこから出てきたの?あの声は(笑)

スト:何いってるんだ。いつも私が持ち歩いているCD「抱腹絶倒!基本ギャグ100選」

   を流して、それにあわせただけじゃないか〜。

サトーシ:そ、それはともかく。どうやら彼がジュットさんらしいですよ。

スト:きみがジュットか〜。私はこの隊の隊長をやっているストラットだ。

   これからよろしく。

ジュット(N田担当):(立ち上がって敬礼)よろしくお願いします。小隊長殿。

スト:そんなにかしこまらなくてもいいよ。もっと気楽にいこう、気楽にね☆

ジュット:は、はあ。

スト:ま、あとは適当に挨拶しといて。気楽にしてればいいから。

ジュット:はあ(ホントに大丈夫かな、この人?)

サトーシ:じゃあ、早速ここに集まってもらったわけをお話ししましょうか?

クレウス:質問でーす。

スト:何?

クレ:その人誰?

セリス:そうよ、誰なの?隊長

スト:ああ。そういえば説明してなかったね。この人は・・・「かくかくしかじか」

  (とさっきの説明をする。)

セリス:あ、なるほど。

クレ:じゃあ、気を付けないといけませんね。

サトーシ:さてよろしいですか?時間がないわけではないのですが暇を持て余すこともな

     いんで・・・。(といいつつスライドを展開する)

 

展開した地図はこの星がまだ繁栄していた頃のものだった。現在のこの星では火山活動が活発化しており、星全体の半分以下しか人の住める地域がない。サトーシが指した場所は現在「サンダーマウンテン」と呼ばれている最近火山灰が吹き荒れ、電波障害が激しい山であった。この山は少し前に火山活動が活発化してきており、非情に危険であると言われている。が、どうやらそこに我々が目指す工場があるらしいので、これ以上ひどくならないうちにさっさと調査してしまおうと言うことだった。調査するには劣悪環境スーツという防護服を借りていかなくては、とても作業できないので、その手配をおこなった。

(経費で落ちるといいな〜<ストラット談>)

 

ケン:で、そこまでの距離は?

サトーシ:トラックで、片道3日です。

ジュット:そうすると往復で1週間以上ですか〜。遠いですね。

スト:ま、仕方ない。ところで、武装とかも借りていきたいんだけどいい?

GM:いいけど、借りるんではなく、駐屯している正規軍から買うことになると思うよ。

   しかも横流しという形だからかなり高いけど。

スト:私はそれでもかまわない。自分の命が大切だから。(笑)

   他の人は買いたければ自分で買ってね。経費ではこれはおちないから。

 

というわけで各自装備を整えつつ、目的地まで出発した。

 

スト:セリス、きみが運転しなさい。

セリス:わかりました〜。ちなみにスピンターンしちゃダメ?

スト:ダメ!

セリス:イナーシャルドリフトも?

一同:ダメ!!

 

行軍時にはトラブルもなく(一部暴走しかけた人もいるが)山の麓に近づいた。

 

GM:じゃあ、車での移動はここまでが限界なので、あとは歩いて探してね。

サトーシ:だいぶ近くまで来ていますんであとはしらみつぶしに探しましょう。

クレ:といわれても・・・。

スト:これ(周りを見回して)どうやって探すんだろう・・・。

サトーシ:それならヒントがあります。前に君たちの小隊でロボット捕まえたでしょう?

ジュット:そうなんですか?

クレ:そう、なんかの役に立つかな〜と思って捕まえたんだが・・・。

ケン:まさか、この星に工場があることがわかるとは思わなかったよな〜。

サトーシ:で、そのロボットというのが「キャタピラ」と言うより「ローラー」で走行し

     ていたんですよ。

スト:つまり、こんな荒れたところをロボットが通れるはずはないから、

   どこかに道でもあるといいたいのですな?

サトーシ:ご名答。

スト:うーん。じゃあ、みんなで手分けして探すか?何か、ほかにいい意見ない?

サトーシ:そうですね、スキマー(一人乗りのホバーカー。とても早い)のホバー力で、

     火山灰を吹きとばしつつ探索するというのはどうでしょう?

セリス:それ、採用しましょう。じゃあ、6人いるから2人1組で組んで・・・。

サトーシ:あ、僕はお留守番しているんで、頑張ってください。

スト:ぬう、じゃあ、仕方ないから偵察兵が1人だけでいって残りを組ませて・・・。

サトーシ:できれば、1人じゃ怖いんで誰か護衛に残ってくれません?(笑)

セリス:・・・何か、この人わがままになってません?

スト:うーむ。よし、じゃあこうしよう。サトーシと残るのは私と言うことで。

   私はこういうのあまり得意じゃないからね。

   ホントはケンが残った方がいいのだろうが、偵察兵にはさっさと発見してもらって、

   時間を短縮した方が安全だし。

ケン:私はそれでいいですよ。

スト:(ボソッ)それに何か危険そうだし。

クレ:ん?なんか言いました、隊長?

スト:い、いや別に〜。じゃあ、みんな捜索に移ってくれ。(ふう、危ない危ない)

一同:イエッサ〜!!。

 

ということで、それぞれ捜索に移る。多少時間をロスしたものの、なんとかフェリクロート(コンクリートみたいなもの)の道が見つかり、スキマ−で掃除しつつトラックを進ませる。途中、溶岩が道をふさぎトラックでは通れないので、ここからは劣悪環境スーツを装着し、先に進むことになった。

(ちなみに劣悪環境スーツを着るときに「蒸着!」とか「赤射!」とか叫びながら着たとか、その話題を引きずって「仮面天使○ゼッタ」に対する討論が30分も続いたということはここだけに秘密である。)

 

GM:で、しばらくするとフェリクロートの道がまた続いている。だが少し進むと道が溶岩で埋まってる。

ケン:これは溶岩で埋まっているところを掘るしかないですね。

スト:う〜ん、つるはしはさすがに持ってきてないな〜。

セリス:それなら、ヴィブロブレードで掘るというのはどうでしょう?

スト:なるほど〜。サトーシさんのを借りれば2本あるから早く終わるな。

   というわけだから、ケン、ジュットにヴィブロブレードの使い方を訓練しながら、

   この辺掃除しちゃいなさい。

ジュット:先輩、どんな切り方をしたら、相手の息の根を止め易いんでしょうか?(真剣)

ケン:え〜と私が兄を殺し・・・って、なにやらせるだ!(笑)で、掃除するけど。

GM:じゃあ、「整備・補修=一般」技能で、ふってみて。時間がどれだけかかったか

   判定するから。あまり遅いと火山が活発化するかもしれないよ。

スト:やっぱ火山が噴火して火山弾がふってくるのかな?ん?火山弾?

   A「たいちょ〜、ドローメが火山弾を打ってきます!すごい数です!!」

   B「みんな逃げろ〜!!」

一同:(全く聞いてない)

スト:誰か突っ込んでくれよ〜!

GM:さて、なんとかみつけた?じゃ、そのまま進むとね・・・。

   ここで、再び「補修・整備=一般」で判定してみて。悪い方に修正が2かかる。

クレ:何か悪い予感がするな〜。失敗。

セリス。:同じく〜。

ケン:お!ぴったりで成功。

スト:私は+2で成功。

ジュット:新兵いきま〜す。(コロコロ)あっ・・・。

一同:6ゾロ!!

ジュット:えーと、+3成功ですね。

スト:ま、負けた〜。・・・「きみ、いい身体してるね。整備兵やってみない?」

セリス:なんで町中スカウトや!

GM:それはともかく。どうやら、何か車が通ったらしい。しかも新しいときたもんだ。

スト:わかった!これは○衛隊が通ったあとに違いない。(笑)

クレ:じゃあ、この先にゴジ○がいるんですか?隊長?

スト:そうか、今回の敵は○ジラだったのか!!ううむ(しばしの沈黙)

   これはメックがあっても勝てないかも・・・。(笑)

ジュット:(無視して<どうやら隊長の扱い方がわかってきたらしい。)

     どうします?ケンイチさん。このまま進みます?

ケン:まあ、気をつけて進むとしかいえないな。ライフルでも構えるか。

クレ:どれくらい前のものかわからない?

GM:火山灰のつもり方などから調べるなら時間がかかるけど、調べられるが。

スト:(戻って)時間がもったいないから警戒しながら進むしかないでしょう。

GM:じゃあ、そのまま進むと、岩に亀裂が走っててそこの中に通路が見える。

   そこから入れそうだ。

スト:じゃあ、新兵君。クレウスと一緒に偵察行って来なさい。

ジュット:は〜い。

GM:ちょっとまって、亀裂の大きさが十分ではないので、環境スーツを着たままでは

   入れないんだが。そのまま入ろうとするなら、ヴィブロブレードで穴を広げないと。

スト:どうしようか?

クレ:この場合、敵が先にいることが考えられるから、着たままの方がいいと思いますが。

ケン:じゃ、広げちゃいましょう。ジュット手伝え。

ジュット:了解っす。

GM:穴は広がったので中に入れるけど、段差があるのでそこを普通に飛び降りるんなら、

   修正+2で登はん判定をしてね。失敗したらダメージ受けるよ。

スト:うぬぬぬ・・・。

 

ここで、なんと小隊の中に登はんができるものがいないことが判明。さらに、誰もロープやワイヤーなどを持ってきていなかったためしばし硬直状態に陥る。登はん自体は劣悪環境スーツを脱いでしまえば簡単にできるのですが、中に敵がいるため、万が一敵が待ち伏せなどをしていた場合、大変な危険を伴うため、脱ぎたくないのだ。試行錯誤の上小隊がとった行動は・・・。

 

ケン:GM、その段差って何メートルくらい?

GM:実際、降りる距離は3メートルくらいだね。

ケン:だったら、一人目、二人目が降りるのを上の人間が手伝い、その後は上と下で協力

   しておろせば安全に降りられると思うのだが。

一同:おおっ〜!!すばらしい。

ケン:ま、失敗してもそんなに高くないから死なないだろう(笑)

 

というわけで、人海戦術でこの場を切り抜けようとする。が・・・

 

GM:隊長が降りたのね。ところで懐中電灯持ってる人は?

一同:え?

GM:だから懐中電灯持ってる人は?

一同:(それぞれ左右にPCを見回し、それが終えたところで一斉に首を横に振る。)

ジュット:何それ?

GM:・・・・・お〜ま〜え〜ら〜わ〜(頭を抱える)

スト:確か劣悪環境スーツに付いてなかったっけ?

GM:ついてない!(断言)

スト:ぐはっ〜。

クレ:閃光弾ならあるけど・・・。だめ?

GM:あたりまえだろうが!!

ケン:とりあえず現実を見つめようよ。ライト系はないということだね。

GM:しかたないな〜。サトーシが発火灯を持ってきてるから

   それを使ったということにしよう。

サトーシ:全く穴蔵探検にくることはわかってたんですから

     明かりくらい持ってきましょうね。

スト:そういうのは偵察兵がやっておく仕事なんだから、私に言われてもなぁ〜。

偵察兵一同:たいちょ〜!それは責任転化って言うんですよ。

スト:うぐっ、と、とにかくさっさとみんな降りなさい。時間がないんだから。

GM:まったく(嘆息)

クレ:じゃあ、さっさとおろしちゃうと言うことで、セリス、次早く降りてね。

セリス:ハイハイ。(コロコロ)おりましたっと。

スト:じゃあつぎは・・・。ケンが降りる番ね。

GM:と、そこで問題が発生する。

スト:ちゅ〜ん☆

GM:第六感ある人は?

クレ&ジュット:は〜い。

GM:じゃあ危険関知技能持ってる人は?

一同:し〜ん。

GM:下に降りている人と降りてる途中のケンイチは知覚値ロールして。

   修正は悪い方に+3。

スト:ぴったり成功だけど。

GM:成功したんだ。残念だな〜。きみの眉間のあたりに何か赤いレーザーみたいなもの

   が当たってるのに気がついちゃったな〜。

スト:なにっ!?

GM:まずはケンイチをうまくおろせたかどうか敏捷度で判定して。

一同:成功!

GM:ならば、敵が討ってくる前にケンイチをおろすことには成功した。

ジュット:なんか隊長の眉間に赤いレーザーサイトが当たってるんですけど・・・。

     クレウスさん帰っていいですか?

クレ:サトーシも上にいて安全だし・・・。いいかな?

GM:ストラット、もう少し詳しく状況を説明しようか?えーと、きみの向いていろ方向、

   距離は20Mくらいかな?そっちの方から何か赤いレーザーがきみの眉間に向かっ

   てのびているね。少し小刻みにふるえているような感じもするけどね。

スト:あ〜、よかったぁ、ここに明かりあったよぉ・・・って

   みんな、ふせろぉ!! 

   (顔は味王の「う・ま・い・ぞ〜!!」をご想像ください。)

   ハアハア、ちなみに光は1つだけ?

GM:そうだね。さあ、行動を決めて。

スト:とりあえず物陰に隠れる。

ケン:同じく。

セリス:そういえば、敵は見えるの?

GM:いや、レーザーサイトが見えるだけ、敵は見えないよ。

セリス:じゃあ、私も隠れる。

GM:うえの人たちは?

クレ:とりあえず私も隠れよう。

ジュット:じゃあ、先輩をまねするっす。

GM:そうするとストラットの頭があったところにワンテンポ遅れて・・・

スト:何が飛んでくるの?レーザーライフル?

GM:小口径レーザーが「ヴィシューン!!」と飛んでくる。

一同:え?小口径!?!?!?

 

説明しよう。小口径レーザーというのはメック(この世界の主力兵器、ロボット)に積んであるレーザーのことである。対メック戦では牽制用に開発されたレーザーであり、あまり役に立たないが(数があれば驚異ではあるが)これが人間に使われたら・・・、間違いなく即死であろう。運が良くて腕か足がなくなっているといったところの恐ろしい兵器である。

 

スト:僕帰る〜!!

セリス:ああ、隊長が幼児化している!!

ケン:ま、仕方ないな。何とかしないと。

スト:(戻って)くそ、仕方ないから臨機応変に対応してくれ。

セリス:つまり「行き当たりばったり」って事ね。

スト:うるさい!相手が何で見ているかが問題だよな〜。

   熱源センサーだったら、間違いなくこの発火灯狙ってくるだろうし。

   光学センサーだったら閃光弾で目くらましはできるが・・・。

GM:じゃあ、双眼鏡(これは赤外線暗視装置付きのものなので暗闇でも見える。)で

   相手を見ている人で、「整備・補修=一般」持ってる人。

スト&セリス:ハーイ。

GM:「整備・補修=一般」技能で判定してみて。修正は+3

スト&セリス:「失敗した。」「失敗しちゃった、てへ★」

GM:仕方ないサトーシも判定しよう「これは別料金もらいますよ。」(コロコロ)

   成功。「どうやらあいては熱源センサーみたいですね。」

スト:発火灯投げまーす。

GM:じゃあ、敵はそれを破壊した。このターンと併せて2ターンの猶予がある。

ケン:じゃあねらい打ちだな。

 

全くその通り。ケンイチの狙い澄ました一撃によって、警備ロボットは一蹴されたのであった。単に武装が立派なだけで、装甲は薄かったようだ。

 

スト:な〜。だから、ケンイチから習えば、一流のヒットマンになれるって言っただろう?

ジュット:すばらしいですね、先輩。僕は一生あなたについていくっす!

セリス:さすがに「まーだーらいせんす」をもつ男だわ。

GM:じゃ、さっさとおろす判定して。

一同:成功!!

GM:さて、通路は上と下があるがどっちに行く?

スト:ここは偵察兵に任せよう。

ケン:じゃあ、下。

クレ:というわけで進もう。

スト&セリス:『すすめ〜すすめ〜ものども〜♪』

セリス:やっぱ行進曲はボ○スカウォーズに限るわ(夢心地)

スト:『ガキョーン、ガキョーン、ガキョーン』(<モビル○ーツが歩いてる音らしい。)

GM:そうやって歩いてるとね。左右に二つ部屋がある。

スト:ロックは何?

GM:カード式の電子錠だね。

ジュット:たいちょ〜、俺がやって見るっす。

スト:いいけど、腕はどれくらい?

 

(黙ってキャラクターシートを見る)

 

スト:・・・クレウスお願い。

ジュット:たいちょ〜、なんでですか?

スト:だって、クレウスよりも腕が高いという自信は?

ジュット:(ふるふる)

スト:じゃ、とりあえずは先輩の仕事をみてなさい。それも新人のうちは大切だ。

ジュット:・・・わかったっす。

ケン:サトーシに頼むって言うのは?彼なら技術は高いだろうから安心だし。

GM:サトーシが解錠する場合は有料だけどいい?

セリス:高そうだな〜。

スト:時間かければ開くかもしれんし・・・じゃあ、クレウス開けてみて。

クレ:は〜い(コロコロ)+2成功ですが・・・。

GM:おしいね。開きそうだったけどダメ。

ケン:もう一度やってみたら。時間かけて。

スト:それでダメならサトーシさんに頼もう。

クレ:(コロコロ)+5成功!

GM:・・・

一同:・・・

GM:『ウィン』(笑)(ドアの開く音)

スト:きみ〜、才能あるねぇ、鍵師になってみないかぁ

クレ:隊長、それ2回目。

GM:開いたけど、これからどうするの?

クレ:とりあえず何が飛んでくるかわからないので、扉からよける。

ジュット:中は何があります?

GM:どうやら一般の個室、宿舎のようだ。

ジュット:中をみますね。

GM:すると中にはベット、机、端末(コンピュータ)、あとはトイレがあるくらいだね。

スト:じゃあ、端末からいってみよう。誰かコンピュータ強い人は?

一同:(黙ってストラットを指し返す)

スト:え?私はそんな得意じゃないんだが・・・。

ケン:でもほかには誰も技能持ってないようですよ。

スト:じゃあ、仕方ないやってみようか?他の人は別の場所あさってみて。

ジュット:わかりました〜。

GM:じゃあ、先にコンピュータから行ってみようか。判定してみて。

スト:(コロコロ)+3成功です。

GM:ならば、端末はちゃんと起動した。

スト:コンピュータにはどんなメニューがある?

クレ:とりあえず地図出しましょうよ。

スト:それも重要だが、この工場はどんなことをやっていたのかを見たい。

GM:では判定どうぞ。

スト:ぴったり成功。

GM:じゃあ、わかることは「ここはロボット修理工場である」ということ

   「専門は土木作業用である」ということぐらいだね。

スト:うーん、ま、こんなもんか。じゃ、今度はマップを出してみよう(コロコロ)

   あ゛っ、失敗。

GM:じゃあマップは出し方がわからなかったっと。

クレ:マップだけでもサトーシさんに出してもらったら。

スト:そうだな。そのほうが安全だろうし。では「先生、お願いします。」

サトーシ:「ど〜れ。」(笑)(コロコロ)とりあえず、一般用の地図は出せましたけど。

セリス:うーんこの地図からすると地上2階層地下5階層の7階層になってるみたいね。

ケン:で、今いるのが上から3階層目、地下一階か。

GM:追加情報としては地上は格納庫、地下は修理、生産工場みたいだね。

   ただし、地下3,4,5階は「no data」になっている。

スト:あとは・・・最近保安装置が作動したかとかもみれます?

GM:判定ね。

スト(コロコロ)お、+3成功だ。

GM:じゃあ、地下3階以下のフロアで働いているところがあるみたいだ。

スト:って、3階以下の地図がないじゃん!!(苦笑)

GM:そうだね。

スト:くそっ、それじゃあ、ここってカードID制なんでしょ。

   そのIDが発行できるところを探す。

GM:それは調べなくてもわかる。ホストコンピュータに発行してもらってください。

   だそうだ。

スト:で、それはどこにある?

GM:地下3階以下の階層(ニヤリ)

スト:じゃあ、今は無理じゃん。(ムキー<ストラット錯乱中)

ジュット:まあまあ、ほかにも扉はあるんだし、下いってからでもいいじゃないですか。

スト:・・・わかった。じゃあそろそろ机とかあさる方に移ろうか?

GM:机をあさる?じゃあ、魔晶石が12点分見つかる・・。

スト:やったー!これで「らいとにんぐ・ぼると」が打てる〜。(笑)

クレ:俺は魔法使えないから嬉しくない。

ジュット:ってなでやねん!!(スパーン)(スパーン)

GM:オチがついたところで、どうする?

スト:じゃあ、あさってみよう!

ケン:でもあさるのだったら隊長がやったほうがいいのでは?

スト:そう?じゃあ、・・・(コロコロ)+4成功だけど?

GM:+4!?じゃあ、最低限レベルのIDカードが手に入ったよ。

スト:思わぬものが入ったな〜。これ誰がつける?

セリス:やっぱ先頭歩く人がいいと思うけど・・・。

クレ:そうかな?

サトーシ:じゃあ、私がつけておきましょう。(パチッ)

スト:お〜い!!

サトーシ:私の身の安全は守ってくださいね。

クレ:何か、整形手術して名前が変わってから性格悪くなったな〜。

   実は脳改造もしてあったりして(笑)

サトーシ:イヤイヤ、そんなことありませんよ〜。

     (白々しく)これ位しないとばれちゃうかもしれませんしねぇ。

スト:(何か嘘臭いけど・・・、ま、いっか。)

サトーシ:何か言いました?ストラットさん。

スト:クルックー?、何でもありませんよ。

ジュット:次の部屋いきましょうよ。隊長。

GM:次の部屋に行くのね。じゃあと・・・。

 

こんな感じで部屋をあさっていく。特にこの階層は一般の部屋らしく、個人のものしかなかった。収穫といえば最低限のIDカ−ドと、死んだ人のものと思われる正式IDが手に入った。これによりなんとか地下3階の地図が手にはいる。3階の構成は「警備室」「メインサーバアクセスルーム」「ブリフィングルーム」「謎の部屋」(実はこれがあとで重要な役割を果たすのである。)の4つで構成されていることがわかった。

 

ケン:どこからあさる?3階は。

クレ:やっぱり警備室は気になるよな〜。何か出てきたら困るし。

セリス:でもとりあえず情報を得たいわけだから、メインサーバの方にいった方が

    いいんじゃない?

スト:じゃあ、みんなに決を採ろう。警備室を押さえた方がいいと思うもの。

セリス以外:ハーイ。

スト:じゃあ、決まりだな。

ジュット:それでは3階にれっつご〜!!

GM:では、3階に着いたよ。

スト:じゃあ、警部室から行ってみよう。

クレ:警戒しながらね。

スト:『ガチョン、ガチョン』 ( <どうやら歩行時の効果音らしい。 )

セリス:『ガチョピ〜ン、ガチョピ〜ン』 ( <同じく歩行時の音らしい )

スト:あのな、セリス。

セリス:なんですか?

スト:・・・スペースガチョピンスーツはネタが少し古いと思うぞ。(苦笑)

GM:警備室前までは着いたよ。扉はカードキー方式のようだ。

ジュット:じゃ、さっき隊長が手に入れたカードで開けましょう。

GM:カードを通した?

   じゃあ、『パスコードを入力してください。』とモニタに表示される。

ケン:さあ、出番だ、クレウス。

クレ:え?俺?

一同:(問答無用で殴る)

クレ:じょ、冗談なのに〜!!(コロコロ)+4成功。

GM:『ピピピ、ウィ〜ン』

スト:よし、開いたぞ。

一同:(隊長をじっと見つめる)

スト:ちょっと待て!最初に踏み込むのはいやだぞ!!

クレ:じゃあ、私が行きますよ、行けばいいんでしょ!

GM:さてと・・・(コロコロ)う〜ん、『第六感』が効いてるな。

   クレウスの中で何かが危険を警告している。

 

説明せねばなるまい。『第六感』とは、生まれ持った才能で、危険が自信に降りかかろうとするとき「何となくいやな感じがする」ぐらいの感じではあるが、危険を察知できる能力である。要するに他人より生き残りやすいというものである。

 

スト:さて、扉の前から逃げようかぁ?(笑)

ジュット:私も『第六感』があるのですが?

GM:じゃあ、クレウス、ジュット以外の人に対してマシンガンが飛んでくる。

一同:ひえ〜!!

 

というわけで、なし崩し的に戦闘が始まる。相手は機能が完全に生きている警備用ロボット(蜘蛛型)。最初のマシンガンで軽傷を負った小隊メンバー。しかし、ケンイチの狙い澄ました一撃により、ロボットは動けなくなる。次のターンにはもう1本の足も折れる。が、ロボットの反撃(火炎放射器)がクレウスに飛び、致命的命中(!!)が起こる。

しかし、ロボットの奮戦もそこまで。ガスガスと袋叩きにされ、戦闘は終わった。

 

GM:(う〜ん、こりゃ予想外の事態だな。)ダメージは3点で、致命的命中は・・・

   (コロコロ)あ゛っ!!

クレ:・・・何?

GM:・・・ごめ〜ん、『大出血U』だ。

一同:おひ!!

 

この『大出血U』という怪我は、15分以内に治療しないと死に至るという重傷である。

 

ジュット:どうするんですか!?今治療できる人なんていませんし、

     基地に連れて行くにしても時間が・・・。

スト:・・・とりあえず、警備室ならすべての部屋を管理しているはず。

   もしかしたらメディカルルームがあるかもしれない。調べてみよう!!

GM:ちなみに火炎放射器が当たったんでクレウスはしばらく火炎に包まれているが?

セリス:そんなの、消火器を探してきて、さっさとかけます。

GM:じゃあ、何とか消し止めたっと。

   で、警備室のプロテクト解除はサトーシがやってくれるといってるので、

   (コロコロ)うん、解除できたよ。

ケン:で、メディカルルームは!?

GM:あるよ。名称が「人体改造室」と怪しい名前は付いてる(笑)が、

   治療施設も星間連盟時代のものがあるようだ。

セリス:ひょっとしてそこで改造を受けると「雷獣シュート」とか「ドライブシュート」    とかが打てるようになるとか(笑)

 

何とか、クレウスをメディカルルームに運び込み、治療を行う。

一安心の小隊メンバー達(とGM)

 

GM:(ふう〜よかったぁ・・・何かあったとき、念のため対処できる様に

   謎ルームにしといたんだけど・・・)

セリス:しかし、火炎放射器で何で大出血が起こるのかしらぁ?

スト(プレーヤーに戻って):まっ、その辺は考えない方がいいでしょう。

   突っ込むと話がやばくなるから(笑)

 

治療を終え、この階に残された最後の部屋、メインサーバアクセスルームを調べることになった。

 

クレ:警備室で、中の様子を探るけど・・・。

GM:中に人がいる。人数は1人。

クレ:部屋に付いてる、警備システムでその人撃てます?

ジュット:ちょいまち!この人が敵かどうかなんてわからないじゃないか。

スト:ああ、そうか、そういうことも考えられるな。

GM:まあ、たぶん敵だろうから、殺しちゃってもかまわないと思うが・・・

   って、アレス条約違反じゃん!

ケン:中の人間の様子、もう少し詳しくわからない?

GM:えっとね、そいつは白衣を着て、椅子にもたれかかったまま寝ているようだ。

スト:ようだ(・・・)?

GM:きみたち、外で激しく戦闘していたよね?

   にもかかわらずこの人が動いた気配は全くない。

   だから、寝ているように見えると言うこと。

クレ:寝ているんだったらさすがに戦闘には気が付いてるはずなんだけど・・・。

   マスター、その人の顔色って悪くない?

GM:(やっと気が付いた)うん、悪いね。かなり焦燥しきっている感じだ。

スト:むう、するとこの人はほぼ無力だな。

ケン:じゃあ、突入しちゃいますか?

セリス:いっちゃえ!!

スト:じゃ、行こうか。警備室にはサトーシさんとジュットをおいておき、

   無線で呼んだら扉を開けてもらうと言うことで。

GM:メインサーバアクセスルームに着いたよ。

ケン:さてと、開けて。

サトーシ:わかりました。『カチャカチャ』『ウィーン』

セリス:「ふりーず!」と笑いながら陽気に近づきますわ。(笑)

スト:「れっつ、しゅーてぃんぐ!!」か?(笑)

クレ:う〜つ〜な〜!!

GM(サ−バルーム内の人):何で人間が入ってくるんだ?

ジュット:(無視して)は〜い、こっちの質問に答えるように。

サーバ内の人:おまえらは何者だい?

ジュット:それはこっちの質問!

サーバ内の人:じゃあ、一つだけ聞かせてくれ。

       君たちは軍人か?それともトレジャーハンター?

セリス:(偉そうに)アレス条約は知ってるわ。

クレ:(ぼそっと)知ってるだけで守らないことが多いけど。

サーバ内の人:(力無げに)・・・もういいか。捕虜にしてくれるかな?

スト:あなたの所属を行ってもらおうか?

サーバ内の人:はいはい、とりあえず君たちのおかげで助かったし。

       所属はドラコ軍付属大学所属遺跡発掘同好会の・・・

一同:ど、同好会!?

サーバ内の人:・・・嘘です。すいません。

一同:(とりあえずけりを入れる)

サーバ内の人:ドラコ軍の遺跡発掘調査団のメンバーです。

ジュット:あれ?何で「団」なのに1人しかいないの?

調査団:私1人が捕まったからだよ(怒)

 

調査団メンバーによると、彼はプロフェッサー「カーチー・S・リーフ」(あらすじどおりストラット小隊の宿敵である。が、結構間抜けであるため、小隊は徐々にではあるが追いつめつつある。)の助手をしていたらしい。とりあえず、メインサーバを押さえ、制御できるようになったので管理していたのだが、ある日ちょっとしたミスで、ここの警備システムを作動させてしまい、解除できないまま3日間過ごしていたらしい。その時点で、この階のセキュリティははずせており、その下の調査を始められる状態だった。が、そのあとのことはどうなったか知らないと言う。情報を引き出した小隊は下の階を安全に歩けるゲストIDを発行し、下の階を調べることにした。

 

GM:じゃ、なにごともなく、地下4階まで降りてきた。

ジュット:この階の構成は?

GM:外から見た感じでは廊下が直線的に続き、その片側に扉が3つある。

   その先は暗くて見えない。

ジュット:その扉には「警備室」みたいなプレートとかない?

GM:とりあえず見つからないね。

スト:先に廊下を探るか、それとも手前の部屋から1つづつ当たっていくか・・・。

ケン:手前の1つ当たってみて様子を見ましょう。

クレ:私もそれの方がいいかなと。

スト:じゃあ、そうしよう。扉を開けるが。

GM:さっきのゲストIDがあるので扉は簡単に開く。

セリス:じゃあ、今回もクレウスに行ってもらいましょう。安全度は一番高いし。

クレ:2度目の三途の川はごめんなんですが・・・。しかたないですな。

GM:じゃあ、クレウスが覗くと少し大きめの端末が4つほど見える。

クレ:サトーシさん、データあるみたいですが・・・。

サトーシ:いやあ、もうここはたぶんデータ取り尽くされてるだろう。

     それよりも一応、部屋の隅で陰になってる部分があるみたいなんだが、見ても

     らえないか?

クレ:なんかやな予感が・・・。これ、プレーヤーが感じてますんで。

GM:のぞくの?

クレ:・・・覗きます。

GM:(ニヤリ)

クレ:なに、そのにやけは!?

GM:べつに〜。(ホントになんにもないんだがとりあえず不安がらせておくか)

   で、サトーシによるとやはりコンピュータの記憶装置ごと取られているらしく、何も見つからない。

 

ケン:じゃ、さっさと次の部屋行こう。

ジュット:オッケーっす。

スト:この部屋の小物系は帰るときにでもあさろう。

GM:次の部屋に行く訳ね。ここの部屋には特に手がついてないようだね。

スト:じゃあ、サトーシさん。どーぞ。

クレ:どーぞ。

サトーシ:・・・君たちはこの部屋を怪しいとは思わないのかね?

スト:???

サトーシ:普通に考えてだね・・・。

     手つかずの部屋なんて

   何か罠があるに決まってるでしょうが!!!

ジュット:ああ、そういえば。

スト:いや、こんな手つかずの所は危ないから

   サトーシさんにお任せするという意味だったんですが・・・。

サトーシ:その危険を身代わりするのがあんたらの役目だろーが!!

ケン:じゃあ、やめる?

サトーシ:遺跡内にある手つかずのコンピュータ・・・。(しばし思考する)

     さ、さわりたい!!

スト:じゃあ、行ってみよう!

ジュット:とりあえずほかの部屋に警備室がないか確認してみましょうよ。

     安全ならそこを確保した方がいいはずですし。

スト:・・・そうしようか。開けとくだけ開けて中の様子を確認してからでも

   入るのは遅くないし。

 

その後、いくつかの部屋を覗いてみる(途中でトラップに引っかかりそうになりながら)

途中、上のフロアで遭遇したのと同型のロボットと戦うが、なんとか破壊し、このフロアの探索を続ける。が、この階にめぼしいものはなく、どうやら何者かが侵入したと思われる地下4階に情報もあまり収集せず(できず)突入する。

(スト:いやあ、相変わらずの展開だな。

 GM:まったくだ・・・って、進歩しようとはおもわんのか?きみの部隊は!

 スト:それをうちの部隊に期待するのか?あんた。(笑)

 GM:・・・・・。ふぅ〜〜(嘆息)私がバカだったよ。)

GM:階段を下りていくとそこは道がパイプ状になっている。で左右に分かれている。

スト:さて、どっちから行こうか?

ジュット:じゃ、「左手の法則」と言うことで、左から当たりましょう。

スト:根拠は?

ジュット:何いってるんですかぁ!世の中には「ふぁらりす」という神がいまして

     ・・・(長いので以下略)ですから左からいくべきなのです!!

セリス:じゃあ、言い出したジュットが先頭ね!(断言)

ジュット以外:(無言でうなずく)

ジュット:え゛っ?!

スト:だって、今回は新人の訓練もかねてるわけだから、新人の判断を見てみようと・・。

   でも新人の判断で死ぬのはいやなんで、

   きみが自分で率先して自分の判断が間違ってないか証明しなさい、ということだ。

ジュット以外の一同:(深くうなずく)

セリス:経験がないからといって使わないでいるといつまでも成長しないじゃない。

    だからこれがよい機会だと思って、思い切りよくいきなさい!

クレ:(あくまで冷静に)で、死んだら不慮の事故と言うことで。

ジュット:こんな小隊、い・や・だ〜!!

 

というわけでここの探索を始める小隊一行。廊下を歩く分には現在のゲストIDで襲われることはないだろう、ということで「ずかずか」進む。結果、一周した時点でこの階はドーナツ状になっていることがわかる。(敵には遭遇しなかった。)ちなみに、輪(というか歩いているパイプ状の廊下)の外側にある扉が2つ、内側に向かっている扉が1つあるのを発見した。

 

クレ:さて、どうします?どこの扉から開けますか?

スト:じゃあ、外側の扉の一つを開けてみよう。

GM:えーと、そこはパスワードが必要だね。

クレ:じゃあ、解除します。経験点ください。

 

このゲームでは成長に使う経験点を各種判定が有利になるように使うことができる。

これによりGMはかなりの無茶をしても大丈夫。いやあ、なんてGMに親切なシステムなんだろう。(その他の点に関しては・・・実にアメリカンテイストなシステムだね、うん。)

 

セリス:ハイハイ、じゃ+1だけ。

ケン:俺も同じく。

クレ:じゃ、振るよ。(コロコロ)+4成功。

GM:では、扉が開く。どうやらホストコンピュータがおいてるみたいだね。

   そのほかには何もないみたいだが。

一同:???

クレ:まあ、とにかく中を探ってみよう。

GM:部屋の中に入る?するとホストコンピュータが

  「何かご用でしょうか?」とたずねてきた。

スト:おおっ!!音声入力システム!!

 

ここで、小隊メンバーはホストコンピュータと対話しながら、ここの情報を引き出す。

 まずこの階の情報。外側のもう一方の部屋は警備室になっていることがわかった。内側の部屋に関してはセキュリティレベルが高いらしく、何かわからない。

次に、この設備の建設目的を尋ねてみる。何が作られていたかによっては飛躍的に価値が高まるからである。答えは「自動(決して”児童”ではない、念のため。)コントロール装置の開発」。簡単に言えばAI(人工知能)の研究をしていたらしい。また、最近の入退室記録を調べていくと3日前に12人(!)ほどがこの階にいたらしい。2階に取り残された技術者の話から考えるとやはりクリタ残党だと思われる。これによりあまり時間がかけられないということが判明した。

 

ケン:もう時間がなーい!!さっさと警備室いくぞ。

GM:それでは、警備室の前に着いた。

スト:偵察兵のみなさ〜ん。よろしく〜!!

クレ:じゃあ、(コロコロ)うっ!失敗。

ケン:俺がやるの〜?(コロコロ)当然失敗。

サトーシ:はあ〜、また私がやるんですかぁ?別料金いただきますからね。(コロコロ)

     あっ、失敗してる。

スト:何っ!!

GM:するとだね、「パスワードの入力に失敗しました。

   10分以内に新しいIDを発行してもらってください。」といってくる。

スト:ふぅ〜。(嘆息)危なく侵入者扱いされるところだった。

一同:『私らは侵入者じゃ!!』

スト:あ、そういえばそっか。

セリス:いいからとりあえずIDの再発行を受けないと。

    またロボットに追い回されるのイヤですからね!

クレ:ハイハイ、わかったわかった。

 

というわけで、ホストコンピュータから新たなIDを取得すべく、今度は慎重に時間をかけて行動する。新たなIDを(ハッキングで)手に入れたことにより追加情報として内側の壁にはさらに下の階層があることが判明した。

 

セリス:あの〜、ちょっと気になることがあるんですが。

GM:なに?

セリス:内側の下の階層に行く通路以外に5つくらい空間があるんですが。これって?

GM:ああ、気づいた?じゃ、「コンピュータ技能」を持ってる人振ってくれる?

スト:サトーシさん、お願い。私もできるけどあくまで補助手段程度しかないんで。

サトーシ:はいよ。(コロコロ)・・・ごめん。

一同:お〜ひ。

スト:じゃあ、私が振るしかないのか。(コロコロ)おおっ、出目が10!+4成功。

GM:なら、わかった。それらの空間には警備ロボットが1台づつはいっている。

   不用意に下の階層に行こうドアを開けたら、死ぬかもしれんトラップだ。

   下への階段に正しくドアをあわせないと降りられない。間違えると目の前に

   ロボットが!ということになるよ。ただ、さっきの出目では解除できなかったので、

   改めて解除してね。

スト:もう俺はやらんぞ〜。はっきり言って、あんな奇跡みたいなことはおれにはできん。

 

さて、なんとかトラップの種類を解明した小隊は時間をかけて

トラップを解除しようとした。が・・・。

 

GM:(<コロコロ>おや、2時間たった時点で気が付いたか)ストラット、

   トラップを解除しようとしているサトーシがあわてだしたよ。

スト:なんかいやな予感がするな。どうしました?

サトーシ:いやあ、参ったよ。どうやら敵にホストコンピュータをハッキングしてるのが

     ばれたみたい。(笑)今賢明に対抗してるけど・・・、やばいなぁ。

スト:(すかさず)そこで寝ている経験点余ってる奴。使いなさい!!

セリス:(ちょっと寝ぼけて)ふにゃ?

スト:よし、オッケーだそうだ。最大の+5かけてくれ。

GM:はいな。(コロコロ)よし、なんとか耐えたな。

スト:リプレイでは「セリス寝ながら、小隊危機を救う」としよう。(笑)

 

となんとかきりぬけた。結局、トラップの完全解除は失敗し、一大のロボットが出てきたが、大した被害もなく(ダメージはそこそこ喰らってはいたが)なんとか倒すことに成功した。そして、最深階層に入るとそこは螺旋階段だった。

 

GM:螺旋階段の下の方に明かりが見えるよ。

スト:質問で〜す。

GM:なに?

スト:(嬉しそうに)『あかり』ってどの『あかり』?

セリス:(プレーヤーに戻って)やっぱ「某衛星上で『うんどうかい』やってるあの人」

    でしょう。

GM:いや、昔おさげだったんだけど、今はリボンな幼なじみ。

スト:いいや、そうではなくてだ・・・。

 

しばし『あかり』談義が続くので以下省略。

 

GM:(本題に戻って)で、その明かりの方をよく見てみると下の方に空間が見える。

   そこには中世ヨーロッパのナイトが使っているような盾と剣を装備した

   黒い見たことのないメックがある。

スト:(メックを見た瞬間つぶやく)・・・ブラックナイト・・・。

クレ:とりあえず誰かが乗り込んでいる様子はないよね?

GM:大丈夫そうだがねえ。

ケン:敵は間違いなく待ち伏せしてるだろうなぁ(ヘラヘラ)

スト:よしわかった。「ゆっくり急いで、気をつけて進む」これでいこう!

セリス:たいちょ〜。実演してみてくださいよぉ〜。

スト:やればわかる、やって見ろ!!

セリス:そんなぁ!?

GM:さてと(おもむろにダイスを振る<コロコロ>)どうやらジュットが気が付いたな。   きみの足下にワイヤーが張られている。

ジュット:っぶね〜。早く処理しないと。

クレ:待て!クリタのことだ、間違いなく2重3重トラップを仕掛けている可能性がある。

   とりあえず赤外線ゴーグルで観察してみます。

GM:(ちっ、鋭いな)赤外線がちょうど腰のあたりに1本走ってるよ。

クレ:(本人が一番驚いて)ま、まさかホントに走ってるとは!?

ケン:罠2つ目っと。

スト:念のため、双眼鏡で、もう少し周りを観察します。

GM:そうするとだね・・・(コロコロ)なんか遠くの方でレーザーサイトが

   チカチカしているような気がする。

スト:トラップが作動したら狙い撃ちという寸法か。さすがはクリタだな。

   ちなみにサイトで狙いをつけているのって、まさか小口径レーザーじゃないよね?GM:さあ〜。なんだろうねぇ?

 

トラップの解除を試みる小隊メンバー達。また、レーザーサイトで狙いをつけているトラップは狙撃で対処することにした。結果、それぞれの解除・狙撃には成功した。が、それを合図に隠れていた敵兵が一斉にこちらへ射撃を開始したのだった。

 

スト:なんじゃ、この数は!!

セリス:あの〜、逃げましょうよ。隊長〜。

スト:そうしたいよ、私も。

 

螺旋階段上という不利な地形の上、不意打ちを食らい、その上数で負けている小隊はかなり不利な戦いを強いられる。最初の3ターンが経過した時点でクレウスが肋骨を骨折し、ジュットがSMGの流れ弾で足首切断(?)という重傷を負う。

 

ジュット:た、隊長!副長でもいいですぅ。助けてください!もう死にそうですぅ!!

クレ:アブねー!また三途の川が一瞬見えた。

セリス:え〜?だって前に出ると死にそうだし〜。

スト:きみはまだほとんど無傷だろうが!!

 

劣勢に陥っている小隊は結局の所最終手段として「バンザイ突撃」を行うことになった。この捨て身の攻撃が敵のダイス運まで吸い取ったのか敵の攻撃はうまくかわし、こちらは集中砲火による各個撃破で、少しづつ戦力を削り取っていく。そして・・・。

 

ケン:(コロコロ)命中!ダメージは14点!

GM:はいはい、これで敵は全滅したよ。

スト:みんな〜、生きてる?

一同:・・・・(みんなボロボロで声も出ない)

ジュット:早く、メディカルルームに連れてってください〜。

     足首がブランブランしてるんですが。

クレ:とりあえず捕虜のIDを使えば上にいるロボットから

   安全に逃げられるとおもうのだが。確かワンランク上のものがあったはず。

スト:よし、それだ。じゃあ、治療している間に捕虜から情報を聞いておこうかな。

   さて、捕虜A君。

捕虜:・・・。

スト:とりあえずカーチーはどこにいるのかな?

捕虜:・・・。

スト:素直に言わないとアレス条約忘れちゃうよ?!

   ここなら誰も見てないしねぇ(にやり)

捕虜:・・・。

スト:仕方ないな。ケン!こっちに来てくれ。

ケン:なんですか?

スト:この捕虜の尋問をしてほしいんだが。

ケン:え〜?でもまだ傷の手当してないし〜。

スト:まあそういわずに、な?

ケン:はあ、じゃさっさと終わらせましょう。

10分後

捕虜:隊長さん〜。何でも話しますから助けてください!

スト:あれなんかさっきと全然態度が違うな?ケン?いったい何やったの?

ケン:なにやったと思います??(不気味な薄ら笑い)

スト:・・・いや、聞かないでおこう。

 

ケンが捕虜に何をやったかはとりあえずおいておくとして(笑)捕虜の話では、リーダーであるカーチー・S・リーフはすでにここにはいないらしい。正確にはカーチーが逃げるための時間稼ぎをこいつらがしていたようだ。カーチーはここにおかれているメックのデータを収集し終わっている。ただ、ここからメックを出すにはとてつもないエネルギーを遺跡に補充せねばならず、ここからメックを出すためのエネルギーを降下船から供給するため、降下船を呼びにいったらしい。だが、こちらがホスト・コンピュータにアクセスし、調査したところによると、どうやらエネルギーはある場所から引き出せるという情報があった。どうやらカーチーは「暗号解読装置」というコンピュータハッキング用の装置を持ってきてなかったらしく、情報を完全に引き出さなかったらしい。小隊メンバ−はメックの搬出路を確保した。その後、治療を終えた小隊メンバーはまずその報告を基地にし、降下船を呼んでメックを回収するよう連絡に走る。また、残りの部屋をあさり小銭を稼ぎつつ、ここをあとにしたのである。

 

スト:はあ〜、今回は全くひどい目にあったな〜。

ジュット:でも隊長今回は何もしてないじゃないですか。

ケン:ああっ!!いってはならんことを(笑)

スト:(ブチッ)なにをぉぉ!!じゃ、きさまら捜し物とか修理は全部自分たちでやれ!!   俺はもう面倒をみてやらん!!

セリス:そうよそうよ。

スト:おお、セリス、わかってくれるのは同じ整備兵のきみだけだよ!

セリス:隊長はどうでもいいところではとても活躍してるじゃないですか!!

スト:(ガクッ)・・・おひ!

クレ:そうですよ。隊長は活躍してるじゃないですか。

スト:さすが、クレウス。なんだかんだいってもよくわかってくれてるな。

クレ:隊長はメックに乗っているとき間接砲撃をすべて自分だけに集中させている

   じゃないか。みんなの身代わりになってるんだぞ!

 

(上記の件に関してはZOC新入生歓迎号参照)

 

スト:・・・貴様ら今度メック戦闘があったらおぼえとけよ!!

ケン:まあ、とにかくいいじゃないですか。メックも手に入ったんだし。

スト:確かに終わりよければすべてよしか。

GM:さて、反省会(?)はそれくらいにして、今回発見されたメックは

   運用試験という形でこの小隊に配備されます。搭乗者は誰?

スト:やっぱ、今回大活躍だったケンに与えるべきじゃないかと思うが、

   みんなそれでいいよね。

セリス:まあ、いいわ。でも今度ボーナス入ったら何かおごってもらうわよ。

クレ:いいんじゃないですか。結構今回は助けられましたから。私はいいとおもいます。

ジュット:私としてはちょ・・・。

スト:ジュットもオッケーという事ね。

ジュット:いやちが・・・。

スト:(無視して)ケンこれがきみの愛機だ。頑張ってくれよ、これから。

ケン:わかりました。せいぜい頑張りましょうか、給料分くらいは。

ジュット:あの〜、私の意見は・・・いえ、いいんですどうせ私は新兵ですから。(嘆息)

GM:で、この機体「ブラックナイト」というのだが、その操縦マニュアルが

   ホストからプリントアウトされる。

スト:これが「ガンダ○」!!(笑)

ケン:受け取りました。えっと武装は・・・。

スト:(さっきの続きをまだやってる。)「何か!何か武器はないのか?」

セリス:隊長〜、アニメの見すぎですよ、それ。

クレ:第一、武器は明らかじゃないですか。

スト:とりあえず「○ンダムごっこ」したかったんだい!!

GM:武装はやはり見た目どうり接近戦用作られた剣と盾で戦う異色のメックだ。

スト:やっぱりミサイルとか、マインがたくさん詰まってる盾なんだろうな。

クレ:なんで「ギャ○」?

セリス:「エネルギーゲインが通常の5倍あるじゃないか!!」

GM:あと、頭部に訳のわからん装置が付いてる。

クレ:バルカン?

GM:だ〜か〜ら〜、何でそっちにもってくかなぁ〜!

   何かエネルギーフィールドを発生させてレーザーを多少防げるらしい。

スト:なんかとてつもないメックもらっちゃったなあ〜。

GM:と言うところで今回はお開きにしようか。

一同:お疲れさまでした〜。

スト:最後に教訓「メックウォリアーで個人戦闘はやっちゃいけない!」

   皆さんも覚えておきましょう。(笑)

 

あとがきみたいなもの

 

 ドーモお疲れさまでした。今回もかなりの分量になってしまい、さらに誤字脱字がたらふくあるというとんでもない代物になってしまいました。反省。

さらに反省すべき点はありまして・・・。今これを書いているのが締め切りを見事に過ぎているという日なのです。

いつものことといえば、いつものことなのですが・・・。反省。(「反省だけならいつでもできるんじゃ〜!ボケ〜!!」 担当編集者の蹴りが飛ぶ)ああ、すいません、すいません。これ書いたらもう終わりなんでどうか後慈悲を!

 まあ、反省はともかくとしまして。今回のリプレイいかがだったでしょうか?今回はメックウォリアーRPGのメック戦闘以外を中心に取り上げてみました。はっきり言いまして、メックウォリアーRPGの人対人の戦闘はものすごくバランスがいいためとても死にやすくなっています。文中でもあるようにできるだけ対人戦闘はさけるべきです。人間命が一番大切ですからね。命がなくてはメックも乗れなくなりますし。皆さんも健康には注意しましょうね。決して「センチメンタルジャーニー13時間耐久プレイ」とかやらないように。(いや、私はやったけどね。<笑>)

 最後に締め切りが大変遅れたにもかかわらず大変寛大なお心で期限を延ばしてくれた

担当編集者O野氏、並びに編集長であるE島氏、K田氏。大変長時間にもかかわらずこのプレイに参加してくれたプレーヤーのY口氏、F家氏、N田氏、今回もリプレイ取りの場所を提供いていただき、プレーヤーとしても参加してくれたS内氏、今回はプレーに参加していただけなかったのですが、いつもすばらしい挿し絵を描いていただいているT橋氏、そして忘れちゃならないこのRPGのマスター様H澤氏、最後にこのリプレイを読んでくれているあなたに感謝の言葉を述べさせていただいて、「あとがきみたいなもの」とさせていただきます。ありがとうございました。

 

                 平成10年10月某日 リプレイ著者 田中 誠

 

                   ご意見・ご感想は ayaka@cx.airnet.ne.jp まで。