はちろう神社の垂訓

裸人倶楽部の第一回の集まりたる「早朝乾布摩擦大会」の顛末を表した書。


ことのはじまりは蓬莱タイムス2月号に載ったこのケッタイな素晴らしい広告。

『噂の非公認同好会ついに発足!

裸人倶楽部発足記念第一回行事
早朝乾布摩擦大会

2/11(日) 朝07:00集合
場所:はちろう神社。
ふんどし、海パン一丁で参加すること。

主催:最強最後の解脱者『絶倫太郎』
弟募集中!』


これをみて参加してくれた人物3名。
ビキニパンツが豪快な・ルーカス・スター・キラー
紐パン一丁の美女・砂端菜緒
間違って来たとぬかすのでひんむいた脱がせてあげた・長門仙。

そして、彼らの前に立つ坊主頭の稚児風の男こそ絶倫太郎だった。
彼は、自分の意見に賛同して集まってくれた同志に感動。
新しい同志達に洗礼名を付けて呼び合うことにする。
そして、自らは「聖マッスル」と名乗り裸体の教えを広めていくことを決意する。

そして、最初の教えを垂れることとなる。

「服を着ている者は幸いである。
 彼らは服を脱ぐ感動を味わえるであろう。」

「裸体の者は幸いである。
 彼らは風邪をひかないであろう。」

「裸体の者は幸いである。
 彼らは田虫に冒されないだろう。」

「裸体の者は幸いである。
 彼らには隠しだてするものがない。」

「裸体の者は幸いである。
 いつでも簡単に風呂に入れる。」

「裸体の者は幸いである。
 彼らはもはや少々のことでは動じない。」

「裸体の者は幸いである。
 彼らは愛の戦士である。」

「裸体の者は幸いである。
 彼らの肉体は素直であるだろうから」

「裸体の男女は幸いである。
 なぜそうなのかはいうまでもない。」


この教えは後に「はちろう神社の垂訓」と呼ばれる。

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僅か四人にしか配られなかったリアクションではあるが、
その後三人の弟子(?!)によりこのリアクションはバラ巻かれ
裸人倶楽部という怪しい団体の存在は少しずつ広まっていく。

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