蓬莱学園生誕10年記念・制作者の思い入れ

  
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気がついたら10年目。蓬莱も長いものであるが、この団体も息が長い。
88で、全く目立てなかったパワーを「恥も外聞もあるもんけぇ!目立つためなら、とことんイロモノやったるわい!」
と暴走させた結果、絶 倫太郎と裸人倶楽部は結構有名になっていた。
(ほとんどは、六行道士と信者になってくれた人たちのおかげであるが。)
勝利の美酒(?)に酔いしれた自分は、その後の道を蓬莱でなくPBMを選び、「那由他の果てに」で
とことん遊びまくった。
そうやってる内に裸人倶楽部は教団になって、マッスルは不死身になり、
ほんの些細な冗談が(臨時講師合格とか、上福岡総統と組んで選挙にでようとか)でっかい結果を呼び、
裸人教団は追加シナリオに出まくり、関連書籍に裸人の二文字が載らない事は無く・・・
マッスルはいつのまにか、自分の手には扱いきれないモンスターになっていた。
裸人教団は、筋肉ダルマの兄貴衆になっていた。
ある時、他社のPBMのオフイベで担当マスターにこう言われた。
「貴方が聖マッスルのプレイヤーと知って色眼鏡で見てました、けど行動はディブ内では一番まともでした、すみません」
自分がほったらかしたツケが一気に来た、と思った。内心ショックだった。
で、自分自身のスランプもあって(仕事が多忙と言うこともあって)しばらく、表舞台から姿を消した。自分がマッスルのPCである事も隠した。
(でもPBMはやめなかったところが未練がましいのだが)
そんな間に遊演体がPBMから撤退し、蓬莱FCが解散しても後から蓬莱にやってきた
精鋭達がワールドを活性化させていた。ふと久しぶりに蓬莱関連を探ってみた。
総統も去り、閣下も去り、ドクターも八雲会長も去ったというのに、あの男は健在だった。
裸人教団もトラブルメーカーとして健在だった。
・・・少しずつであるが、当時の資料を整理し始めた。あくまでも自分の為だったが。
 
図々しくも、先日のイベントに出てKISSの事を思い出した。
白塗りのメイクと派手なパフォーマンスで世界を躍らせた後、
人気の低下とともにメイクを落とし、メンバーも変わり、人気も下火になった。
その内、KISSを見て育った世代が同じくアーティストとなり、KISSを讃えだした。
彼らは再び元のメンバーに戻り、メイクを付けて歌った。
久しぶりに世界を躍らせる結果になった。
 
思い上がりも甚だしいが、自分がそんな気分になった。人間とは、まっこと単純なモノである。
 
久しぶりに、蓬莱と裸人を整理しにゃいかんな、と思ってキーを叩いている。
すっかり、筆無精になっているのでいつ終わるかは、やっぱり不明だが。
しかしモンスターを生み出した責任は自分で付けねばなるまい・・・
ってDrテンマか俺は(笑)。
 
(本当にケリをつけるのならマッスルが卒業するのが正しいのだろう。
 けど、そこまで踏ん切れないのも悲しい親心ちゅうか。エゴちゅうか。)

KISSについて、トドメをささせてもらえば。
復活・再結成という最後の隠し玉を出してしまった彼らは現在の世界ツアー終了後に
解散の予定である。


ちなみに、これを書いたのは2000年の蓬莱学園10周年の頃。
ポスタル・テイルのイベントに参加した際、10周年記念のコメントを要請されたとき、
自分はいつもの「ぜつりん」一言で済ませたが、
他のみんながマトモなことを書いていたので慌てて一応書いてみた。
が、結局未提出に終わったモノ。