タイトル ザ・スクリーマー
メーカー マジカル・ズゥ
機種 PC−8801、9801
メディア FDD
ジャンル RPG、近未来
解説 1990年、地球規模の異常気象による食料危機が人類を襲った。
日本は人工的な食料生産を目的とした遺伝子工学研究所BIAS
に全てを託した。しかし、どのようなテクノロジーによっても食料危機を
乗り越えることはできず、折りしも勃発した第3次世界大戦の中、
遂にBIASは廃棄された。しかし、廃棄されたはずのBIAS内では
人間の制御を越えた暗闇の中、異様な怪物が増殖しつづけていた。
大戦後のBIASは怪物と狂ったコンピューターが支配する悪魔の塔と
化していた。政府は対策として、怪物の首に賞金をかけ、命知らずの
連中がBIASへと潜り込んでいった。
暗闇の中に叫ぶ世紀末のハンター達、彼らはいつしかこう呼ばれた。
「ザ・スクリーマー!」
説明 マッドマックス2に代表される「ホロコースト・パンク」の代表的RPG。
ファンタジー全盛期に登場した本作はRPGの革新作だった。
プレイヤーはスクリーマーとなって、暗黒の塔BIASへと潜り込み、
モンスターを倒しつつ、BIASの謎を解き明かさねばならない。
変わったところは経験値とカネの稼ぎ方。
モンスターを倒すと、そのモンスターに設定されたBP(ビースト・ポイント)
が記録され、町に帰ってから「首屋」と呼ばれる政府機関に報告すると、
BPがクレジットに換金されるというシステム。
また、町には他にも、「武器屋」「医者」「酒場」があり、酒場にいくと、
同業者(ライバル)スクリーマーがたむろしていて情報やアイテムの
交換ができるという、これまた初のシステム。
(NPCを本格的に起用したのもこのゲームが初。)
ドアが開く、ランプがまたたくといったアニメーションの起用も
これまた初のシステム。
さらに、グラフィックに劇画家の東本昌平を起用。
ブック型パッケージには東本氏の劇画を載せるなど、
とにかく斬新なシステムだった。
戦闘シーンがショボいアクションゲームという点だけが、
唯一のそして最大の欠点。
蛇足 このゲーム、ゲームオーバーがシビアである。
戦闘に負けてゲームオーバーになると、キャラデーターがディスクから
消去されてしまうのである!死んだら、ハイそれまでよという惨い設定。
対策として、BIASに入る時はディスクにライトプロテクトシールを貼って
潜ってました。一度シールを剥がすのを忘れてBIASを出てしまって、
それまでの結果が全てパー、なんてこともありましたが。
戯言 とにかく88のゲームの中で1番好きな作品だけに思い入れが深い。

気をつけな、レベルはREDだ。


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