1998年4月1日の記者会見より

山崎: それでは、arostateの緊急記者会見を行いたいと思います。
鶴薗と山崎: 1998年4月1日、arostateはQT-Aro Nexyシリーズを発表します。
鶴薗: arostateでは、「QuickTimeをより楽しく、より快適に」をキーワードにしたQT-Aroシリーズをリリースしてきました。
そのQT-Aroシリーズのほとんどは、System7.0とQuickTimeバージョン1.0当時に設計されたものであります。したがって、バージョンアップを続けた一部のソフトを除き、機能面および構造面から見て古さを否めない状態が続いていました。
また、arostateではQuickTimeに関係ないソフトを「poo's Utility」や「Rusty Compass」などのユーティリティシリーズとしてリリースしてきましたが、QuickTimeに関係しているかどうかでシリーズを分けるというやり方には、スッキリしないものがありました。
山崎: 「PeelIcon」はQuickTime使っていないし。(笑)
鶴薗: そこで、QuickTimeに捕らわれない新しいシリーズとして「QT-Aro Nexy」シリーズを誕生させました。
記者: 従来のシリーズ物とはまったく別のシリーズということでしょうか?
鶴薗: 「まったく別」という訳ではありません。
従来のシリーズに含まれていたソフトでも、バージョンアップの際にはQT-Aro Nexyシリーズとしてリリースする予定です。
ただし、バグフィックス程度のバージョンアップでは従来のシリーズのままにするつもりです。
記者: なるほど。新シリーズの位置付けは分かりました。
ところで「Nexy」という単語は英語ではありませんが、どんな意味の言葉なのですか?
鶴薗: 意味なんてありません。
記者: えっ?
鶴薗と山崎: Think nothingです。
記者: ...。
記者: 意味がないのは分かりました。
では、この名前になった経緯を教えてもらえますか?
山崎: 知りたいですか?
記者: ええ。知りたいから質問しているんですけど。
山崎:

分かりました。お話ししましょう。

私と鶴薗は会社の同僚でもあるわけですが、Quakeというゲームを昼休みに対戦することを日課にしています。飽きずに1年以上続けています。
ちなみにネットワーク対戦なので、3人から5人で対戦しています。
楽しいんですよ、これが。ストレス解消にもなりますし。

記者: あの、そんな話はいいですから、Nexyの由来を話してください。
山崎: Nexyの由来を話しているんですけど。
記者: えっ?
山崎: Quakeでは、対戦中に相手にメッセージを送ることができるんです。アルファベットだけですけど。
相手が自爆したときなどは「DASA」などとメッセージを送って挑発したりするんですよ。
これによって、ゲームはさらに盛り上がります。
記者: やっぱり話が脱線していませんか?
山崎: してます。
記者: ...。
鶴薗と山崎: Think nothingです。

記者:

はいはい。
山崎: Quakeマニアというのが世界中にいまして、その人達が対戦用マップデータを作ってインターネット上で配布しているんですよ。
で、中には対戦が盛り上がらないマップもあったりします。
そんな時は「次のマップに変えよう」という意味のメッセージを送るんです。「次」ですから「NEXT」です。
で、ある時タイプミスをして「NEXY」と送ってしまったんです。
その「NEXY」という言葉が2人の心に強い印象を残していたんですね。
今回、新シリーズを始めるにあたって、名前を考えることになったんですが、その時に2人の頭に浮かんだ言葉が「Nexy」だったんです。
記者: ...そんないい加減な決め方でいいんですか?
川平滋英: いいんですっ!
鶴薗と山崎: Think nothingです。
記者: はいはい、分かりました。何も考えていないんですね。
マジメに考えた私が悪かったです。
鶴薗: し、失礼な。
記者: あっ。そういえば今日って...
鶴薗と山崎: ドキッ。
鶴薗: ほ、本当の話です。
山崎: そう。本当です。
「QT-Aro」だってQ太郎なんですから。
ロゴだと毛が3本あるでしょ。
記者: あ、本当だ。
山崎: ね、ね、信じてくれたでしょ?
鶴薗と山崎: ということで、QT-Aro Nexyシリーズとして3つのツールを発表します。
1つは開発中ですが、あとの2つは今すぐダウンロードできます。
それでは、QT-Aro Nexyシリーズをよろしくお願いします。
これからも増えていく予定で〜す。

こちらへどうぞ